寒空の下、ちょっくら姫路

1月14日、月曜日。晴れ。
 連休最終日の今日はお天気が良いということだったので、「折角だから何処かに出掛けようか~」という話になっていたのです。ただ、これほどに寒い一日になろうとは…ちと誤算でした。ああ、さぶかった。

 11時頃に出掛ける予定で支度をしていると、ピンポーン♪と呼び鈴。実家からの宅配でした。自家製の野菜をしこたま。それが二人暮らしで容易に減らせる量ではなくて、有難いのを通り越してプッツンしてしまった私です。やでやで。

 何とか気を取り直し出かけました。阪神電車→JRと乗り継いで向かいましたのは、姫路です。
 子供の頃は、母方の祖父母が姫路市の西に位置する町に住んでいたこともあって、何度も訪れているのですが、大人になってからは祖母の葬儀が最後になっていた姫路です。して、その目的は…。
 じゃじゃん、姫路名物えきそば♪ …て、それだけじゃないですけれどぉ。

 ホームに降り立つと、ほぼ目の前に店舗がありました。駅に着くやいなや食事だなんて、何だか変な感じですわん。
 まねき食品の、えきそば!
 食券をサクッと買って、そばをサクッと受け取る。めちゃスピーディです。

 一応並べてみました。左がだーさんの、大盛りです。きつねと天ぷらがありますが、二人とも天ぷら。
 
 並は350円です。軽食感覚でいけそうです。

 窓の貼り紙。
 かくかくしかじかの経緯で、“和風だし+中華めん”というえきそばが生まれたのですね。
 かんすい入りの麺は黄色いというよりも、かなり白っぽかったです。お出しがとても美味しくて、関西の人のように少し飲んでみました。それで束の間温まったのに…。

  駅から姫路城へは歩いて行けますが、10分ほどかかります。その道々、兎に角さぶかった~! 寒い寒いと喚いてどうなるものでもないのに、冷たい風が吹く度に「さぶっ」と言わずにおれませんでした。   

 姫路城は修学旅行以来です。4度目くらいかしら?
 

 入場料ならぬ入城料を払って門をくぐっても、本丸はまだまだ遠いです。ぐっと見上げる感じですね。 
 それもそのはず、外観はどんなに美しくても軍事要塞としてのお城ですから、容易には近付けません。てゆーか、ここからず~っと坂道と階段ばっかりです。うう。
 それにしても、千鳥破風って綺麗ですねぇ。

 まずは千姫ゆかりの化粧櫓や長局(百間廊下)を見学し、何度も何度も門をくぐって、本丸へ近づいて行きました。矢狭間や鉄砲狭間を穿たれた(おおお、戦国じゃ)、漆喰の壁を横目に…ぜいぜい。

 でも、天主守に辿り着くまでなんて、まだまだ序の口でした。
 ええ、お城の中の見学なんてあまりにも久しぶりなのですっかり忘れていましたけれど、中の階段の怖ろしいことったら! 

 昔の人って小柄だから、部屋の鴨居なんかは結構低いのに、どうしてあんなに天井は高いのでしょうか(寒々しいほど天井が高かった)? そして階段が急!急過ぎる! しかも踏板の奥行きが狭い~! あれじゃあ梯子ですよ(え、言い過ぎ?)。

 天守閣は、外観は5層で内部は地上6階地下1階です。一方通行なので、上りだしたら上るしかありません。もう途中で、階段を下りるときの怖さを思って泣きそうでした。人目も気にせず、手摺にしがみ付いていましたよ。だーさんは、笑って見ていました…(ぐそー)。
 外観の優雅さに反して、石落としとか道具掛けとか鉄砲掛けが至る所にあって、建物の内部なのに頑丈な門も設えてあって、すごく見応えはありました(あたしゃこりごりですが)。

