サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

呂比須ワグナーのインタビュー

2021-03-24 09:45:58 | 日記

サッカー批評WEBに呂比須ワグナーの1997年WC予選の日韓戦の回想が出ている。1997年9月28日の国立と11月1日のソウルチャムシルでの2試合はよく覚えている。いやあ懐かしい。もう23年も経っている。それでもカズはまだ現役だけど。

 

国立での試合はホームでの日韓戦ということで選手もサポも気合が入っていた。これに勝てばWC予選がかなり有利にできる。山口のループが決まり、日本が先制。しかしその後2失点してまさかの逆転負け。韓国のメンバーにはサンチョル兄さんとか日本の天敵チェ・ヨンスなどがいた。この試合で負けたことで加茂監督への不信がつのり、その後の解任へと続く。有名な加茂さんの逆噴射である。

 

11月1日のソウルでのアウエー戦はたしかこの時点で韓国は、グループ1位でWC出場を決めていたので消化試合だったはず。もちろん日本は勝ち点3がMUSTだった。モチベーションの低い韓国相手だったからアウエーで勝てた。このころの代表のユニフォームを見ると、日本も韓国もダブダブである。もちろんどの国の代表もクラブも似たようなダブダブユニフォームである。動きにくそうである。

 

ソウルでの日韓戦のころから、カズのキレが悪く不調であることがよく分かった。解説の木村和司は実況のアナウンサーにカズの動きはどうですかと聞かれて、「イマイチですねえ」と批判していた。カズのWCメンバーはずしは、このころから決まっていたのかも知れない。

 

この試合にはチャムシルのスタジアムは8万人で満員。そのうち1万人くらいは日本からのサポである。日本のゴールに歓喜するサポを見ると、このころのサポはみんな熱かったことがよく分かる。同じような状況になったとしても、コロナ禍で日本から1万人もサッカーの試合で移動するとは考えられない。

 

日本がWCに出ることが当たり前になり、ベスト8に入るにはどうすればいいのかという壁に当たっている現在とは、サポの熱気が全く違う。昔は弱くても日本のサッカーは見ていて面白かった。


ガンバ大阪のクラスター調査

2021-03-23 09:32:40 | 日記

シドニーのあるニューサウスウェールズ州は大雨が続き、60年ぶりの大雨でもう2週間くらい毎日雨が降っている。都市部は問題ないが、州内の田舎の地域が河川が氾濫して家屋が流されるような被害も出ている。明日から1週間くらいは晴天の予報なので、これでやっと落ち着くことでしょう。

 

さてガンバ大阪で発生したコロナのクラスター感染の分析調査が発表された。選手とスタッフの合計8名が陽性となった。それによると発生原因は大きく分けて2つある。

①ロッカールームでの換気の悪さ。ハーフタイムでのマスク着用が徹底されていなかった。

②バス移動でのバスに設置されているトイレ内での感染。

 

ロッカールームなんてどのスタジアムでも似たような作りだろうし、ハーフタイムで息をぜーぜーさせながら戻ってくる選手にマスクをしろというのも無理がある。この理屈で言うと、室内、屋内はどんな環境でもマスクをしろということになる。これってかなり限界があるよね。

 

ちなみにシドニーではマスク着用を義務付けられているのは、公共交通機関の乗るときだけ。ショッピングセンターなどではもう着用しなくてもいい。それでもマスクをしている人は多少いる。市中感染は1か月に数名出るだけだが、海外からの帰国者は毎日1-3人くらいは陽性者が出ている。

 

バスに設置されているトイレは換気が悪いのは仕方がないだろう。しかし不特定多数の人が使うようなトイレ、たとえば事業所、駅、デパートなどのトイレは換気はやはり悪い。どんな場所でも屋内で人が集まる環境はマスクをして、他人が触る水道の蛇口などは触れないようにするということか。

 

1人、2人ではなく、8人も感染者が出たのだから、ガンバ大阪に問題があったのだろうが、もう運がなかったとしかいいようがない。その結果がこれだけ長期の試合中止なんだからガンバには今後の奮起を期待したい。


レアンドロ・ダミアン

2021-03-22 09:39:07 | 日記

川崎フロンターレの好調を支えているのは三笘だけではない。家長、シミッチ、旗手などだ。しかし最大の貢献者はなんといってもレアンドロ・ダミアンだろう。ここまでのゴール数も前田大然とならんで6ゴール。7試合で6ゴールである。

 

しかしメデイアは三笘ばかり絶賛するが、レアンドロ・ダミアンをもっと褒めていい。もちろんポジションがCFで王様のポジションだからゴールできて当たり前という見方もできる。レアンドロ・ダミアンの特徴はフィジカルの強さとテクニックだろう。また前線からのハイプレスにも貢献。川崎では今季が3シーズン目だが、毎年おくなっている。

