Silver linings

カリフォルニアで子育てとか仕事とか。

物語の力 4/7 (木)

2005-04-08 13:00:57 | リュウガクジダイ
キャンパス Millington Hall前のしだれ桜。
あ~、昼間見たかった…!

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Social skill trainingの一環として、cooperationをテーマに幼稚園生に授業。
The Crayon Box That Talkedという絵本をネタに、チームワーク・共同作業について考える。これはクレヨンの話。いろんな色のクレヨンがクレヨン箱の中でケンカしてるんだけど、最後にはお互いの色を認め合って仲直り、というなんともsimple&cuteなストーリー。

この授業には折り紙を使った。折り紙でクレヨンを折る。
子ども達は初めて見る折り紙に大喜び。最初に大きな紙のお手本でやって見せた時、みんなの注目度といったらすごい。ハサミやのりを使わずに、一枚の紙がクレヨンになっちゃうなんて!!…といった具合の驚きよう。

さっそく自分の好きな色を選んで、クレヨン!クレヨン!と言いながら一生懸命折ってる。折りあがったらグループで1つのクレヨン箱に仕上げる。グループでの共同作業って実はアメリカの幼稚園生達、あまり慣れてない。

でも出来上がったクレヨン箱にはいろんな色が行儀良く並んでいました!気がつけば、教室のあちこちでクレヨン同士が話を始めていたのでした(子ども達が絵本のマネをしてクレヨンになりきっている)。

うわー、絵本の力だ。

そうそう、生徒はいつも何らかの“ストーリー”を求めてるんだよね。
授業に欠かせないstory-tellingの大切さをまた実感した日でした。(あ、手作業も欠かせないけどね。)