 緊張のし通しで下まで降りるとき、「無事に下界(?)へ戻ったら、姫路名物のおでんを食べるのよ!」と自分を励ましていました。で、天守閣の見学が済んでからはちょっと脱力気味で、播州皿屋敷のお菊井戸とか、あまり丁寧に見ないでふらふら通り過ぎてしまいました。すでに頭の中は、おでんと熱燗のことしか…(だって寒いの!)。

 さっそく、敷地を出てすぐ目の前のお店へ向かいました。やっとやっと、人心地です。
 はい、おでん盛り合わせ二皿。 姫路名物の、しょうが醤油で頂くおでん♪

 体が冷え切っているので、酒がすすむすすむ。

 おでん、とっても美味しかったです~。頂くのは私も初めてでしたが、だーさんはこのおでんのことを知らなかったそうで、びっくりしつつ絶賛していました(もともとかなり、おでん好き)。
 後で入ってきた女の子三人も、「単品でおでんだけ食べたいね~」なんて話し合っていたのに、注文したら「あ、売り切れました…」と言われてましたよ。ううむ、ぎりぎりセーフだったようです。

 なかなか疲れましたけれども、楽しい(なはは…)休日でしたよん。 
 姫路城はいつか桜の頃に、もう一度眺められたらいいなぁと思います。…外から眺めるだけ!がいいですね(根性無し)。

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麺喰いの日々 その10 (満月、どん…)

1月13日、日曜日。晴れ…?
 週末から不安定なお天気が続いていて、まとまった雨は昨日の午前中でやんだものの、今日もにわか雨が降ったりしていました。でも陽射しもある、変てこなお天気。

 先日、天気予報の声が「明日は雨が…」とか言っているのを耳にとめた私が、「もう一月なのに雨なのね」と思わずつぶやくと、となりのだーさんが、「こっちはほとんど雪は降らないよ」と答えたのでした。ふ~ん、そうなの。それはそれで少しさびしいような…。 
 あの、雪の日の朝のカーテンを開けた時にこぼれる溜息が、恋しく思い出されてしまう。目の前に広がる白い景色に、冷たいガラス越しの溜息を吹きかけるあの瞬間…。好きなのにな。

 さて、いつものようにランチの話ですが。
 最近ちょっと外食に飽き気味でしょうか。二人でランチに出かける時間も、ぐずぐずと遅くなってきました。お店もなかなか決まらないし。それでもやっぱり休日のお昼は外食が基本、なのですが…ううむ。 
 ちなみに今一番頂いてみたいのは、ペルシャ料理。理由は簡単、今読んでいる小説にばんばん出てきて、くらくらするぐらい美味しそうだからです。単純な奴です。

 結局この土日もまたまた二日続けて、ラーメンをいただいたのでありました。迷った時は、ラーメンよ♪ しかもたまたま二軒とも、お隣の西宮市にあるお店となりました。
 
 私が断然気に入ったのは、昨日行った「満月」というお店です。割と新しいのかも知れない?なかなか綺麗なお店でした。私たちが到着した時は空いていたけれども、あっと言う間に席が埋まっていきました。

 メニュー内容がとても豊富で、“とうふらーめん”とか“ベーコンらーめん”とか色々あって目移りしました。
 私はこのページで、どっちにしようかな~?と悩みました。

 だーさんが選んだのがこちら、もしかしたら一番人気?の“白味噌らーめん”です。
 かなり白いですなぁ。ニンニクチップもモヤシも白いし。だーさん曰く、「すっごく熱々だった」。 

 私はこちら、“ねぎ肉らーめん”。
 ラー油で和えられた白髪ネギがたっぷり…! スープをすすると、甘辛のバランスが絶妙ですよ。食べやすく刻まれたチャーシューは、脂身がほとんどない焼き豚タイプでしたが、このラーメンにはあっていました。 

 そして、私が大喜びだったのは手打ちの麺です。これが…、 ぷりっぷりの平打ち麺でした。ああん、こんな麺を頂くのは久しぶし~♪ 私が一等好きなタイプの麺です。全然伸びないのも秀逸ですのう。
 これで一軒、もう一度訪れてみたいお店が増えました。

