木漏れ日

日差しがキラキラと躍ってる…

映画「小川の辺」&ひとり映画祭り終了

2011年07月05日 | 映画
藤沢周平原作の短編小説を映画化した作品「小川の辺」を観てきました



夕暮れの大きな夕日 小川のせせらぎ 墨絵のような山々 森閑とした空気感が感じられ映像が美しい作品です 

主命で親友を討ちに行く旅の道すがら 風景を織り交ぜながら
 幼い頃の出来事 何故親友を討つ事になったのか… 
周りの景色と同じ様に 流れはゆっくり淡々と進められていきます
 東山さんの凛とした佇まいが 映画に重みを増しています


片岡愛之助さんと東山さんの殺陣はさすが型が決まっていました

ただ 菊池さんの殺陣は東山さんと相対する腕前という設定にもかかわらず
 アレではちょっと違う様な気がします
女剣士だったら「花のあと」の北川景子さんの方が格段に決まってたと思うんですけれど

好みもありますが田鶴役は菊池さんじゃない方が良いような…


そして遅ればせながら“ひとり映画祭り”のアップです

「デンデラ」



70歳を迎えると口減らしの為に山に姥捨てする風習のある 山間の村
50人の老婆達が「デンデラ」という組織を作って力を合わせ生きていた…
「姥捨山には続きがあった」キャッチフレーズに興味惹かれ 封切られるのを楽しみにしてました

女優さんがほとんどスッピン状態 それどころか汚れメークで熱演している姿に凄まじさを感じ話の行く先が楽しみだったのは前半まで…後半熊の出現で話の主題がボヤけてしまい終わってみたら何を訴えたかったのか…

雪深い所での撮影でご苦労が多かったでしょうにベテラン女優さん達の熱演が何だか勿体ないかんじ

「アンダルシア~女神の報復」



黒田さんは渋くって素敵で神足さんもカッコイイ景色は美しいし テンポもよく楽しめました

が…黒木メイサさんの役柄はもうちょっとベテラン女優さんが演じるか
 立場を変えた方が真実味あったんじゃないかしら?
ちょっと突っ込みいれたくなりました^_^;

「SUPER8」



なかなかおもしろいじゃないってドキドキハラハラ楽しんで観ていたのは前半
 後半は何だか違う方向に行ってしまった感じ…

スーパー8って?夫が観賞後『あれは『8ミリ』だからか?」って…どうやらそれがホントらしいんだけど
 今までのスピルバーグ作品のイメージをちょこちょこ織り込んでいるのかな?って私は勝手に思ってたわ(^_^;)

「ジュリエットからの手紙」


 
『ロミオとジュリエット』の舞台であり世界遺産にも選ばれるヴェローナ
 その街にはジュリエットの生家があり、年間5000通もの恋の悩みが届けられています
そして“ジュリエットの秘書“と呼ばれる女性たちが、その手紙に返事を書いているのだそうです
この映画はジュリエットからの手紙が導いた感動の実話を基にしたラブ・ストーリーです

50年前にジュリエット宛てに出された1通の手紙が見つかり
 それへの返信をソフィが書き イギリスに住むクレアの元に届く
クレアは手紙に後押しされるか様にかっての恋人に会って謝罪をしたいとソフィと共に初恋の人を探す旅に出ます

ソフィ役をマンマミーアのアマンダ・セイフライド チャーミングです
 たしかマンマミーアの時も“ソフィ“でしたよね   

イタリアのアチコチを車も使って訪ね歩き 
 ストーリーの先が何となく想像できますがドキドキ ワクワクして楽しい映画でした

なんといってもイタリア シエナの田園風景が詩的で美しくって いつか行きたくなりました

手軽に気分転換できる映画は良いですね
 次は ハリーに会いに行きましょうか それとも…