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雪崩地帯の捜索・救助活動を一時中止

2020年02月07日 | 国際
2月8日 東部トルコで起こった2度の雪崩で、少なくとも41人が死亡しましたが、2月6日、捜索・救助活動は一時中止されたと、当局が発表しました。

 Hurriyet

ヴァン県庁は、消防夫たちのために、天気その他の状況を把握した後、再開すると言いました。「技術委員会の査定後、捜索・救助活動を始める」と、県庁は2月7日、声明で言いました。「今日、プロのチームが3人の遺体を見つけたが、1人は救助活動中、雪崩の下敷きになった消防夫だった」と声明は付言しています。

救助活動がつづいているとき、75人が雪崩で負傷したと、災害・緊急管理局(AFAD)が言いました。最初の雪崩は2月4日に起こり、ヴァン県のバフチェサライでミニバスが雪崩に埋まりました。


「着陸失敗の原因はウインドシアと躊躇だった」専門家


パイロットと航空交通管制官のためらい、風速の急激な変化、イスタンブルのサビハ・ギョクチェン空港の使い古した滑走路の3つが、この飛行機事故の考えられる原因だと、専門家は指摘しました。

 Hurriyet

2月5日のこの事故で、3人が死亡、180人が負傷しました。ペガサス・エアラインのPC2193便は、2月5日、イズミルを発ち、悪天候の中で滑走路を外れました。交通インフラ省に任命された調査委員会の当初の査定は、“ウインドシア”の可能性に絞られていました。ウインドシアとは、風速と風向きの急激な変化です。

専門家によると、通常、パイロットは、マイクロバースト(瞬間突風)やダウンバースト(下降気流)が原因のウインドシアのリスクを避けるよう教えられています。「旅客機の追い風の限界は10ノットです。しかし、滑走路が濡れていると、限界は5ノットになります。この飛行機の着陸のとき、追い風は22ノットで、34ノット、時速61キロまでアップしていました」と、元航空管制官ザフェル・イエシルギュルさんは言いました。「このような状況のとき、管制塔は絶対、着陸許可を出しません。それに、パイロットはスクリーン上で風速を知ることができます。パイロットは着陸許可が出たとしても、ゴーアランド(着陸復行)を始めるべきでした」

トルコ人と韓国人の2人のパイロットが、むずかしい着陸にトライしようと決断したのは、時間と燃料の節約を考慮してのことだろうと、航空専門家でヒュリエット紙のコラムニストのウーウル・ジェベジ氏は書いています。「パイロットはつねに、乗客を定時に運ぼうと、できるだけ早く着陸しようとする。それが潜在的プレッシャーになっている」

サビハ・ギョクチェン空港の使い古した滑走路が事故の要因のひとつだったかもしれないと言う専門家もいます。生存者の1人、アルペル・クルさんは、「あのフライトは初めから終わりまで異常だった。激しく揺れたし、いつものフライトに比べて、すごく速かった」と言いました。


現トルコ・キプロス大統領が再選を期す

トルコ・キプロスの現大統領が、2月5日、4月26日に行われる2020年の大統領選に出馬すると発表しました。

 Hurriyet

「キプロス問題の解決は、政治的平等に基づいた解決でなければならない。両サイドが決議に関与し、大統領は交代制でなければならない」と、ムスタファ・アクンジュ大統領は、首都ニコシアでの選挙運動開始のスピーチで言いました。「われわれはギリシャ・キプロスの少数民族ではないし、トルコに依存する政府でもない」

72歳のアクンジュ大統領は無所属候補として立候補すると、記者団に言いました。「最も合理的な解決策は、2つの社会と2つの地域を持つ連邦国家の樹立です」


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