 では今日のお店は。
 昨日の帰りに見かけた、「どん」というお店に行ってみたのでした。我が家にありますグルメムックによると、“ゆず胡椒おろしラーメン”が一押しらしいです。 

 ほら、入口の黒板にもこの通り。
 “女性にも大人気♡”とあります。 
 店内に入るとすぐ目の前が、横に一列のカウンター席でした。 

 オーダーから、待つことしばし。
 こちらはだーさんの“チャーシューメン”。一面の窓を背にしていたので、差し込む陽射しで一部がハレーションです。
 「あっさり・ふつう・こってり」の三段階から、だーさんが選んだのは「あっさり」でした。

 そして私の、“ゆず胡椒おろしラーメン”です。「こってり」にしちゃいました(だーさん曰く、大差ない)。
 手前右にあるのが、ゆず胡椒風味のみぞれです。これはこれで、なかなか美味しい…。

 この辺で一番よくある細麺に、この辺で一番よくあるゆる~い茹で具合でしたが、みぞれがよく絡むから、まあいっか…。  
 濃厚な鶏白湯スープでした。

 この頃少々気合いが不足していますけれど、麺喰いの日々はまだまだ続く…。きっとたぶん、麺がのびるようにズルズルと…(のびちゃイヤ~!)。 

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マリオン・ジマー・ブラッドリ、『牡鹿王』『円卓の騎士』

 訳もなく泣きたい気分…。
 至福の本読みでしたもの。しかも、念願の再会ですもの!

 古びてすっかり硬くなってしまった種のような記憶が、新しい水分を得てぐんぐんほころびていくように、遠い時間を越えて解けていく感じが堪らなく快感でもありました。そう言えばこうだった…!とか、時々記憶違いもあったりしてね。いや、それにしても面白かった。極上の物語でした。

 『アヴァロンの霧』、マリオン・ジマー・ブラッドリーを読みました。
 こちらは第三巻の、『牡鹿王』。
 アーサー王とグウェンかな?
 
 そしてこちら、最終巻の『円卓の騎士』。
 
〔 ヴィヴィアンはまた身をかがめて、眠っているモーゲンを抱き上げて愛撫した。「この子は幼いし、わたしもまだ賢女にはなっていないわ。でも、あなたとわたしとこの子は女神の三つの顔よ。わたしたちが三人そろって女神となるの。女神はわたしたちの中におわすのよ」 〕 『異教の女王』61頁

 もともとアーサー王物語はさまざまな説話などからなる壮大な伝説で、一貫したストーリーはないそうです。でも、聖杯伝説や騎士物語とも結びつき、ヨーロッパではとても親しまれている物語でした。例えば有名なエピソードの一つとして「トリスタンとイズー」の悲恋物語も、取り込まれていたりします。
 ちょっと話は逸れますが、絵画の題材として扱われることも多く、私は特にラファエル前派のエドワード・バーン=ジョーンズ が描いた、「欺かれるマーリン」なんてとても好きです。ヴィヴィアンを見つめるマーリンの、やるせない眼つきが堪りません。憔悴してるのかも知れませんが…。

 さて、ではこの『アヴァロンの霧』の魅力と言えば、モーガン・ル・フェイ(モーゲン)の視点から語られていることと、そのモーゲンを始めとして、登場人物たちの緻密な心理描写がされていることでしょうか。 
 何しろモーゲンは、“透視の力と男女の心の中を読み取る能力を生まれながらにして持って”いるので、まだ自分が幼かった頃の事やら、実際に自分の目で見たわけではないことまでも語ってしまう…という離れ業をするのであります。ううむ、流石はファンタジーじゃのう。

