アジアカップ １次リーグ E組

E組　韓国対ヨルダン　２－２

なかなか面白い試合だった。前半早々にスルーパスに反応したソンフンミンがゴール内に飛び込み、それをヨルダンのCBが倒してしまいPK獲得。ソンフンミンが自らきっちりと決めて韓国が先制。これは韓国が大勝するのかと予想したが、そうはならなかった。日本との練習試合で１－６と散々だったので、韓国はヨルダンに油断していたのだろう。

 

前半３７分に韓国はCKからのクリアをCBがミスしてオウンゴール。これで１－１。実に見事なオウンゴールだった。そして前半ATにはヨルダンがカットインからシュート。こぼれ玉を決めてヨルダンが２－１で逆転。韓国はDFの人数は足りていたのに、油断したシーンだった。

 

後半は韓国が圧倒的に攻めた。サイドをえぐっての真ん中へのグランダーのクロスを中心にして、実に効果的な攻撃だった。日本が韓国と対戦したら多分日本は防げないだろう。それでも後半ATにやっと韓国が同点に追いついてそのまま２－２でドロー。あれだけ攻めても前半のPKを除けば結局１点だから、韓国の拙攻が目立った。

 

これでE組は、第３節で韓国対マレーシア、ヨルダン対バーレーンで、得点を多くとったほうが１位となる。第２節後ではヨルダンが＋２だから、仮にヨルダンがバーレーンに１点差で勝てば、韓国は最低でも４点差以上でマレーシアに勝つ必要がある。いくらマレーシアが弱くてもこれはハードルが高い。

 

筆者の予想としてはヨルダンの１位抜け、そしてラウンド１６は日本対ヨルダンとなる。ヨルダンは右ウイングの選手のフィジカルが強く脅威だが、ソンフンミンやイガンインよりはくみしやすいので、ヨルダンがベター。

 

E組　バーレーン対マレーシア　１－０

第１節をそれぞれ負けている両チームは勝ち点３がMUST.　実力差からみればバーレーン有利だと思ったが、マレーシアも互角の試合をした。しかし後半ATにバーレーンが先制点を決めてそのまま逃げ切った。

 

今大会の後半ATは異常に長い。韓国対ヨルダンは驚異的な１１分と表示されて、AT時間内にもいろいろあり最終的には１３分もあった。こんなの延長戦しているようなもんだよ。

 

ソンフンミンにもアジアカップには簡単な試合はない。