 

最近のゴールでは、第5節の神戸戦での谷口からのパスを受けて体をひねってロングシュート。神戸のGKの前川が前に出すぎていたために無人のゴールにぶちこんだ。40メートル以上はあったはずだが、あれだけの速さで正確なシュートを打てる選手はJリーグではレアンドロ・ダミアンだけだろう。というか世界的にみてもそうそういない。

 

また昨日の第6節の浦和戦での右からのクロスを胸トラップで落としてバイスクル気味でのボレーを決めた。あのゴールもなかなか圧巻。たまに似たようなゴールを決める選手もいるが、狙って決めることができるのはJリーグではレアンドロ・ダミアンだけだろう。

 

瞬間的な判断力と正確なシュート。そしてフィジカルの強さ。まさしくワールドクラスの選手である。現在31才で遅咲きの大器とでもいうべきか。彼のキャリアの中では2012年ロンドン五輪の得点王になったくらいでクラブレベルではほとんど無名の選手である。

 

日本に来る前はほとんどがブラジルにいて、2015/2016シーズンの後半にべテイスにレンタル移籍しているが、3試合に出場しただけですぐにブラジルに戻っている。また川崎には2019年からプレーしているが、2019年は途中出場が多く、完全なレギュラーではなかった。期待されていたにも関わらず大した活躍もできなかったので、1年でお払い箱かと思ったが、2020年は大爆発の13ゴール。

 

今季は7試合で6ゴールなんだから年間で30ゴールはいきそうである。もっと絶賛してもいい選手である。セレソンに復帰してもいいくらいだろう。


CLベスト8

2021-03-21 09:04:12 | 日記

CLのQFの組み合わせが決まった。シードはないので同じリーグどうしのチームが対戦する可能性はあったのに、きれいにそれが回避された。これって作為的だよね。まあバイエルンミュンヘン対ドルトムント、チェルシー対マンCITYなんてQFでは見たくないからね。

 

リバプールサポのエジプト人の同僚はドローが出る前からリバプールはレアルマドリードとあたると予想していて、そのとうりになったので驚いた。彼によればマンCITYはいつも楽な組み合わせになるそうで、毎年そうだから作為的な不公平があるという。マンCITYはドルトムントとあたるが、決して楽な相手ではない。マンCITYだけ楽かどうかはさておいて、QFの組み合わせは以下のとうり。

 

マンCITYードルトムント

ポルトーチェルシー

バイエルンミュンヘンーPSG

リバプールーレアルマドリード

 

SFは、マンCITYードルトムントの勝者とバイエルンミュンヘンーPSGの勝者が対戦。ポルトーチェルシーの勝者とリバプールーレアルマドリードの勝者が対戦。多分決勝はマンCITYとレアルマドリードになるだろう。優勝予想はずばりレアルマドリードである。

 

本来ならばポルトに中島翔哉、リバプールに南野がいて、CLでも彼らのプレーが見られたと思うと実に寂しいね。

 

 


U-24代表

2021-03-20 09:22:15 | 日記

本当ならばU-23だが、コロナの影響で1年ずれたのでU-24。U-24代表ができるのはこれが最初で最後だろうから、歴史的なカテゴリーになる。選手がそれを誇りに思うかどうかは知らないがメンバーを見れば、フル代表よりも強いかも知れない。

 

中盤の選手は堂安、三笘、田中碧、久保、中山とフル代表も兼ねるレベルの選手が多い。しかしDFとFWはイマイチ。特にDFの町田はこのカテゴリーでは呼ばれるかも知れないが、とてもフル代表に呼べるようなレベルではない。本来ならば富安と組めるようなレベルの選手がいるべき。板倉はフローニンゲンではCBをしているが、吉田にとってかわるほどではない。中盤の層の厚さと比べると日本の弱点は今までと変わらない。

 

FWは田川と食野の二人だけだが、前田の負傷は痛い。しかしよく考えてみれば五輪は18人だから今回のメンバーから5人削ることになる。メデイアの記事を読む限りでは堂安は聖火リレーに参加したいくらいに五輪参加に情熱を持っているという。

 

本当に五輪が開催されるのであれば7月下旬開幕だから事前合宿はその2週間くらい前からか。7月中旬から1か月程度をクラブから抜けるということは、来季のクラブでの初動体制に出遅れることになる。堂安の場合は現在のビーレフェルトでのレンタルは今季いっぱいだから、レンタル延長がない場合はPSVに戻る。

 

ビーレフェルトにいればいつもスタメンだろうが、PSVでは一からやり直し。そういう大事な時期にたかだか五輪で1か月でクラブを離れることはバカげている。堂安が五輪にこだわる理由が全く理解できない。