サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

KFAの謝罪

2021-03-27 09:49:53 | 日記

日韓戦の敗戦を受けて韓国フットボール協会の会長さんが謝罪文を出した。たかだか親善試合、それもベストメンバーからはほど遠いチームで負けたのだから、ある意味仕方がない面もある。

 

「昨日行われた代表チームの韓日戦の敗北に失望したサッカーファン、サッカー関係者、国民の皆様にサッカー協会会長として非常に申し訳なく思っています」。どうしてわざわざこんな謝罪文を出す必要があるのだろうか。

 

日韓、どちらもワールドカップ予選のための準備である。コロナのためにしばらく試合ができていなかったのだし、そもそも試合をすることに意味があったはず。勝負は二の次、内容が伴えばよかったものの負けてもよかったはずである。チームとして集まったことが重要だった。

 

それなのに、この謝罪文である。そして謝罪文の最後には「問題の原因を正確に把握して、6月から始まるW杯予選ではサッカーファンと国民の皆様に新たに変わった代表、喜びと希望を与える代表になるように万全を期す。もう一度心から謝罪の言葉を申し上げます」と締めくくっている。

 

ちゃんとやっているのにどうして心から謝罪の言葉が出てくるのだろうか。おまけにサポからはベント監督の解任要求もでている。ベストメンバーを組めない親善試合で負けたくらいでどうして解任できるのだろうか。日韓戦はそんなに重要か?

 

あきれ果ててものが言えない。


U-24 アルゼンチン戦

2021-03-26 23:44:18 | 日記

戸田和幸と中村憲剛の解説は実にマニアックで玄人向けの解説だった。試合の解説がこのくらい丁寧に戦術を含めて解説してくれると実に分かりやすい。さて試合は0-1で負けたが、点差以上に内容は日本とアルゼンチンでは雲泥の差であった。

 

アルゼンチンはパススピードも、選手のスピード、攻守の切り替え、1対1の強さなどまさに一級品。来日で3日後でこんな素晴らしいプレーを見せてくれるアルゼンチンに感謝しなければいけない。まだアップの段階だろうから、完成すればまさに金メダル候補だろう。

 

前半に板倉が簡単に振り切られてクロスを上げられて、それをしっかりとヘッドで合わせてゴールできる正確なプレー。一方日本は後半に相馬がドリブルしてクロスを上げたが、中の選手に合わなかった。この違いなんだろうなあ。クロスは上がるがシュートもできないし、できても枠に飛ばない。

 

後半は日本はそれなりに攻めていたが、アルゼンチンが1点で十分だからペースを落としたのか、単純にガス欠したのかは知らない。しかし日本の攻撃で点が入るようには見えなかった。まあそれだけアルゼンチンの守備が固いということなんだろう。

 

日本チームは今のメンバーがほぼベスト。残りはオーバーエイジを入れてどうなるかだろうけれど、そんなに急に強くなるわけでもないだろうし、日本が金メダルを取るというのは幻想だろうね。

 

今日の試合で誰もが三笘の活躍を見たかったと思うが、ボールロストも多かったし、得意のドリブルで抜ける場面もほとんどなかった。前半と後半では相手の強度も違ってくるので後半途中出場の相馬と比較するのは無理があるが、ヨーロッパでは三笘よりも相馬のドリブルのほうが通用するように思えた。次の試合でも三笘は起用されるだろうから期待したい。


パースでの韓国人夫婦への差別罵倒

2021-03-26 09:09:16 | 日記

パースで韓国人夫婦が妊娠している奥さんのウルトラサウンドのために、Radiologyに行き順番待ちをしていたところ、他のオージーの患者夫婦から「Piss off back to your country」と罵声を浴びた。韓国人の奥さんはこの模様を録画していて、Tiktokにアップしてこちらのニュースでも取り上げられた。

 

この韓国人夫婦はオーストラリア生まれのために、ここが自分の国だと口論したようだが、こういう公の場で罵声を浴びせるような連中は相手にしないほうがいいし、録画して証拠もあるのだからすぐに警察を呼べばいい。もっと騒ぎを大きくしてこのRadiologyの責任も問えばいい。

 

こういう気分の悪い経験をしない方法はひとつだけ。できるだけアジア人の多い場所に行き、白人が多い地域には行かないようにするしかない。ちなみに筆者の住む地域は人口の20-30%はアジア人で、駅前の商店街で歩く人は90%近くがアジア人である。こういう地域に暮らしていると人種差別を受けることもないし、安心して暮らせる。

