サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

スールシャール解任

2021-11-22 13:14:17 | 日記

マンUのスールシャール監督が解任され、後任にはマイケル・キャリックが暫定監督になった。正式な監督はこれからじっくりと探すのか。さて今季の不調もあり、スールシャールが解任されるのは時間の問題だと思っていた。

 

スールシャールと言えばマンUでの現役は長かったが、いつも控えだった。11シーズン在籍してリーグ戦の出場は235試合。出場試合に多いシーズンと少ないシーズンがあるのでシーズン平均を出すことは意味がないが、大雑把にいえば20-30試合である。これには途中出場も含まれるので、スールシャールといえば控えメンバーという印象しかなかった。

 

そのスールシャールが現役引退後の2008年から2010年の間、マンUのリザーブチームの監督を務めていた。その後ノルウェーの古巣のモルデFK、カーディフの監督を務めて、2018年末にモウリーニョの後任としてマンUの暫定監督に就任。2019年3月に正式に監督に就任。

 

スールシャールのマンUでの監督になるまでの経過を見れば、身内からの登用であることが分かる。もちろんモウリーニョなどよりも年俸はかなり安上りだろう。今回のキャリック暫定監督だってそのうち暫定が取れて正式な監督になる可能性も大。キャリックも安いだろう。

 

キャリックは現役を引退してからマンUでアシスタントコーチをしているが、監督としての実力は未知数。現役時代はピッチ上の監督として称賛されていたが、ピッチ上という形容詞が取れた今、指導者としての実力を示せるか。

 

マンUはサー・アレックスが退任してから一回もEPLで優勝できていない。モイーズ、ギグス、ファン・ハール、モウリーニョ、スールシャールと人選だけをみれば混迷している理由が分かる。くせのある外様で引っかき回されるよりも、子飼いでやりくりしたいのだろう。マイケル・キャリックから暫定が取れるのも間違いない。