goo blog サービス終了のお知らせ 

5月10日

 「あの本、読みました? 生誕100周年 三島由紀夫スペシャル」を見た。そして懐かしさで胸がちくちく。 (三島が一番気に入っていた作品が『鏡子の家』というのは、私には有名な話だったけど。読み返したくなってしまったw)

 昔々、私の初三島は『沈める滝』で(なぜw)、それから『音楽』『午後の曳航』…と、目に付いたものから読んでいた。当時はまだ10代の後半、代表作を後の楽しみに態と残しておくという読み方をしていた。今はもう、そんな悠長なことは出来ない。贅沢なことしてたんだなぁ…と。 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

1月1日

 あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。
 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

5月24日

 多和田葉子『きつね月』を再々読した。
 
 二度と同じ模様にならない言葉たちの万華鏡をのぞくよう。

 “ほとんどの単語は平和条約を結び合っている。ぶつかり合うことがあっても、すぐに抱き合ってしまう。相手の顔を見なくても済むように。(略)ふたつの単語が出会って、わたしたちの自由を奪う。たとえば、巨匠と文学、声と民主主義、休暇と自然。うんざりするような組み合わせを見ると、肺に力が入らなくなる。”

 “文字たちと尼僧たちは海に向かって走り出し、睡蓮の刺を探すために、衣の裾をめくりあげて、ひらひらと砂浜を渡っていく。自分の肖像画と似ている人が滅多にいないのと同様、昼食の席で緑色のくしゃみをしながら熱帯の沼地を思い浮かべる人間もめずらしい。”

 

 

 

 

 

 雲雀料理の後にはどうぞ空の青映しだしたる水を一杯
  ──尾崎まゆみ『微熱海域』  

 五月を惜しんで‥(´ー`)
  

 雲雀料理
 五月の朝の新緑と薫風は私の生活を貴族にする。したたる空色の窓の下で、私の愛する女と共に純銀のふおうくを動かしたい。私の生活にもいつかは一度、あの空に光る、雲雀料理の愛の皿を盗んで喰べたい。
  ──萩原朔太郎『月に吠える』

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

4月1日

 my new gear…
 ケニアから遥々、アフリカンテキスタイル・キテンゲのお洋服が届いた。ピンタックスモックワンピ♪
 個性的な色柄で少し迷ったけど、ピンタックが美しくて気に入った (๑˃̵ᴗ˂̵)
 
  
 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

1月1日

 あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。
 地元おみやは、定番のゆかりと小倉トーストサブレでした。
 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

12月31日

 めざめたらもう遠ざかる夢 
 しんと収奪されて
 しまうみたいに

 はなの種
 釦 古切手
 糸 切符 針
 が収まる死者の小函に

 しずかに
 つきはなされながら
 こころは澄んでゆく
 差しだされた曲に

  ──小林久美子『アンヌのいた部屋』

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

12月1日

 my new gear…
 花のカービングを施されたアマゾナイトのピアス。暖色のニットに合わせるつもり (๑˃̵ᴗ˂̵)
 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

11月14日

 みずうみに心臓あらばあらわるるひとつ水紋巨きくあらん

 ふる雨にこころ打たるるよろこびを知らぬみずうみ皮膚をもたねば

 この秋夜ひとはあまたの本を読みいかなる本の生も生きない

 されこうべひとつをのこし月面の静かの海にしずかなる椅子

  ──佐藤弓生『モーヴ色のあめふる』

 

 

 おはよございます。チーズ焼きおにぎり。 #OnigiriAction 青空ごはん部
 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

10月26日

 美容院でカットしてもらってきた。昨日の眼科受診からもやもやを引きずってたけど、出来上がったわたくしがなかなか可愛いのでちょっと元気出た。
 年末は混むからと言われて、12月のカラーの予約も取ったよ。もうそんな時季‥(´ー`)

 

 

 指輪物語、私も再挑戦しようかなぁ…。
 うん10年前の挫折本だし、そも私はファンタジーがやや苦手ではあるけれど(でも例えばタニス・リーは大好きだから一概には言えない)、作家で歌人の川野芽生さんがトールキンの研究をされてるので、読んでみたくなるん。

 百鬼夜行シリーズの再読祭もしたいんじゃが…(気が遠くなるるる)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

9月21日

 ああ九月!空の高さと埋葬の深さがこんなに比例するとは
 
 消息は微かなる息 白秋が拾ひあげたる手首のやうな

  ──笹原玉子『偶然、この官能的な』  

 柩なのだから行かせてやりなさい日傘の骨のきしむ九月を

  ──服部真里子『遠くの敵や硝子を』  

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