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バーベキューがイスタンブルの最後の森を脅かしている

2020年08月19日 | 国内
8月19日 人口1600万のイスタンブルの、最後の大きな緑地帯である「ベルグラードの森」と「アイドスの森」が、バーベキューが原因と思われる火で被害を受けています。

 Hurriyet

イスタンブルのアジア側にあるアイドスの森では、この15日間に5か所から火が出ました。夏季に起こる森林火災は、森でバーベキューをする人々の火の不始末が原因と思われます。5500ヘクタールある、ヨーロッパ側のベルグラードの森は、イスタンブルの貴重な緑地で、ピクニックは禁じられていますが、バーベキューをする人がいるようです。

ミリエット紙によると、平気でルールを破る人は、森でバーベキューが禁止されているとは知らなかったと言い張ります。「バーベキューをしている人がいたから、私たちもした」というのが決まり文句です。アイドスの森の近くには、バーベキューができるリ、クリエーション・センターがあるのに、森の中で火をたく人たちがいます。

当局は森とリクリエーション・センターの境界に高いブースを設けて、車でやってくる人たちを見張っています。センターではバーベキュー・セットの貸し出しもしているのに、森で石のかまどをつくり、木の枝を集めて火をたく人がいます。ベルグラードの森も同様な状態で、違反者は木の枝をたいて、持参した肉を焼いています。

イスタンブル警察のザフェル・アクタシュ署長は、週末には警察のチームがアイドスの森を空からパトロールし、市民に森で焚火をしないよう警告していると語りました。


ウイルス感染の急増で、政府は全国的なチェックを実施

このところ新たなウイルス感染者が急増しているため、政府は全国規模の検査を行い、コロナ対策の実施をチェックし、コロナ・パンデミックの新たな波を避けるために、国民に責任を持って行動するよう勧告しました。

 
 Hurriyet

全国81県で検査に当たった大勢の治安要員は、人びとが屋外でマスクをしているか、職場、レストラン、カフェ、ジム、プール、劇場、公園などが衛生的で、ソシアル・ディスタンスのルールを守っているかをチェックしました。

8月18日、内務省は「ビジネスごとに、とられるべき対策を決め、そのルールの枠内で対策を実行する」と記された回状を、全国81県に送りました。警察のチームが公共交通機関を検査し、バス、ミニバス、タクシーのドライバーが規制に従っているか、市民が防護マスクを着用しているかをチェックしました。

中央アナトリアのコンヤ県チュムラ区のハリル・オフラス区長は、コロナ治療のため入院していましたが、亡くなりました。8月3日、オフラス区長は、のどの痛みを感じて病院へ行き、テストを受けたら陽性だったと、ソシアルメディアに書いていました。


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