最近のWC予選を見ていると、日本代表の世代交代がほとんど進んでいないことがわかるし、試合を見ていてもワクワク感がない。どうしてかといえば、選手が同じで世代交代がなく、かつコアな選手たちに伸びを感じないからだ。
ザッケローニが2010南アWC終了後に、2011アジアカップで優勝する間にどのように選手を変えていったのかをみてみよう。
まず2010南アWCの初戦のカメルーン戦の先発メンバーを見てみよう。
GKは川島、CBはツーリオ、中沢、SBは長友、駒野、ボランチは遠藤、長谷部、アンカーに阿部、2列目に大久保、松井、1トップに本田。
次に2011年1月のアジアカップの初戦のヨルダン戦の先発メンバーは、
GKは川島、CBは吉田、今野、SBは長友、内田、ボランチは遠藤、長谷部、2列目は本田、香川、松井、1トップに前田。
コアな選手、川島、長友、遠藤、長谷部、本田、松井は変わっていないが、ザックはCBと前線をかなり変えている。ザックの場合、同じレベルにある選手が複数いて選ぶ場合は若い選手を選ぶという方針だった。
森保監督になってから2019年アジアカップ以降に若手でコアな選手となっているのは、久保くらいだろう。堂安だってまだ先発ではない。WC予選を通じてもっと世代交代をさせて、旬な選手をどんどん起用しなければワクワク感が出てこない。
幸いにして東京五輪世代の23,24才以下にはいい選手が多い。田中碧、三笘、旗手、相馬などなどをもっと活用すべきだろう。大迫、原口、長友などはもうファーストチョイスではないだろう。
しかし森保監督であるかぎり、世代交代はできないだろうなあ。
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