小倉体制終焉の一番の象徴といってもいい闘莉王の復帰劇。はたから見ればただの悪あがきにしか見えないのだろうし、クラブとしても残留のための努力を少しでも多く見せておきたいその一環なのかもしれませんが、彼のチームに対する貢献を誰よりも良く知っているグラサポとしては否が応でも期待してしまうというものです。
懸案事項として指摘されている実戦感覚とフィジカルの問題については豊スタで二週間のミニキャンプを行うチームと共に解消を図っていくとのこと。ただ、たとえピッチに立っていなくても存在そのものでチームを鼓舞しまとめることができるのが闘莉王です。極限状態での戦いが予想される残り7試合に臨むにあたって少なくともマイナスに働くことはないでしょう。
最後にジュロブスキー氏の招へいにしても、今回の闘莉王の復帰にしても、久米社長(兼GM)の存在が大きくものを言ったということだけは忘れないようにしたいと思います。