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イスタンブル市長がイスタンブル運河に反対する15の理由を挙げた

2019年12月26日 | 国内
12月27日 イスタンブルのエクレム・イマムオール市長が、12月25日、イスタンブル運河プロジェクトに反対する15の理由を挙げました。

 Hurriyet

「12月22日、私は、イスタンブル市として、イスタンブル運河計画への協力を撤回すると発表しました。科学者たちと話し合って、イスタンブル運河は背信プロジェクトにとどまらず、殺人プロジェクトであることが明らかになったからです。このプロジェクトはイスタンブル1600万人の存在と、8200万トルコ市民の安全に対する災害プロジェクトです」と、イマムオール市長は記者会見で語りました。

「だれが約束しようとも、イスタンブル運河は断念されるべきです」と市長は言いました。「プロジェクトに反対する理由のひとつは、イスタンブル運河が水不足を招くかもしれないことです」

「このプロジェクトが実現したら、8500年、存在したイスタンブルが、地下の水源も地上の水源も失うでしょう。他の14の理由を言うまでもなく、この理由だけでも、このプロジェクトは棚上げにするべきです」とイマムオール市長は言いました。

市町によると、イスタンブル運河は、懸念される干ばつの可能性のほかに、地震の引き金になるかもしれないそうです。「科学者たちは、イスタンブル運河プロジェクトは、地下と地上の圧力バランスをくつがえすだろうと言っています」

イマムオール市長はまた、この建設工事は市民への経済的圧力となり、税の増額につながるだろうと言っています。


900万年昔の化石がトルコで見つかった

トルコ南西部デニズリ県で、120万年から900万年昔に生きていたマンモスやサイなど、8頭の動物の化石が出土しました。

 Hurriyet

メフメト・アキフ・エルソイ大学人類学部の研究者アフメト・イフサン・アイテク氏をリーダーとする、エーゲ大学とパムッカレ大学、パリ自然史博物館の原始人類学者と地質学者のチームは、デニズリで地表調査をつづけてきました。

異なる場所で発見された、8頭の異なる動物の化石は、120万年から900万年昔に生息していた動物と推測されます。900万年から700万年と思われる3本の角と1頭のキリンの化石は、地質時代の中新世で、馬とシカとサイトマンモスの化石は更新世で見つかりました。

2002年にアナトリアで発見された最古の人間と同時代の化石は、人間と動物の関係を知るうえで重要だと、科学者たちは指摘しています。アイテク氏は2017年以来、多くの化石を発見してきたと、アナドル通信に語りました。調査中に、種の数が増え、新しい種が動物相に加わったと、彼は言いました。

hurriyet

「われわれは、これらの化石を、2つの異なる時代のものと考えています。第1は、われわれが中新世と呼ぶ900万年から700万年昔の化石です。今年、われわれは4頭の動物の化石を。タワス地区とチャル地区で見つけました。そのうちの3頭は角を持つ動物で、1頭はキリンです。

第2は、氷河期として知られる更新世です。われわれは更新世で馬、シカ、サイ、マンモスの4頭の動物の化石を見つけました。今年の最も重要な発見は、マンモスとサイの化石です。サイの化石はこの時期のアナトリアでは非常に珍しい。これらの化石はアナトリアの動物相を豊かにしました」

「われわれは、デニズリに自然史博物館をオープンするのにじゅうぶんんなだけの化石を持っている」と、アイテク氏は言いました。


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