当日の入場者数18,918人・・・
聖地・瑞穂での開幕戦は'07年以来、また、瑞穂での開幕戦でチケットが完売となったのは'96年以来だそうです・・・。会場入口ではグランパスのチアガールやユースの選手達が来場者を出迎えをしていて、昨年までとは違ったクラブとしての姿勢をアピールしておりました。
それはチームも同様で、先発した選手のうち楢崎、考起、和泉を除く8人が新加入という事実に、まずは〝新生グランパス”をあらためて実感した次第。試合は2-0という結果とは裏腹に開幕戦独特の雰囲気のなかで当たり前のように?苦戦、相手の決定力不足やゴールポストにも助けられての勝利で、残念ながら5-0で圧倒するサッカーとは程遠い内容でした。
GKを含めて徹底してショートパスをつないでいく姿勢には指揮官及び選手達の強い決意を感じるその一方で、それ自体が目的化したように見える時間帯も見られ、目指すサッカーはまだまだ道半ばの印象。それはこの日決まった2ゴールが共にショートカウンターによるものだったことでも明らかではないでしょうか。また、昇格の切り札として獲得したはずの新外国人3選手が揃って主力になりきれていない点も、今後に向けて少々気がかりなところです。
ただし、これはあくまでもチーム始動から1か月半しか経っていない現時点での話であって、今は目指すサッカーが大成するものと信じてサポートを続けるしかございません。尚、個人的にこの日一番嬉しかったのが考起と青木がピッチに立ってくれたこと。当然、この一戦だけで先発、ベンチ入りが確約されることはないと思いますが、今後も各々出場にこだわって日々精進していただきたいものです。