サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

レアンドロ・ダミアン

2021-03-22 09:39:07 | 日記

川崎フロンターレの好調を支えているのは三笘だけではない。家長、シミッチ、旗手などだ。しかし最大の貢献者はなんといってもレアンドロ・ダミアンだろう。ここまでのゴール数も前田大然とならんで6ゴール。7試合で6ゴールである。

 

しかしメデイアは三笘ばかり絶賛するが、レアンドロ・ダミアンをもっと褒めていい。もちろんポジションがCFで王様のポジションだからゴールできて当たり前という見方もできる。レアンドロ・ダミアンの特徴はフィジカルの強さとテクニックだろう。また前線からのハイプレスにも貢献。川崎では今季が3シーズン目だが、毎年おくなっている。

 

最近のゴールでは、第5節の神戸戦での谷口からのパスを受けて体をひねってロングシュート。神戸のGKの前川が前に出すぎていたために無人のゴールにぶちこんだ。40メートル以上はあったはずだが、あれだけの速さで正確なシュートを打てる選手はJリーグではレアンドロ・ダミアンだけだろう。というか世界的にみてもそうそういない。

 

また昨日の第6節の浦和戦での右からのクロスを胸トラップで落としてバイスクル気味でのボレーを決めた。あのゴールもなかなか圧巻。たまに似たようなゴールを決める選手もいるが、狙って決めることができるのはJリーグではレアンドロ・ダミアンだけだろう。

 

瞬間的な判断力と正確なシュート。そしてフィジカルの強さ。まさしくワールドクラスの選手である。現在31才で遅咲きの大器とでもいうべきか。彼のキャリアの中では2012年ロンドン五輪の得点王になったくらいでクラブレベルではほとんど無名の選手である。

 

日本に来る前はほとんどがブラジルにいて、2015/2016シーズンの後半にべテイスにレンタル移籍しているが、3試合に出場しただけですぐにブラジルに戻っている。また川崎には2019年からプレーしているが、2019年は途中出場が多く、完全なレギュラーではなかった。期待されていたにも関わらず大した活躍もできなかったので、1年でお払い箱かと思ったが、2020年は大爆発の13ゴール。

 

今季は7試合で6ゴールなんだから年間で30ゴールはいきそうである。もっと絶賛してもいい選手である。セレソンに復帰してもいいくらいだろう。