9月29日(水)のつぶやき

06:58 from web
おはようございますー。晴天。生姜湯を飲んだら温まり過ぎたよう。ぱたぱたぱた…。
08:03 from web
そろそろ課題本を…とか言ってるうちに9月が終わってしまう。あれま。そして10月の課題本は、図書館で借りて読んで大好きだった作品。買ってもいいんだけれど予算がね…(予算なんぞあるのか?)。
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ナギーブ・マフフーズ、『シェヘラザードの憂愁』

 『シェヘラザードの憂愁――アラビアン・ナイト後日譚』の感想を少しばかり。

 《物語》のおかげで3年間生き延び、遂にスルタン妃となったシェヘラザード。《物語》のおかげで暴君として犯してきた罪をとうとう知り、統べる者として新たな扉を開けんとするスルタン・シャハリヤール。アラビアン・ナイトの後日譚であるこの物語は、《物語》の終わったその夜明けとともに幕を開ける――。
 人の心を惑わしてはつけ入り、悪戯を仕かけるジン(妖霊)たちが、我が物顔に跋扈するアラビアン・ナイトの不思議な世界! どこがどう換骨奪胎なのかわかったりわからなかったりだったけれども(なはは…)でも、本当にすみずみまで堪能できる一冊だった。
 子供の頃に憧れた、ベールで顔を隠した妖しい美女たちのたおやかな姿、煌びやかな宮廷の場面もあれば、一方には、深い信仰に基づいて敬虔に暮らす者やそれほど敬虔でもない者、富む者、こころざし高き者低き者…が入り混じり合って、賑やかに集う喫茶店の場面もあり、庶民たちの生活ぶりが活き活きと描かれている。スルタン側と市井にある者たちの物語とがどう関わっていくのか…も、読みどころである。
 その物語の内容も盛り沢山。妖霊に魂を操られ、まるで器だけを変えるように姿を変え生まれ変わりを繰り返させられる男の、数奇な遍歴があるかと思えば、夢で出会った相手に恋焦がれてしまう美男美女の恋物語もあり、他にも、街中の男たちが魔性の女に手玉に取られる話、ジンの悪戯で堕落してしまう若者の悲劇…などなどと、群像劇としてもとても面白かった。いささか死者の数にはあきれるが、そういう世界なんだなぁ…と思ったり。

 タイトルにもなっているシェヘラザードの憂愁とは何のことなのか。厖大な《物語》を語り終えたことによって、あらためてシェヘラザードの心にさした翳。その憂愁の元。それは、いくら心を入れ替えたとは言え本性までは変えられない、夫スルタンへの拭い去れない不信。それまでにスルタンが流してきた、罪のない大勢の処女や信心深き人々のおびただしい血の匂いへの嫌悪だった…。
 シェヘラザードの憂愁の元は、実はスルタン・シャハリヤールの胸を苛む自責の思いや罪悪感と根は同じなのだ。二人に圧し掛かる過去の罪の重み。シェヘラザードの憂愁とスルタンの悔悟の念、この二つが物語全体を貫いてどう変わっていくのか。シェヘラザードの憂愁は晴れ、シャハリヤールの悔悟と自責がやわらかく解ける日は果して来るのか…? 
 意外なラストだったが、深くてずしり…と響いた。素晴らしい、と思った。 

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9月28日(火)のつぶやき

09:51 from 読書メーター
【シェヘラザードの憂愁】を読んだ本に追加 http://book.akahoshitakuya.com/b/4309205127 #bookmeter
11:31 from web
これから読もうとしている本、期待していた以上に面白そうな気がしてきて鼻血が出そうなう。
15:59 from web
寒暖の変化に体がついていけてないことが、来る日も来る日も猛烈な睡魔に襲われる…という変調で現れるこの時期。本読みが捗らないって言うか、物語の続きが何度も何度も夢の方へと一人歩きを始めてしまって手に負えない。
16:46 from web
ハートのフープピアスをもらったので着けてみたのだが、微妙に恥ずかしい。はあと……。そう言えば、昔からあまり身に着けたことがないかも。
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9月27日(月)のつぶやき

