一部メディアで既に報じられていたとおり、初の海外移籍となる相馬が選択した戦いの舞台はポルトガル1部リーグに正式決定。アピールを誓ったW杯カタール大会ではコスタリカ戦で先発出場を果たすも、チーム全体が機能不全に陥ったことで目立った活躍はできなかっただけに、この発表に安堵し喜んでいるのは当然のことながら彼自身かもしれません。
移籍先のカーザ・ピアACは設立が1920年という歴史あるクラブながら1部に復帰するのは約80年ぶりとのことで、おそらく”残留”が今シーズンの現実的な目標になると思われます。リーグランキングは世界6位が定位置で、ベンフェカ、ポルト、スポルティングの3強支配が続くポルトガル1部リーグですが、自身の活躍によってチームをも好調に導くことができればビッグクラブ移籍のチャンスも出てくるのではないでしょうか。
ここまで現状に満足することなく着実にステップアップを続けてきた相馬だけにこの先もどのような道のりを歩んでいくのかが楽しみです。ファミリーとしては期限付き移籍ということで復帰の可能性も頭の隅っこで願いつつ、名古屋グランパスを背負って「世界のSOMA」を目指す「名古屋の相馬」を今後も暖かく見守っていきたいと思います。