Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

視覚から入る?

2006-07-01 11:58:35 | 日常
■出張準備
香港へ向けて、今日が最後の準備日。先生方は先週からアメリカの学会に出席しているため、ずっと留守。今夜日本に戻るのだそう。そして、明日の昼には香港へ。

国際シンポジウムではワークショップを1つ、去年のLAプロジェクトからの報告プレゼンを1つする予定。

ワークショップはここでも以前紹介したクリケットを使って「なにか」おもしろいクリエイティビティが生まれるような仕組みをつくる。その「なにか」については、おととい、アメリカにいる先生達から大体の案を聞かせてもらったのだけど、まだ全容が見えない。

とりあえず、さっき「こんぺいとう」を探しに市内へ買い物へ。日本のきれいなかわいらしいお菓子も、ワークショップの素材になる。百貨店の地下で、こんぺいとうや、ゼリービーンズ、ラムネなどなど、昔なつかしのカラフルなお菓子がたくさんあった。クリケット(電子機器)+ハンディクラフト素材+食べ物、これでどんな創造が生まれるのか楽しみ。

香港の人たち、喜んでくれるといいなぁ。

『人は見かけが9割』
ちょっと前の本。
著者の主張は、ノンバーバルコミュニケーションで伝わる部分が多いからノンバーバルを大切にしよう!的なこと。それについては前に自分も以下のように

> Albert Mehrabianという心理学者によれば、
> 人間のコミュニケーション活動のうち、
> 言葉によってコミュニケートされるのは全体の7%のみ。
> 実に93%が非言語によるものなのだとか。
> 非言語とは声のトーンや視線、体勢、顔の表情、ジェスチャー、間、沈黙など
> びっくりだね~、「言語」を媒介しないメッセージがいかに大切か!
(2005.2.17の日記より)

と書いたので同感。
だけどこの本には往々にして「視覚」に頼った一方通行の情報伝達(マンガとかね)を薦める雰囲気が漂う。伝わるのかもしれないけど、人間はそんなに思考力がなかったっけ?と言いたくなる。第一コミュニケーションじゃないし。

授業でもワークショップでもそうなんだけど、魅力的な教材をつくりあげて一方的に視覚にうったえることが近道かもしれない。でも、本当にそうかなとも思う。


…なーんて書きながら、こんぺいとうやゼリービーンズは見た目で選んだ素材なんだけど。