サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

J1第5節 神戸対川崎 1-1

2021-03-18 08:22:11 | 日記

夕べの神戸対川崎は、三笘封じとしては面白い試合だった。神戸はとにかく三笘を徹底的にマークした。ファールでもなんでもいいからとにかく止める。取り切れなくてもいいからとにかく三笘のボールを外に出す。他の選手はいいからとにかく三笘を止める。これが三笘対策である。この結果三笘は得意のドリブルを封じられてほとんど機能しなかった。

 

川崎は三笘を封じられても、決定機が3-4回あり1,2点取れてもおかしくなかった。これで神戸が勝てていれば三笘封じで完勝だったのだろうが、GKの前川の間抜けなミスで失点。神戸が攻撃に前かかりになり、ラインが高くなった。そこからルーズボールが神戸の陣内に出てきたので、それをクリアするために前川が大きく前に出てきてキック。しかしそれが直接川崎の谷口へのギフトパスになり、レアンドロ・ダミアンにつながれて、レアンドロが無人のゴールにロングシュート。

 

これが見事に決まり神戸は失点。前川は昨季後半から好セーブをするようになり正GKとなったが、このようなミスをするようではまだまだ不安定である。どうしてあんなに前に出てくるのだろう。以前のマリノスのハイラインで飯倉が前に出すぎてロングシュートを放り込まれていたのを思い出した。

 

それに神戸は後半に古橋がカウンターからGKと1対1になる決定機が2回もあったのに、古橋はシュートもできなかった。丁寧にやりすぎたのか古橋らしい思い切りのいいシュートが見られなくなった。シュートまでワンテンポ遅い。あれでは代表も無理だし、ましてや海外移籍も無理。

 

試合は川崎が逃げ切るかのように見えたが、後半ATが10分近くあり最後のプレーで菊池のヘッデイングゴールが決まり、奇跡の同点となった。川崎にしてみれば三笘が封じられた場合の対策が必要になったし、神戸はイニエスタが戻るまでの攻撃をどうやりくりするのかが見えない。それぞれに課題が見えた試合だった。