川崎が4節残してぶっちぎりで優勝した。一時はマリノスに追い詰められたがその後突き放した。今季はここまで1敗しかしていない。強い、実に強い。これで鬼木監督は5シーズンで4回優勝という新記録を打ち立てた。
シーズン途中に田中碧、三笘という主力が抜けて、中村憲剛と守田も抜けた。来季は旗手、レアンドロ・ダミアンもいなくなるかも知れない。主力が毎年抜けるのにそれでも戦力が落ちない。これがフロンターレの七不思議である。
その要因を分析してみよう。
①スーパーなレアンドロ・ダミアン
ダミアンはここまで17ゴールで得点源である。ポストもできて、周囲を使うこともうまい。胸トラップからのボレーでゴールを決められるのはJリーグではこの男だけ。ダミアンが抜ければどうなるかも興味深い。
②固い守備
今季の失点は1試合平均0・65点とリーグ最少。実に堅い。
③監督の戦術
次期日本代表監督は鬼木さんにして欲しいというレオ君の意見どうりに、鬼木さんは優秀な監督である。選手間の短いパスが基本。それをテンポよく回す。これでACLを制覇できなかったのは残念。
④豊富な人材
よく言われることだが川崎のスカウトは優秀。即戦力の大卒が毎年活躍するのもその成果。
川崎が強すぎてかつて強かった鹿島はどうして優勝できなくなったのか歯がゆい。監督の差と一言で済むのならば、鬼木さんを鹿島の監督にすれば優勝できるのかを見てみたい。
優勝おめでとう、川崎フロンターレ。