 騎士と剣の物語があえて女性の視点から語られていることで、冒険や戦の為に外へ外へと飛び出していく男たちの野望に隠れてしまいそうな、女たちの葛藤や悩み、愛に迷う姿が生き生きと伝わってきます。運命に流されているようで決してそれだけではない、しなやかにたわむ彼女たちの強さにも、胸を打たれます。
 そしてそこに、古い女神信仰とキリスト教の対立が絡んでくるところが、この作品の企みの深さです。 ちょうどこの時代、土着のドルイド教が退けられ、またある部分はキリスト教に呑み込まれていったいったようですが、その対立の真っただ中にあるのがこの作品の世界であり、アーサー王の宮廷なのです。

 アーサー王の宮廷へのキリスト教を影響を、どんどん色濃くしていく張本人が、王妃グウェンフウィファルです。 それに対してモーゲンは、アヴァロンで修業を積んだドルイド教の巫女。 
 グウェンフウィファルは、あまり聡明ではない狂信者のような面を持ちつつ、アーサーの親友ランスロットを深く愛してしまうという女性です。グウェンフウィファルはとても信心深いので、常に不義の罪の意識に苛まれ、アーサー王とランスロットへの愛に、心を二つに裂かれるような苦悩を負います。けれども皮肉なことに、グウェンフウィファルが野蛮な邪教として忌み嫌うアヴァロンの法に従えば、グウェンフウィファルのしていることは、何ら罪にはならないのです。何故ならば、ドルイド教の女神は、“好きな男を選ぶ権利をすべての女に与え”ているからです(この皮肉がまた、ピリッと効いているのですよ)。
 特にこのころのキリスト教が、女であることの原罪を強く説き、女性を抑圧するものであったのに比べて、女神信仰による大らかなドルイド教は、大地との一体化を重んじる女性原理が強い。…このあまりにもかけ離れている宗教同士の相克が、ぞくぞくするような面白さで描かれています。

 あと、モーゲンは本当は糸紡ぎが得意なのに恍惚状態になるのを嫌ってあまりしないのですが、糸紡ぎと魔法って切っても切り離せないんだな~と思って、印象的でした。生活に根ざした女の仕事が、どうして魔法と結びついたんだろう…? そういう細部にまで関心を持てる、読み応えのある作品でした。

 結局物語の最後には、アーサー王が一時の平和をもたらしたブリテンは、再び麻のように乱れる時代へと戻ってしまいます。それでも、それぞれの登場人物たちに心の平穏が訪れたのかな…と思えるラストは、胸がいっぱいになりました。

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マリオン・ジマー・ブラッドリー、『異教の女王』『宗主の妃』

 先日触れましたように、年末から読んでいます。
 日かずをかけているけれど、ずっと読んでいるわけではありません。その、現実のために物語から身を引き剥がすのが切なくなる日々です。うっすらとアヴァロンの霧をまとったまま、雑事をしぶしぶ…。そしてまたうきうきと、本の中へ戻っています。
 けれどもとうとう4巻までたどり着き、佳境にさしかかったところで少し記事を書いておこうと思い、こうしてPCの前に座りました。このまま読み終わってしまうのが、だんだん寂しくなってきたことですしね。

 初めて読んだのは高校生の頃ですから、どんなに昔のことか推して知るべし…です。なんてね、奥付によると88~89年に全四巻の初版が発行されている作品です。 

 今回私の手元にありますのは、二ヵ月ほど前に隣町のブックオフで見つけ出し、「ぎゃほ~ん!」と抱きしめてしまいそうだった古本です。そう、かつての私が読んだ本は、いつしか手放してしまったのでした。
 たぶん、ファンタジー系の小説を子供っぽいと感じるようになった時期があったことと、特にこの物語に関しては、当時の私には好きなのか嫌いなのか判然としない印象とがあって、その為に手放してしまったものと思います。の、ですが…。
 大人になり、ずっと時間が経ってから、何度も思い出すのです。とても強烈だった読み応えの記憶と、今の私ならば昔とは違う風に楽しめるのでは…?という思いが頭の片隅にいつまでも残って、いつか再読をしたいとひそかに念じ続けていたのでした。

