赤鯱にこんがらがって

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J1リーグ第33節 名古屋2-1大宮

2014年11月30日 | 名古屋グランパス

 当日の入場者数21,695人・・・
 
 試合前のウォーミングアップで自身へのチャントに感極まったのか思わず座り込んでしまった玉田・・・試合後の挨拶で悔しさともどかしさと寂しさ一杯の面持ちでチームの不出来を謝罪した闘莉王・・・同じく試合後に行われたお別れのセレモニーも含め、この日は選手とサポーターがグランパスへの愛情をお互いに確認することだけはできたのですが・・・。

 肝心の試合はといえばロスタイムに出場した小川が決勝ゴールをあげるという劇的結末で念願の鬼門突破こそかなったものの、悲しいかな試合の見どころはその一点のみ。開始早々永井が先制点をあげるも、その後は守備を固める相手を攻めあぐね工夫の見られない攻撃を繰り返し、追加点が奪えないまま主導権を譲り失点を食らうという今シーズンおなじみとなった試合展開。おかげで期待していたホームでの直志の出場は観られずじまいとなってしまいました。

 何より残念だったのがこれからチームを背負っていかなければならない若手選手の不甲斐無さで、切り札として投入された松田力は低調かつ消極的なプレーに終始し屈辱の途中交代。田鍋も4試合連続の先発出場で満足してしまったのか持ち味を出せないまま前半で交代し、その田鍋に代わって入った磯村もまた試合の流れを変えられずいまいちの出来に終わっております。

 特に玉田の後を受け継がねばならないはずの松田力に象徴されるように、名古屋が柱として掲げる世代交代はまだスタート位置にも立っていないといった印象です。その他、若手以外にもチームとして守備面はともかく攻撃面で未だに目指す戦い方が見えてこないなどクリアすべき課題は依然として満載の名古屋。来シーズンに向けて期待よりも不安が大きくなりつつある私です・・・。


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