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「われわれは西洋を選ぶ」CHP大統領候補

2018年06月21日 | 国内
6月22日 共和人民党(CHP)の大統領候補ムハッレム・インジェ氏が、トルコとEUの緊張した関係を修復すると誓約し、われわれは“西洋を選択する”と強調しました。

Hurriyet
中央がCHP大統領候補ムハッレム・インジェ氏


「私は何人かの大使に会い、わが国の選択を変えるよう強いるべきではないと、彼らに言いました。私が大統領に選ばれたら、私はただちにヨーロッパの首都を歴訪します」と、インジェ氏は、6月20日、イスタンブルで開かれた会合で、新聞やテレビの編集長たちに語りました。

「私が早急に着手するのは司法制度です」とインジェ氏は言いました。「私はEUが言うことは気にしません。私はジェムエヴィを祈りの場として認めます。ジェムエヴィを持つことはアレヴィの市民の権利なのですから。学校の宗教クラスは必須でなくします」

「EUがわが国に望んでいることは、いくつかあります。しかし、EUが望もうと望むまいと、われわれには国民のために、なすべきことがあります。われわれは司法制度までEUに合わせなければなないのか?司法制度はEUと関係なく決めるべきです。私はEUの信頼も得ていると思っています」と、インジェ氏は、対外政策に関する問いに答えました。

「われわれは過去にもどりません。わが国の過去の議会制度はよくなかった。しかし、いまはもっと悪くなっています。われわれはこれを変えます。新聞の見出しさえ、1人の人物によって決められています。われわれはこれを変えます」とCHPの候補者は語りました。

・・・「ジェムエヴィ」はアレヴィ派の人々の礼拝の場です。トルコには多くのアレヴィ派の人々がいます。


政府は玉ネギとジャガイモの輸入を許可した

政府は最近の急騰する物価を抑制するため、一定の国から一定量のジャガイモと玉ネギの輸入を許可しました。


ジャガイモや玉ネギ、乳製品などの基本的食品の価格高騰はソシアルメディアでも論争を呼び、野党の批判を浴びています。

ニハト・ゼイベクジ経済相は、政府は種々の食品の価格高騰に注目していると言いました。「政府は玉ネギなどの食品の価格の急騰を防ぐ対策をとります。政府は一定の国から一定量の玉ネギとジャガイモを輸入することを許可します」と、ゼイベクジ経済相は、6月21日、テレビのインタビューで言いました。

イスタンブルでは、この1か月で玉ネギ1キロの価格が212%高騰し、6.5リラ(1.4ドル)になりました。昨年の6月、玉ネギ1キロは約1.3キロで売られていました。ジャガイモの値段も1か月で94%上がり、6月、6リラ(1.3ドル)になりました。昨年の6月、ジャガイモは1キロは約1.5リラでした。バターなど、ほとんどすべての乳製品も急騰しました。

最大野党・共和人民党(CHP)の大統領候補ムハッレム・インジェ氏も、21日、物価高騰を批判しました。「ジャガイモ1キロが1ドル以上になったのは、トルコで初めてだ。これは経済上の大問題だ」とインジェ氏は、トルコ最高のビジネス組織TUSIAD(トルコ産業・ビジネス協会)の委員たちとの会合で言いました。彼はトルコ経済は脆弱だと言い、経済問題の解決には、法の規定と民主的基本方針の維持が必要だと付言しました。


「過半数を取れなかったら連立でいくかも」エルドアン大統領

エルドアン大統領が、6月20日のインタビューで、「24日の選挙で公正発展党(AKP)が議会の過半数を確保できなかったら、連立制でいくかも」と語りました。

 Hurriyet

世論調査によると、選挙は予想以上に接戦かもしれず、エルドアン氏は大統領選で第2ラウンドの決選投票に追い込まれ、AKPは国会の600議席の過半数は確保できないかもしれないということです。「もし300議席以下なら、そのときは連立もあり得る」と、エルドアン大統領はクラルFMラジオ局のインタビューで言い、「だが、その可能性はきわめて少ない」と付け加えました。

しかし、大統領のこの発言は、彼自身の政治的予想の変化を示すものと言えます。


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