 遥か遠いある日、手にしたそもそものきっかけはアーサー王物語への関心でした。
 でもこの作品は、妖姫モーガン・ル・フェイの視点から語り直されたもので、作者マリオン・ジマー・ブラッドリーの独特な味付けをほどこされ、従来のものとはまったく違う魅力をもった物語となっている、のだそうです(私は決定版を読んでいないので…)。
 でもちゃんとアーサー王物語の要所は踏まえてあって、有名なエピソードの数々も存分に堪能出来ます。

 こちらが第一巻の、『異教の女王』です。
 この表紙の人物は、〈湖の貴婦人〉のヴィヴィアンでしょうね。

 そしてこちらが第二巻の、『宗主の妃』。
 この人は、アーサーの王妃・グウェンフウィファル。

 モーガン・ル・フェイ(この作品ではモーゲン)だけに限らず登場する女性たちが、王や英雄たちの飾り物としてではなく、自分の考えや個性を持った一人の女性として息を吹き込まれて生き生きと描かれているのは、この作品の大きな魅力です。

 特に今回私は、モーゲンが大好きになりました。従来の物語では確かに悪役かもしれないし、この物語でも最後には、異母弟のアーサー王に敵対することになる魔女かもしれません。でも、誇り高いアヴァロンの巫女としても、本当は人一倍愛情に憧れ続けていた一途な一人の女性としても、好きにならずにいられませんでした。ううむ、初読のときにはそうは感じなかったような気がします…。
 それを言うなら王妃グウェンフウィファルも昔は嫌いだったのに、「本当は切ない女性だったんだなぁ…」なんて、同情的になっていましたわ。運命の恋に落ちた直後に、別の男(て、アーサーですが)との結婚。そして世継ぎが生めない辛さからどんどんキリスト教へのめり込んでいった、抜きん出た美貌と平凡な弱さを持ちながら王妃の座に居続けなければならなかったひと。

 そして、「今の私なら昔とは違う風に楽しめるのでは?」と感じていた理由の一つは、ある意味、自分が昔ほど潔癖症ではない…ということかも知れません。いや、ちょっと違うか…う~ん。
 例えば昔は本を読んでいるときに、作品内における世界と、自分自身が生まれ育った環境との間の線引きが、なかなか出来ていないところがあったような気がします。たとえ平安時代であろうと古代エジプトであろうと特異な事情があろうと、一夫多妻制とか不倫とか近親相姦なんかが出てくる度に、かなり納得のいかない気持ちで嫌悪感を持ちながら読んだりしていたことがありましたしね。 
 どうしても作品内の世界観を、自分のいる側に近寄せてしまうのですね。だからつい安易に「もしも私だったら許せない、これは酷いことだ…!」なんて、自分の身に付けたモラルだけで判断してしまう。その人物たちと自分との間に、どれほどの距離があるのかもよく考えずに。倫理観とか道徳とか、古今東西に唯一絶対のものなんて本当は決してないのに、自分のいる側で決めつけてしまう…。
 いつの間にか、そういう読み方をしなくなったと思います。その方が自由に読めるなぁ…と。 
 ブリテン土着の大らかで野蛮なドルイド教の儀式に〈大いなる婚姻〉というものがあって、女神に仕える巫女が女神の役割をして、その土地の王と文字通り結ばれる(しかも洞窟で)…とか、今回は「のびやかな信仰で、いいじゃ~ん」てな感じでしたけれども、初めて読んだ時は理解不能でしたもの。

 あ、あと、先日某所で「私のおぼろな記憶によれば、アーサー王とランスロットが腐…」ともとれる箇所があったことをチラッと書きましたが、初めて読んだ時はいまいちよくわからなくて読み流していたところで、微妙な描き方がされていました。ふふふ。
 …ではそろそろ、戻るとします。

