サッカールーの何でもござれ パート2

シドニー在住者のサッカーについてのざれごとです。

遠藤の存在価値

2024-04-06 16:56:03 | 日記

リバプールサポの職場の同僚のジンバブエ人と遠藤について話し合った。第31節のシェフィールド・ユナイテッド戦は遠藤欠場だったが、今週日曜日のマンU戦は遠藤がいなければ勝てないかも知れないと同僚は心配している。なぜならば現在いるリバプールの中盤の選手の中で、遠藤ほど守備に貢献できる選手はいないという主張である。

 

特に遠藤はシールデイングに長けているそうだ。シールデイングとはボールを自分の前に置き、あるいは相手がボールホルダーならばその前に体を潜り込ませてボールを奪取するスキルのこと。地味なプレーだが、相手の攻撃の芽を摘むには重要である。これができる選手はリバプールの中盤では遠藤だけ。

 

遠藤が浦和でプレーしていて、その後にブンデスに渡り、いつの間にかリバプールに移籍していたことなどを話しているうちに、どの時点で遠藤は進化したのかを話し合った。たしかにドイツではチームキャプテンをしていたし、デユエル王と言われていた。しかし昨年の8月にリバプールに移籍してから最初の2,3か月は酷評された。スピードがない、寄せが甘い、簡単にボールをロストするなどなど、そのままカップ戦要員となりベンチ外確実かと思われた。

 

それがあれよあれよという間に毎試合先発するようになり、今やリバプールの用心棒である。以前はできなかったシールデイングも得意技となった。どうしてこんなに急速に進化できたのか。遠藤はファンダイクから学んだというのが我々の共通理解である。別にファンダイクが手取り足取り指南したわけではないだろうが、遠藤はそぐそばでプレーしているファンダイクか技を盗んだのだろう。

 

もちろん元々遠藤には守備の才能があったし、EPLの水に慣れてきたということもある。来季は新監督の元で、補強が大規模になれば新しい選手に弾き飛ばされることもある。しかしそれはビッグクラブならばどこでも起こること。このままリリバプールが優勝すれば遠藤の評価は上がり、他のクラブに行っても通用できる。

 

浦和時代は下手なCBの代名詞だった遠藤なのに。

 

 


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