10月28日(日)のつぶやき(中華そば♪ 「中村屋 尼崎本店」)

@rinakko 11:46
中華そばの「中村屋」が尼崎にあるよ! てことでお昼ごはんに。大垣の店はいつも行列だったのに、ここは空いてる…。
 ご馳走さまでした♪


@rinakko 15:29
最寄りの図書館(阪急電車で一駅)の休館日、月曜じゃないのは流石に憶えたけれど、水曜か木曜かでちょっと記憶が怪しくなる…。『酒国』を待っている人がいるので、そろそろ行かねばー。

@rinakko 15:31
そして、莫言はもう一作手元にある。濃いいいいいんだろうな、これも…。
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10月27日(土)のつぶやき(売布の「ダイニングバー SENJYU」)

@rinakko 10:14
おはよございまずー。ちょっと風邪気味なので出かけるのはやめて、二度寝したりここでにょろにょろしたり。お風呂に入っておきたい…(色々億劫)。

@rinakko 10:22
たんもりエロス(いやもう…)の『継母礼讃』がめっちゃ面白かったので、来月のリトゥーマが楽しみ過ぎる。
 
 近くの「SENJYU」にて。
@rinakko 19:19
本まぐろ赤身と、かんぱち。

@rinakko 19:34
カキフライはね、衣でお腹が膨れちゃうと思うの…。
@rinakko 19:46
しかし、カキフライ旨い…。

 ご馳走さまでした♪
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マリオ・バルガス=リョサ、『継母礼讃』

 『継母礼讃』の感想を少しばかり。
 “ルクレシアは額、目、眉、頬、顎に少年の唇が触れるのを感じた……薄い唇が彼女の唇に触れたとき、あわてて歯をかみしめた。フォンチートは自分のしていることがわかっているのかしら?” 13頁

 す、素晴らしく面白かった。優雅な音楽と夜の喜悦、愛と官能の須臾の夢がとろとろと…溢れんばかり。遂には表面張力を保ってふるえだす辺りは、本当に圧巻だった。そこに、最後の一滴が落ちる瞬間まで…。
 天使の如き美少年アルフォンソと、麗しい継母ルクレシア。そして夫であり父である、ドン・リゴベルト。甘い蜜に溺れていく禁断の関係と、夫婦の寝室の秘密とが、六点の絵画を踏まえて描かれる。その絵解きと物語との繋がりには、ただただ感歎した。一点目の絵画が現れるリディア王の章は、妃の馬のような尻(!)があまりにも讃えられているので可笑しかったけれど、不吉な含みでもあったのだなぁ…と。
 とりわけ後半の、広間に飾られた抽象画の中にルクレシアを見出し、そのことが、アルフォンソからルクレシアへ、ルクレシアからリゴベルトへと伝わっていく流れには息を呑んだし、その内容にも圧倒された。 

 全篇に行き渡るエロスの観念は、時に詩的な言葉で美しく飾り立てられ、神話の神々の放埒な戯れのように無垢をよそおい曝される。めくるめく幻想に絡め捕られる心地がして、いったい何を読んでいるのだろう…とくらくらした。ああ、それにしてもアルフォンソよ…。
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10月25日(木)のつぶやき(読んだ本、『猫ダンジョン荒神』)

@rinakko 06:55
おはよございまず。温かこーじーごきゅごきゅ。寒くなったので、去年より早めに腹巻きしてます…。

@rinakko 07:14
そう言えば、昨日ちらっと見せてもらった『アヴィニョン五重奏』の書影、西脇光重さんの絵だったのでますます楽しみだー。ぐふふふ。


@rinakko 12:29
【小説神変理層夢経 猫未来託宣本 猫ダンジョン荒神/笙野 頼子】を読んだ本に追加
 “大晦日等特に、この荒神様は私の夢の中で家中のフライパンを全部使ってお料理する。秋過ぎからもう、蕎麦粉のパンケーキに凝ったりして。” 15頁