 

Radiologyのような専門的な医療機関は数が少ないので選択できないが、筆者は家庭医、歯医者は中国人を使っている。他の専門医は家庭医からの紹介状が必須なので、紹介してくれる眼科医、皮膚科、骨接ぎなどことごとく中国人の医者となる。日本人が多く住む地域では日本人の家庭医がいるので、日本人の住民は日本人の医者か日本語の通じる専門医を選ぶようだが、筆者は日本人と群れることが嫌いなので日本人社会は避けている。

 

先日、娘が救急医療の講習に行った際に、よく聞かれる質問があったそうだ。こういう講習は医療機関、教師などが多く参加して白人の比率が多くなる。質問は「あなたはどこの国から来たのか」である。娘はオーストラリア生まれのオーストラリア国籍なので、「オーストラリアから来た」と返答すると、相手は怪訝な顔をするという。

 

アメリカのようにアジア人の移民が多く、移民の歴史が長い国ではこういう質問は受けないのかも知れないが、有色人種の移民が増えてきたとはいえ、白人の国であるオーストラリアはまだまだ住みにくい。


日韓戦 3-0

2021-03-25 23:34:15 | 日記

3-0で完勝したが韓国はあまりにも弱かった。試合前から負けた場合の言い訳をしているようでは最初から勝つつもりがなかったかも知れない。メンバーも2軍のようなもので、前線のいい選手が全く招集できなかったわけだが、ここまでひどいとは思わなかった。

 

特に前半は韓国は前線からのプレスが全くなく、日本にいいように縦パスを決められて山根と鎌田のゴールで2-0。後半は選手交代が6人までだから大味な試合になりがちだが、多少韓国が前掛かりに来たものの決定機もなく、CKから遠藤のドフリーのゴールが決まり3-0。

 

ここまで簡単に勝てるといくら日韓戦でもこんな試合を組む必要を感じない。やっぱりヨーロッパでやればよかったのである。しかし30日にモンゴル戦があるのでそうもいかない。久々に意味のない日韓戦を見た。

 

さて各選手の感想を述べると、大迫は味のあるプレーをしていた。ポストをさせるとやはり代役の効かない選手である。南野は2回のPAボックス内の決定機を1回だけでも決めて欲しかった。チェルシー戦でのゴールを彷彿させるようなゴールができたのに。

 

古橋は3回もあった決定機を決めて欲しかった。遠藤は攻守に活躍。浦和時代を考えると本当に別人である。これほどまでにヨーロッパで大化けした日本人選手もいない。守田は気合が入りすぎて不容易なファールが多かった。

 

佐々木は攻撃参加はまあまあだが、守備は相変わらずの不安定さ。もう呼ばないで欲しい。権田はほとんどすることがなかった。この試合のMOMは遠藤だろう。


追悼、古賀稔彦さん

2021-03-25 08:54:48 | 日記

平成の姿三四郎、古賀稔彦さんが亡くなった。享年53才。80才すぎまで長生きすることが当然となっているのに、53才で逝くのはあまりにも残念である。柔道家と言われる名選手は3人いると思う。それは古賀稔彦さん、井上康生さん、そして山下泰裕さんである。みんな苦労して五輪の金メダルを獲得。個人の功績というよりも柔道界全体を盛り上げた功績が大きい。

 

特に井上康生さんは、自分が途中で負けた五輪の大会でも他の選手を応援するために、最後まで残り他の選手を応援していた。これが他の国のメデイアで話題にあり、称賛を浴びた。普通なら落ち込んで他の選手の応援などできない。

 

元スポーツアスリートが政治に利用されるのはよくないと思う。山下さんは現在JOC会長であるが、名誉職であるのに諸事万端に責任を追及されるし、政治力も求められる。ましてや五輪組織委員会の会長に祭り上げられそうになったのは気の毒である。

 

元アスリートが政治家になるのは自由ではあるが、要するに人寄せパンダである。谷亮子さん、橋本聖子さん、馳浩さんなど、どんなに要職につこうが芸能人と同じ扱いである。現役時代にアスリートとして苦労して名声を得ても、政治家になってからはその名声が失われていく。

 

古賀さんは政治の世界とは無縁だった。三四郎は散ってしまったが、その名声は永久に残る。さようなら、三四郎。