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歴史的な城の落書きが消された

2016年01月31日 | 文化
2月1日 黒海岸バルトゥン県の有名なアマスラ城の城壁は、心ない人々によるスプレイの落書きで汚れていましたが、ツーリストと地元民の双方から憤慨の声があがり、このほど低圧砂吹き機で消去されました。

 Hurriyet

アマスラ城はバルトゥン県で最も重要な文化財のひとつであり、2013年、ユネスコの暫定リストに入りました。地元行政の話では、ボズテペ地区とジンダン地区をかこむ古い城壁の落書きは、ほとんどが人名か、恋人に贈ることばと日付、ハートマークで、著しい“視覚的汚染”になっていました。ボズテペの村長ヒュセイン・ギョクテペさんは、ツーリストが落書きを見て憤慨していると言いました。

清浄作業はバルトゥン博物館と、アマスラの知事オフィス、アマスラ市の協力で行われました。アマスラ城はローマ時代に建てられ、城壁はビザンティン時代に築かれました。城は細い半島にありますが、城の下を通っているトンネルが貯水池に水を運んでいます。


シリアのテュルクメンがロシアとアサドの攻撃を逃れてトルコに逃げてきた

シリアのテュルクメンの村々で、ロシアとアルアサドの連合軍の砲撃がつづいています。1月29~30日、子供、女性、年配者を主とするテュルクメン1635人が、シリアからトルコに逃げ込んできました。

Hurriyet

トルコ首相府の災害・緊急管理局(AFAD)の発表によると、シリア北西部バユルブジャク地方で、体制側とロシアの連合軍の砲撃が激化したため、テュルクメンのグループが、トルコが設置したヤマディ・キャンプに避難してきました。難民たちは身体測定登録を済ませた後、ハタイ、ガジアンテップ、シャンルウルファのAFADセンターに宿泊します。

移動式の管理センター、食事運搬車、救急車6台が現地に送られました。2014年、クルド系とアラブ系のシリア人が、シリアの町コバネから大流入してきたときも、大量移民管理システムが対応したと、AFADは言っています。AFADの他、保健省、憲兵隊総司令部、治安総局、トルコ赤新月社、内務省移民管理局の職員202人が、テュルクメンの流入に対応するそうです。


2015年後半期に拘束されたIS戦闘員は2倍に増加

トルコの治安部隊に拘束されたイスラム国(ISIL)メンバー容疑者の数は、2015年後半期、2倍になり、昨年1年間に拘束された者は1136人になったと、トルコ参謀本部が発表しました。

 Hurriyet

統計によると、2015年8月から12月に拘束されたIS容疑者の数は、1月から7月までにくらべて90%増えたそうです。2015年、トルコに潜入しようとして拘束されたIS容疑者は643人、トルコからシリアに入ろうとして掴まった容疑者は496人です。

不法越境が試みられるのは主としてシリアと国境を接するキリス県で、キリスはシリアに入ろうとする戦闘員の重要な中継地になっていました。

また、7人の外国籍者が南部カフラマンマラシュ県の地方裁判所によって逮捕されたと、31日、アナドルニュースが報じました。7人はISに参加するために、シリア国境に近い町へ行こうとしていました。

1月12日、イスタンブル・スルタナメット広場のヒポドロームのそばで、ドイツ人のツア・グループに対して自爆テロ攻撃をしたのは、サウディ生まれのシリア国籍者、ナビル・ファディルでした。イスタンブルのテロ攻撃は、昨年のディヤルバクル、スルチ、アンカラに次いで、トルコで4番めのISのテロになりました。


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