 久しぶりに読んだ笙野さん。やはり好きだなぁ…としみじみ思う。
 脊椎湾曲、そして癲癇から認知症へと老化が進んだ、愛猫の介護に明け暮れる日々。それでも、残された最後の時間を楽しく、ドラと幸福に過ごせるなら…と、猫ダンジョンを作り出した。“神はいない、そんなことはわかっているけれど信仰の形は必要、だから神も要る”という理屈からなるプチ信仰が、ここでは(家内)宇宙最強の神様、荒神様へとたどり着いている。
 確かドーラって、とても気品のある美猫さんでしたよね…と思いつつ。あとがき小説も相変わらず凄くて、深い溜息がこぼれてしまう。
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ボフミル・フラバル、『厳重に監視された列車』)

 『厳重に監視された列車』の感想を少しばかり。

 “日付印さえそんな所に押したんだ!” 25頁

 面白かった。ナチス支配下のチェコ、見習員ミロシュの働く鉄道駅が物語の舞台である。主人公のひいじいさんルカーシュと、催眠術師だったじいさんの件も大好きだし(町の人たちをむかつかせた家族…!)、操車員フビチカが駅のゴム印を次々に電信嬢の尻に押しまくった…というエピソードも可笑しかった。

 ミロシュが働く駅を通過するのは、厳戒兵員輸送列車、飢えた子牛や牝牛が輸送される列車、前線から到着して故国へと向かう病院列車、そして弾薬を積んだ貨物列車…。
 性的失敗を苦に病んで…(むむむ)というミロシュの事情も、一連の流れの中で知らされると妙に納得させられてしまうが、それが終盤の行動に繋がっていくのは驚きだった。シュールな嗤いと、猥雑でエロでメランコリックな作風を、こそりと愛好し続けたい作家である。
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10月23日(火)のつぶやき

@rinakko 07:49
おはよございまず。雨音が聴こえなくなったけれど、風が出てきました。天気予報では午後は晴れなのよねー。

@rinakko 08:05
今朝、福永訳の「古事記」の序を読んだところ。意訳じゃない全訳を読むのはたぶん初めて。で、目次に佐保姫の名前を見付けると、しーのだ!(桂木しのぶね)と思うのであった。

@rinakko 08:09
好きだったなぁ…。清らなる椿姫たる白路さんとか、奇跡の人は高城さんで、あと、虹子女史だっけ…。

@rinakko 16:58
久しぶりに少女小説読みたいな…と思いながら、今日は新訳の『フランケンシュタイン』を読んでいる。まだまだ終わらない。もっと短い話なのかと勝手に思っていたよ。女の子とお花を摘むんじゃないの…?
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莫言、『酒国 』

 莫言を読むのは久しぶりで、これが3作目。『酒国 ―特捜検事丁鈎児の冒険』の感想を少しばかり。

 “一杯また一杯、奈落の底にまっ逆さまに落ちて行くかのように、風の音さえ聞こえない。彼らが痛飲する間に、盛んに湯気をあげる彩り鮮やかな主菜が次々と車輪のように転がり込んできた。” 38頁

 流石の面白さだった。兎に角泥臭いし、何とも独特な喧しさに溢れているけれど、語りの力強さに呑まれてしまう。そも、主人公丁鈎児(ジャック)が酒国へと赴くことになる、その任務の内容からして異様過ぎて不気味で、そんな初っ端から掴まれて目を離せなかった。そして、ジャックの物語と並行して、作家莫言と小説家志望の院生季一斗との往復書簡、彼が書いた短篇小説…と交互に読ませていく構成も、現実と虚構がせめぎ合うような様相を強めていく。

 特捜検事丁鈎児の腰砕けな活躍ぶりと好対照なのが、粗暴な女性運転手や、季一斗の岳母袁双魚夫人(アンチエイジング美女!)の強烈さだった。とりわけ、代々の燕採りの家に生まれた岳母の話を、季一斗が物語としてまとめた『燕採り』のインパクトは凄くて、忘れがたいし考えさせられる内容だった。
 中国の食の文化は、ただ貪欲なだけでもなく、底知れない恨みの土壌に根付いているのだろう。だからこそ、調理学院特別調達所で掲げられる欺瞞の理屈にも、ひょっとしたらあり得そう…などと思わせられてしまうのだ。ロバ料理のフルコースを出す豪華レストランの経営者、小人の余一尺の存在も、グロテスクな設定の中でひときわ際立ち、食に対する業の深さと結び付いて印象的だった。
 縷々述べられる酒への拘りにも関心はあったものの、気を抜いたらそれこそ悪酔いしそうな読み心地。