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麺喰いの日々 その9 (マンドリーノ、季風軒…)

1月6日、日曜日。晴れ。
 あけましておめでとうございます。 
 新年の挨拶も遅くなってしまいましたけれど、ぼちぼち今年も更新をしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 少々あわただしく帰省を済ませてからは、のんびり過ごしておりました。その間にうちのPCが新しくなりまして、ちょっとだけイラッとしています。画像のいじり方とかなかなかわからなくて…。

 さてところで、今年の麺一杯目はJR芦屋駅のビルに入っているお店で蕎麦でした。二杯目というか二皿目は、北新地のイタリアン「マンドリーノ」にて。
 こちら、 “スパゲッティボンゴレ”。
 こんなのとか。


 こんなのを、美味し~い辛口白ワインで頂いたのでした。二人で新年会の、二軒目のお店でした。

 
 出遅れてしまった(?)のがラーメン。ですから昨日と今日は、その遅れを取り戻すべくラーメンを求めた二人でした。
 というわけで、今年のラーメン食べ初めの一杯は……。
 ふふふ…、デジカメを忘れちゃったからこんなに画像が小さいわ…。
 超どとんこつ(かなり豚臭い)が頂けるお気に入りのお店、「しぇからしか」の一杯です。 だーさんと二人、「新年最初の一杯は、納得のいく一杯にしたい」とこだわって選んだお店でした。 

 さてさてそして今日のお昼ご飯は。
 車を転がしているだーさんが行き先を教えてくれなかったので、「どこに着くのかな~?」と楽しみにしていましたらばそこは、最近購入したラーメン限定の関西版グルメムックに載っていたお店でしたよ。アサリ入りのラーメンの写真が美味しそうだったのです。
 駄菓子菓子…。アサリは牡蠣と交替してしまったみたいでした。でも私は牡蠣が大好きなので、問題なしです。むしろ嬉しいわん。
 そこは神戸は湊川にあります、「季風軒」というお店でっす。

 どうやら人気店らしく、しばしお店の外で待たされました。今日はさほど寒くないと思っていたのに、さすがに日陰で立っていると体が冷え冷え~です。早く私に熱々ラーメンを! 

 店内のカウンター席に落ち着いても、ちょっとやそっとでは温まりそうにありません。張り切ってチゲ風の一杯をオーダーしました。
 “かきとかぶらのらーめん”も少し気になったけれど、私は蕪があまり得意じゃないし。

 わ~い、運ばれてきました。
 こちらはだーさんの、“角煮らーめん”。
 あちゃ~。塩らーめんに白菜は、我々の好みには合わないです…(でもちゃんと完食してました)。

 そしてこちら、私が頼んだ“かきと韓国もちのピリ辛らーめん”。
 熱々スープをぐびぐび頂いて、「美味しい~」とご満悦の笑みがこぼれました。牡蠣のエキスと辛味が絡んで、すごく私好みなお味になっていました。るん♪ 
 細麺がゆるいのも気にならないくらい、満足満足。もちろん体はぽかぽかです。

 韓国餅なんて久し振り。
 ←ちょっとだけ餅が写ってます。
 お正月といえどお餅を食べていないので、ちょうど良かったかも? 
 こんな調子で今年も、麺喰いを中心につるつるやっていきます。
 あ、違う違う。本の話を中心にしたいです。はい。


 そうそう、このお正月で楽しみにしていたことと言えば、「のだめカンタービレinヨーロッパ」でした。第一夜では「やり過ぎかも…」と思うところもあったけれど、全体的には楽しみましたよ~ん。いつか漫画も読んでみたいです。
 も一つ面白かったのは、「新春歴史ミステリー 古代ローマ1000年史」。塩野七生さん、この番組では声だけでしたねぇ。声だけでも格好良いですが(きゃあ)。ううむ、少しは「ローマ人の物語」の予習になったかしら…?   

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