トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

CHPのイマムオール氏がイスタンブル市長に任命された

2019年04月18日 | 国内
4月18日 選挙委員会が、地方選挙の2週間後、野党候補のエクレム・イマムオール氏がイスタンブル市長選の勝者であると発表し、イマムオール氏を市長に任命しました。トルコの最大都市イスタンブルで、公正発展党(AKP)の25年間の統治は終わりました。
 
 Hurriyet
イスタンブル新市長に選ばれたイマムオール氏(右)


イマムオール氏は、イスタンブル選挙委員会のあるジャーラヤン裁判所で、選挙証明書を受け取り、イスタンブル市長になりました。その後、メスト・ウイサル現市長からイマムオール氏への移譲式が、イスタンブル市庁舎で行われました。

イマムオール氏はイスタンブル市庁舎で、記者団に「私はイスタンブルの1600万市民に代って選挙証明書を受け取りました」と言いました。「私たちは責任を感じています。私たちはこの都市に必要なことを知っています。私たちはこの都市に住むすべての人々の要求を知っています。私たちはすぐに皆さんへの奉仕を始めます」

選挙委員会(YSK)によると、共和人民党(CHP)のイマムオール氏は、416万9765票を得ました。一方、公正発展党(AKP)のビナリ・ユルドゥルム候補は415万6036票を獲得しました。両者の差は1万3729票です。

AKPはYSKにイマムオールの任命を保留するよう訴え、イスタンブルの選挙の取り消しとやりなおしは査定されました。しかし、数えなおしても、結果はイマムオール氏がユルドゥルム氏より多くの票を得ていたことが明らかになったため、選挙委員会はAKPの訴えを斥けました。

しかし、YSKは、AKPと愛国者運動党(MHP)の選挙取り消しの申請を査定しつづけるでしょう。AKPは、イスタンブルの選挙に、同党の候補が不利になる深刻な不正が見られたと主張しています。1600万の住民と1100万人の有権者を有するイスタンブルは、トルコ最大、最重要な選挙区なのです。


「われわれは正常化を支援する」イスタンブル新市長

新たに選ばれたイスタンブル市長エクレム・イマムオール氏は「3月31日の地方選挙後のプロセスの正常化を望んでいる。それを実現するために、できることはなんでもする」と言いました。

 Hurriyet

4月17日、トルコの選挙委員会は、最大野党・共和人民党(CHP)の候補イマムオール氏がイスタンブル市長選の勝者であると宣言し、彼を市長に任命しました。イマムオール氏の勝利は、トルコ最大の都市イスタンブルにおける25年間のAKPの統治を終わらせました。

「私たちは受け入れられました。私たちに党派心はありません。私たちはこの都市を和解させるために来ました。和解はことばではなく、実践で実現します」と、イマムオールは就任初日の4月18日、サラチハネ区のイスタンブル市庁舎で語りました。

新市長はまた、「イスタンブルには解決が待たれる多くの問題があります。これからそれらに取り組んでいきます」と言いました。


   「ときどきダイアリー」ヘ
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ノートルダムの火災は、わ... | トップ | 「YSKがイスタンブル市長... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国内」カテゴリの最新記事