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スタニスワフ・レム、『完全な真空』

 『完全な真空』の感想を少しばかり。

 “実在しない書物の書評を書くということは、レム氏の発明ではありません。” 5頁

 素晴らしく、すこぶる好みな作品だった。のめり込みめり込み、夢中になって読んだ。架空の本ばかりを取り上げた、あり得ない書評集。とんでもない着想に感歎していられるうちはまだ序の口で、次第に頭からバネやら螺子やら飛び出そうになりつつ齧り付いている状態だった。突っこみどころ満載なはずなのに、畳みかけてくるロジックに語り倒されて茫然と立ち尽くす。それですっかりご満悦なのだから、世話がないなぁ…。
 始めの本書の(!)書評も含め、16章。お気に入りの章はもちろんあるが、振幅が増大していく全体の流れも凄いと思った。最後まで読んでもう一度第一章へ戻ると、悪ふざけの企み深さに駄目押しの目眩がする…。

 「性爆発」や「親衛隊少将ルイ十六世」、「とどのつまりは何も無し」はかなり笑った。この辺りは読みやすい。
 とりわけ好きだったのは、第一級の天才は人類を見失う…という「イサカのオデュッセウス」。人生を設計してくれるビーイング社とそのライバル会社の出現によって、“前払いされた偶然”だけが蔓延る未来を描いた「ビーイング株式会社」。いったい何の話か…と半ば呆れつつ、オチで大笑いだった「生の不可能性について/予知の不可能性について」。など。
 「我は僕ならずや」と「新しい宇宙創造説」に至っては、ただただ圧倒というか、口が開きっ放しというか…。まあ、どっぷりSFだった。ふ。

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ウラジーミル・ナボコフ、『プニン』

 『プニン』の感想を少しばかり。

 “一方プニンは、すこぶるプニン的な渇望の充足に身を委ねていた。彼はいまプニン的な困惑を味わっているのだ。” 19頁

 素晴らしかった。プニンがいい、とてもいい。不器用で頑なな生き方も、静かにたたえる郷愁も、文学への愛も、邪気のなさも、切々と胸に迫ってきた。不運さえもがいじらしくて、これは所謂萌えか…と秘かに思ったり。でも、プニンのような人物を描いて、その魅力をこれほどまでに伝えられるのは、やはりナボコフだからこそ成せる業なのだろう。何となれば、“不条理な事物”と絶えず戦う彼の姿は、傍から上辺だけを見るならば、救いがたく滑稽な人物にしか映らないかも知れないのだ。

 そんなプニン教授は、ロシアはペテルブルグに生まれ、白軍入隊を経てコンスタンチンノープルに逃れ、プラハで大学教育を終了させ…と、根なし草のような人生を強いられてきた亡命ロシア人である。物語は、少しく回想を交えつつ、ささやかな喜びや憤りに縁取られたプニンの日常を、優しく掬い取るように綴っていく。
 たとえば、新しい義歯が気に入って、取り外しを披露するプニン。専用の研究室をプニン化するプニン。図書館のカタログ・カードの引き出しを、大きなクルミのように抱えるプニン。新居移転の祝いに張り切るプニン…。何故だろう。こんな風に、なんでもない場面を一つ一つ思い浮かべていると、不意に胸がいっぱいになる。  

 気まぐれにどの頁を開いてみても、おとっときの文章が目に飛び込んでくる。終盤における苦味があまりにも周到で、ただただ舌を巻いた。

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10月16日(火)のつぶやき(東北料理♪ 「佐勘 梅田本店」)

@rinakko 06:57
おはよございまず。温かこーじーが美味じいいい(じんわり)。昨夜寝室で派手に転んだらしいけれど、記憶にないっす。

@rinakko 18:04
梅田にて、東北料理の居酒屋にゃう。いも煮と厚切り牛たん炙り焼は、後できっと頼む…! 何を頼んでも美味しそうな品書きだわ~。

 鯛の昆布〆。


 いも煮。


 秋鱧と松茸の天ぷら。


 厚切り牛たん炙り焼。
@rinakko 19:21
きりたんぽ焼、美味…。

 ご馳走さまでした♪
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