05:54 from web
のどが痛くて生姜湯。今季初。ここ数年、毎年寒い時期はお世話になっている。ちゃんと痛みが和らぐので、ちゃんと風邪予防になっていると思うの。
07:11 from web
おはようございますー。秋は単独では好きなのだけれど、涼しい日々が冬へと近付く一歩一歩だと思うので泣きたくなる…。あ、昨夜の情熱大陸、観るのが楽しみ♪
17:14 from web (Re: @hanakochia
@hanakochia おかえりなさいませっ♪ わ~い^^
17:28 from web
今日の本、あと少しで読み終わるー。アラビアンナイトの後日譚、面白い面白い。スルタンや美女たちがまとう豪華な衣装とか、飾り立てられた宝石とか、挿絵で見られるといいのになぁ。
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9月26日(日)のつぶやき

07:37 from 読書メーター
【花火―九つの冒涜的な物語】を読んだ本に追加 http://book.akahoshitakuya.com/b/4434146254 #bookmeter
10:19 from web
お蕎麦を食べに行くー。晴天、蕎麦日和なれば。
20:24 from web
戦場で三味線て、これか…。あり得ん。
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アンジェラ・カーター、『花火』

 副題にがっつり、摑まれた。『花火――九つの冒瀆的な物語―』の感想を少しばかり。

 いつも新しい真っ赤な血の匂いに濡れている。それは、閉ざされた部屋の天井に壁に滴る気配、それとも稚い少女の腕を足を這う鮮血。…そんな、残酷で野蛮で官能的な作風が大好きなのであるが、この作品集では更に、著者自身が日本に滞在したことによってどんな影響を受けたのか、そしてそれはどんな形で作品に表れることとなったのか…と言ったことについても知ることが出来、とても面白く興味深いものがあった。
 日本での見聞、恋愛や同棲が題材となっている作品「日本の思い出」や「冬の微笑」などでは、“外人”として暮らす“私”の目に映る日本の風景が、ひどく陰鬱な美しさを持つものとして語られている。そこに暮らす人々はとてもつつましやかで、常に抑圧されて生きているように見える…。確かにその時代、そんな傾向はあったのだろうなぁ…とは思うものの、何処かしら現実感を欠いた印象が否めず、まるで私もよく知らない異世界の日本のようにも感じられてくるのだった。例えば日本の街が見かけに捧げられていることも、日本人が様式美と調和の為に抑圧されていることも、内側にいるだけではなかなか見えてこない事柄だからだろうか。そう言われてみれば…と、時折ハッとした。日本の美しさについて触れる言葉一つ一つにも、新鮮な驚きがあった。

 九つの物語の中ではやはり、血みどろな性と暴力と死の気配を濃厚にまとった「死刑執行人の美しい娘」や「主人」、「映像」がとても好きだった。
 「死刑執行人の美しい娘」では、近親相姦のタブーが扱われている。残忍さの中に何か暗い情念のようなものが押し殺され、ひたひたと足元から迫ってくる。不気味で素晴らしかった。「主人」では、『ロビンソンクルーソー』を題材に少女の逆襲が描かれている。性差別への批判としても読める作品だが、とにかく少女の野生の姿の美しさにうたれてしまう。そして「映像」は、森の中を歩いていた“私”が渦巻きが逆向きの貝を拾うところから始まる、まさに鏡の世界の話。冷酷な少女アンナと、儚い編み物を続ける美しい両性具有者が現れ、鏡のこちらと向こう側の世界の関係に眩暈する。
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9月25日(土)のつぶやき

17:41 from web
唐突に、千夜一夜物語が読みたい。途中から読みたい。昔、阿刀田さんの「アラビアンナイトを楽しむために」を読んだことがあるが、あんな風に良いとこ取りで読みたい…(へな猪口りなっこ)。
18:04 from web
ノドグロの開き干しを焼いているなう。ノドグロなんて、地元に住んでいた頃は聞いたこともなかった。赤ムツとも呼ぶそうだ。
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9月24日(金)のつぶやき(読んだ本、『新ナポレオン奇譚』)

07:28 from 読書メーター
【新ナポレオン奇譚 (ちくま文庫)】を読んだ本に追加 http://book.akahoshitakuya.com/b/4480427201 #bookmeter
08:34 from web
おはようございます。ああ、ゲゲゲも残すところ後一話ね…。泣けるぜ、ぐしっ。

09:10 from 読書メーター
【新ナポレオン奇譚 (ちくま文庫)】 すべては冗談から始まり、そして未来のロンドンは戦場と化した――。
 面白かった~! さくさくつるつると読ませてくれないところは、まさにチェスタトン…という感じだろうか。たたみかけてくる諧謔、諧謔…そして揶揄。わざわざ設定を100年後の未来にした意味はありや?交替表から選出される王って一体…?と、そういう逆説に満ち満ちた嗤いも堪らない。目の前で滔々と述べられていく論理が、いつまたくるりと引っ繰り返されるものか予想もつかず、全く気を抜かせてくれないところにも、にやり。
 燃えるような緋、サフランの黄、青、緑紫…けばけばしい色の渦の中心に、二人の狂人がいた。

