日韓サッカーの比較

最近よく目にする韓国のメディアの記事は、日本と韓国のヨーロッパでプレーする選手の数である。日本のほうが圧倒的に多いから各カテゴリーで日本に０－３で負けているという例の嘆きである。同じフル代表が定期的に大差で負けているのならばともかくとして、ユース年代も含めて各カテゴリーで負けているなんて偶然だろう。

 

それにユース年代は結果ではなく育成が目的であるべき。U-17で０－３で負けたのはヨーロッパでプレーする選手が少ないからなどというのは屁理屈である。それ以前にユースを育成するクラブのアカデミー、高校の部活（韓国で部活があるかどうかは知らないが）などが貧弱だから差が出てきたと考えるべき。

 

だいたい日本からヨーロッパへ移籍する１８，１９才の選手だって、その前は高校生だったわけでそこで揉まれて青田買いされた。それに日本の視点から見れば若い選手がほとんどただで流出しているわけで、けっしていい傾向ではない。Jクラブに入っても給料が最初は安いから、チャンスが広がるヨーロッパへと考えるのは自然の流れ。しかし成功するのは一握りの選手だけ。行けばいいというものではない。

 

どうして韓国人ってなんでも日本と比較したがるんだろう。ソンフンミンがいる限り、アジアのNO.1はやはり韓国だと思うのだが。