当日の入場者数21,008人・・・
“アカT”の効果もありシーズン開幕戦以来となる2万人超えとなった豊スタでしたが、この日は大型ビジョンの具合が悪く、誠に見づらい画面は結局試合終了まで復旧することはありませんでした。まるでチームの不振に合わせるかのような失態により、特にクラブエンブレムや出場メンバーをまともに表示できなかった仙台のチームやサポーター、その他関係者の皆様方には私からもこの場を借りてお詫びしたいと思います。
復帰を果たした野田や泰士らに加えレアンドロもベンチ入りし、ノヴァを除いてとりあえずベスト(と思われる)選手が揃った名古屋。水曜日の一戦とは違って選手達から戦う気持ちは伝わってきたものの、例によってチームには連携も共通理解も無く、個人頼みでとりあえずボールポゼッションこそするも、それはまるでぶっつけ本番で行うチャリティーマッチでも観ているかのよう。点をとるために必要なシュートにしても公式記録よりもはるかに少なく感じる印象で、そもそもそこに至るまでのチャンスや工夫もほとんど見られませんでした。
試合前日に指揮官はリーグタイトルについて可能性がある旨の発言をしておりますが、ならばこの試合は絶対に落とせなかったはず。残念ながらこの日の采配からは勝利への執念を感じられなかったし、それは我々グラサポだけでなく選手達にも伝わっていなかったように思えます。終わってみれば1ポイントも手にすることができず他に収穫も皆無・・・唯一の救いは天候にだけは恵まれ3戦続けての雨中観戦を免れたことぐらいでしょうか。
これで公式戦6戦未勝利でリーグ戦は2連敗・・・“J1残留”がいよいよ現実的な目標となるなか、来シーズンを危惧する声も聞こえ始めた名古屋の試練は最終戦まで続きそうです・・・。