ライヴ中継で見てきました。
配信でもいいけれど、アーカイブがないし……大きなスクリーンは魅力✨
にしても……ライビュの料金がB席よりも高いってどうよ?!という不満はあります🙄
🌼『巡礼の年 ~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~ 』
作・演出は生田大和センセイ。
興味のあるテーマだったので、楽しみにしていました。
リストの心情の変化と、パリの1848年2月の革命への道程を絡めて、物語は進んでいきます。
この時代の音楽家のエピソードとしては、ショパンとジョルジュ・サンドの恋が有名ですが、リストについては「超絶技巧!弾くのは難しくて手が出せない、88鍵では足りずに大きなピアノを作らせた」くらいの知識しかありませんでした。
だから、どこまでが史実で、どこからがフィクションなのかはわかりませんので、細かなことには拘らずに、見ていました。
柚香光さんのリストはまず美しかった✴️✨
弾き語りもして、れいちゃんの多才なこと。
名誉欲が限りなく大きくなって、マリーとの間に溝が出来てしまう、リストの精神が(端から見ると)暴走してしまう、あたりの展開が、見ていて切なかったです。
マリー・ダグー伯爵夫人の星風まどかちゃん。
駆け落ち先のジュネーブでの白いドレスのマリーの無邪気さもよかったけれど、パリに戻って社会活動を始めてからのほうが、いきいきと見えました。
まどかちゃんは寄り添い系の娘役さんではなく、ストーリーの流れの一端を担うほうが似合う娘役さんですね。
ジョルジュ・サンドは永久輝せあさん。
純粋に芸術を愛する心はあるけれど、名誉を手にするためのしたたかさも垣間見られるジョルジュ。
そんな感じがよく出ていて。
男装の麗人とドレス、ひとこちゃんファンとしては、眼福でした。
そんなジョルジュを変えていったのがショパン。
水美舞斗さん。
すごくきれいになったと思いました。
いや、元々きれいなマイティですが、元気溌剌ではなく、影のある雰囲気が美しい。
マリーの夫、ダグー伯爵の飛龍つかささん。
最後のお役がお髭のおじさまでしたが……やっぱり上手いし包容力を感じます。
「私の知らない顔をしていた」みたくマリーを語るときの演技とか。
退団が惜しまれます!
リストのパトロンのラプリュナレド伯爵夫人は音 くり寿さん。
娘役から女役にシフトして、守備範囲が広がってきたなぁと感じました。
歌は文句なく上手いし。
だけれど、退団なのですね。
こちらもとても残念です。
オルレアン公、ルイ・フィリップが王位に就いている時代ですね。
王政復古したとは言え、貴族たちの衣装はあそこまで革命前のアンシャンレジーム期のスタイルではないと思うのですが……
それは、「芸術家たちのパトロンとして存在する貴族社会」を強調したかったのかな?と感じました。
一方で、革命の機運が高まると、芸術家たちに「貴族たちの庇護なくして芸術は成り立たない」みたいな事を言わせていたのも印象的でした。
リストとショパンの曲をもう少しじっくりと聴きたかったかな~
リストを主人公に据えてはいますが、マリー、ショパン、ジョルジュ・サンドらの群像劇で、なかなか面白く見れました。
ここには書ききれなかった下級生の男役、娘役さんたちも適材適所で活躍されていたと思います。
公演休止に見舞われることもなく、完走できて、千秋楽を迎えられておめでとうございました🎉
配信でもいいけれど、アーカイブがないし……大きなスクリーンは魅力✨
にしても……ライビュの料金がB席よりも高いってどうよ?!という不満はあります🙄
🌼『巡礼の年 ~リスト・フェレンツ、魂の彷徨~ 』
作・演出は生田大和センセイ。
興味のあるテーマだったので、楽しみにしていました。
リストの心情の変化と、パリの1848年2月の革命への道程を絡めて、物語は進んでいきます。
この時代の音楽家のエピソードとしては、ショパンとジョルジュ・サンドの恋が有名ですが、リストについては「超絶技巧!弾くのは難しくて手が出せない、88鍵では足りずに大きなピアノを作らせた」くらいの知識しかありませんでした。
だから、どこまでが史実で、どこからがフィクションなのかはわかりませんので、細かなことには拘らずに、見ていました。
柚香光さんのリストはまず美しかった✴️✨
弾き語りもして、れいちゃんの多才なこと。
名誉欲が限りなく大きくなって、マリーとの間に溝が出来てしまう、リストの精神が(端から見ると)暴走してしまう、あたりの展開が、見ていて切なかったです。
マリー・ダグー伯爵夫人の星風まどかちゃん。
駆け落ち先のジュネーブでの白いドレスのマリーの無邪気さもよかったけれど、パリに戻って社会活動を始めてからのほうが、いきいきと見えました。
まどかちゃんは寄り添い系の娘役さんではなく、ストーリーの流れの一端を担うほうが似合う娘役さんですね。
ジョルジュ・サンドは永久輝せあさん。
純粋に芸術を愛する心はあるけれど、名誉を手にするためのしたたかさも垣間見られるジョルジュ。
そんな感じがよく出ていて。
男装の麗人とドレス、ひとこちゃんファンとしては、眼福でした。
そんなジョルジュを変えていったのがショパン。
水美舞斗さん。
すごくきれいになったと思いました。
いや、元々きれいなマイティですが、元気溌剌ではなく、影のある雰囲気が美しい。
マリーの夫、ダグー伯爵の飛龍つかささん。
最後のお役がお髭のおじさまでしたが……やっぱり上手いし包容力を感じます。
「私の知らない顔をしていた」みたくマリーを語るときの演技とか。
退団が惜しまれます!
リストのパトロンのラプリュナレド伯爵夫人は音 くり寿さん。
娘役から女役にシフトして、守備範囲が広がってきたなぁと感じました。
歌は文句なく上手いし。
だけれど、退団なのですね。
こちらもとても残念です。
オルレアン公、ルイ・フィリップが王位に就いている時代ですね。
王政復古したとは言え、貴族たちの衣装はあそこまで革命前のアンシャンレジーム期のスタイルではないと思うのですが……
それは、「芸術家たちのパトロンとして存在する貴族社会」を強調したかったのかな?と感じました。
一方で、革命の機運が高まると、芸術家たちに「貴族たちの庇護なくして芸術は成り立たない」みたいな事を言わせていたのも印象的でした。
リストとショパンの曲をもう少しじっくりと聴きたかったかな~
リストを主人公に据えてはいますが、マリー、ショパン、ジョルジュ・サンドらの群像劇で、なかなか面白く見れました。
ここには書ききれなかった下級生の男役、娘役さんたちも適材適所で活躍されていたと思います。
公演休止に見舞われることもなく、完走できて、千秋楽を迎えられておめでとうございました🎉