17:48 from web
撃ち抜かれた…! ひるま、睡魔と闘いつつ時に屈服させられつつ、よりによってアンジェラ・カーターを読んでいた。何故、よりによってなのか? だって、内容にも文章にも一癖も二癖もあって、ただでさえ頭がぐらぐらしてくるのだもの。…てな訳で、さっき続きに戻ってまたまた撃ち抜かれたところ。
17:59 from web
アンジェラ・カーターの描く日本は、これはもう明らかに彼女の作品内だけにしかあり得ない日本。異世界の日本、という感じで何とも言えないわー。実際に住んでいたとは言え、見ているものが全然違う。「死刑執行人の美しい娘」も「主人」も大好きだったけれど、今読んでいる「映像」もすごくいい!
18:02 from web
空が茜色だー。朱鷺色、杏色、菫色。…つぶやくそばから刻々と群青色が増えていく。早すぎる。
18:04 from web
だーなさんが今夜は呑みになってしまったぽいので、好物の湯葉さしを肴に呑むとする。
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9月23日(木)のつぶやき

02:47 from web
気まぐれに起きてみたけれどまた寝るよ…。夫が開けた生姜風味の柿の種かじりつ。
06:55 from web
おはようございますー。今日はだーなさんは出勤。ねむー。
08:03 from web
皮ごと食べられて種もない巨峰(と、何とかビアンコの交配ですって)、ナガノパープル。何だか不思議な感じーなのだけれど、甘くて美味だった。農薬もかけないようにして作られているらしい。皮ごと食べればポリフェノール摂取も!
08:49 from web
先週くらいから7分袖、そろそろ衣替えするかな……。
19:52 from web
急に寒くなったので、今夜はカボチャとほうれん草のシチューにした。…ぜんぜん話は変わるが、今日図書館に行く途中でナンパされたっぽい。あまりにも久しぶりで驚いた。てか何か…。ね。
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9月22日(水)のつぶやき(読んだ本、『バルセローナにて』)

07:51 from web
おはようございます。かちんこちんのバゲットを、オニオングラタンに入れて救出。はふはふといただきます。
08:42 from web
図書館にリクエストした本の購入待ち、もう10日たったなぁ。予約して順番待ちなら諦めて気長に構えるけれど、購入待ちはとてもじれったい。早く読みたくて早く読みたくて、それからはその本のことばかり考えて暮らした …(嘘)。もうすぐ一週間の休館に入るしさ。
08:43 from web
てか、だったら買えば?って話か…。
11:58 from web
“フアナは日の光りを厭い、暗闇をのみ求めて行く。” ――死後三月も経つ夫の柩と供に、カスティーリア高原を彷徨うスペインの女王、狂女フアナ。陰気な挽歌を歌う僧たちのおどろおどろしい声、暗夜に騎乗し黒いヴェイルで顔を隠す28歳の未亡人。その光景、その狂気にぞくぞくする。>グラナダにて
14:45 from 読書メーター
【バルセローナにて (集英社文庫)】を読んだ本に追加 http://book.akahoshitakuya.com/b/4087482286 #bookmeter

14:55 from 読書メーター
【バルセローナにて (集英社文庫)】 情熱と太陽の国…スペインについて、如何に己が無知であるかを思い知らされた一冊。激烈な断絶を繰り返し、せめぎ合う“あらゆる西欧政治的思想”の叩き台となり、あまりにも深い爪痕を残された国。それがスペイン。その、蹂躙を目の当たりにした人々が静かに、時に激しく生々しい歴史を語る声に、ただただ耳を傾けた。そしてやはり、狂った女王フアナの生涯の物語も忘れがたい。何か…まるで、人と歴史の暗黒を覗きこむようで魅了されたのだった。

15:15 from web
「山尾悠子初期作品選」、すでに作品集成に入ってる作品ばっかりなのねーと思っていたら、エッセーが付くのか。ふーむ。
17:21 from web (Re: @naoko_1999
@naoko_1999 問答無用って! 確かに(笑)。またまた美しい一冊であろうことも確かですしねー。書影を早く見たいですわん。
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