本が好き!な、りなっこのダイアリーです。週末は旦那と食べ歩き。そちらの報告も。
本読みの日々つらつら
8月29日(水)のつぶやき(読んだ本、『古代の遺物』
(@rinakko) 2018年8月29日 - 11:35
【古代の遺物 (未来の文学)/ジョン・クロウリー】
古代の遺物 (未来の文学) クリエーター情報なし 国書刊行 堪能した。幅広い作風がこの一冊で楽しめるの、頗るよかった。
お気に入りは、「彼女が死者に贈るもの」や「雪」「消えた」、ヴァージニア・ウルフが語り手を訪ねてくる「訪ねてきた理由」、概ねタイトル通りだが着地でにやりとさせられた「異族婚」、おおケルト…な「一人の母がすわって歌う」。
そして中篇「シェイクスピアのヒロインたちの少女時代」は、期待した話とは全然違う~と思いつつ、シェイクスピア蘊蓄たんもりだし、ボーイ ミーツ ガール…から思いがけない方に行ってしまう展開にほろりとした。
8月28日(火)のつぶやき
(@rinakko) 2018年8月28日 - 16:16
私は与えるの。飾るの。この美しさを世界に戻すのよ。花を束ね、手を差し伸べて進み出て、それをさし上げるの——ああ、いったい誰に?
『波』(ヴァージニア・ウルフ コレクション)
(@rinakko) 2018年8月28日 - 16:17
ロウダの独白は、ただもう愛おしくなる…。
8月27日(月)のつぶやき(読んだ本、『波(ヴァージニア・ウルフ コレクション』)
(@rinakko) 2018年8月27日 - 13:16
【波 (ヴァージニア・ウルフコレクション)/ヴァージニア ウルフ】
素晴らしい読み応え。6人の人物によるモノローグのみで展開する。
ゆるゆると入れ替わる6人の語り、その交錯する意識の流れ自体が、分かちがたく連なる波が寄せては重なり互いを打ち消し合って次の波を生む…その様にも似ていた。
未知な世界へと踏み出す前の幼少期を共有した6人は、殆ど共通点のない相異なる個性を持ち、やがて歩み寄ることのない別々な道を進むことになる。矛盾や屈折のある複雑な人物造形。その6人を結び付け続けるのは、敬意や羨望、嫉妬と軽蔑、憐れみ、恐れ、憎しみ…ではあるが、各々が5人の存在を忘れることはない。
愛…という一言には括れない強い繋がり。自分たちの間におかれていた、“なれたかも知れない完全なる人間”への希求と諦念に胸が痛くなった。太陽が昇りつめた真昼どきを人生の絶頂期になぞらえるのであれば、誰よりも影響力のある人物の死をそこにもってくるのは凄いなぁ…と思った。ここを過ぎたら後は日没へと向かい、陽は少しずつ傾いていくばかりだ。輝かしい人生が待っていたはずの人…。その喪失感と容赦なく重ねられている。
8月25日(土)のつぶやき(山本、「シャンティーランカ」 その2)
(@rinakko) 2018年8月25日 - 11:11
ひひひ昼ビール部です。ライオンラガー。
(@rinakko) 2018年8月25日 - 11:52
お昼ごはん。山本のシャンティランカにてCセット。カレー7種\(^-^)/
(@rinakko) 2018年8月25日 - 13:33
南瓜、小松菜、ダル、ピーマンと小魚、大根、ヘビ瓜、ポーク(夫はチキン)‥のカレー7種。で、ヘビ瓜を初めて食びたよ。
(@rinakko) 2018年8月25日 - 12:28
〆の甘いの。三角の方にスパイス効いてて美味じゃった。
(@rinakko) 2018年8月25日 - 15:40
あ、ワタラッパンだ。スリランカのプリン。
8月24日(金)のつぶやき(読んだ本、『テンペスト』 再読)
(@rinakko) 2018年8月24日 - 08:36
ぱっと見たときに、星野源なのか坂口健太郎なのかわからないことが割とある。じっとみて、いや待て全然違うじゃん‥と思うん。
(@rinakko) 2018年8月24日 - 10:43
【テンペスト―シェイクスピア全集〈8〉 (ちくま文庫)/ウィリアム シェイクスピア】
再読。晩年期におけるロマンス劇、4作目。シェイクスピア単独作としては、最後の作品。
好きな話ではあるが今回は、キャリバンの扱いはやはり気の毒過ぎるのでは…と思ってしまった。名前は“食人種(Cannibal)”のアナグラムであるというのが定説で、共食い=魚ということで魚の匂いをさせているとか。(見た目も魚っぽいけれどよく見れば人間てどんなん…)
8月23日(木)のつぶやき
(@rinakko) 2018年8月23日 - 10:29
まだ、ふんとにこれから雨降るのん?という空じゃが、夫は帰宅措置で帰ってくるし。
(@rinakko) 2018年8月23日 - 21:05
ぼくの今度の小説は、ぼくが今まで書いたあらゆる小説のうちでもっとも破天荒なものだ。しかしもしぼくがこの狂気をぼくの本のなかに入れないとしたら、それがぼくの人生のなかに腰を据えないと誰に言えよう? おそらく、ぼくの本が、今まで平衡のようなものを保つことをぼくに許したのだ。(1933年)
(@rinakko) 2018年8月23日 - 21:06
日記 (ジュリアン・グリーン全集〈7〉)
8月22日(水)のつぶやき(読んだ本、『冬物語』 再読)
(@rinakko) 2018年8月22日 - 10:53
【冬物語―シェイクスピア全集〈18〉 (ちくま文庫)/W. シェイクスピア】
再読。晩年期におけるロマンス劇、三作目。突然の激しい嫉妬に駆られたシチリア王レオンティーズは、愛する妻も子も死なせてしまう。そして己の愚かさを呪う後悔の歳月…。長い長い冬を経たのちに訪れる魂の再生、驚きと歓喜の中で物語は幕を閉じる。
…のだが、レオンティーズが頑迷なほど嫉妬心にとり憑かれるのが何せ唐突で、説得力を持たせるための演出には苦心するものらしい。レオンティーズの苦い人生とは対照的に、フロリゼルとパーディタという若い恋人たちの穢れなさは眩しいことよ。そして、聡明なポーライナの「信じる力」という訳が好きだ。
8月21日(火)のつぶやき
(@rinakko) 2018年8月21日 - 11:05
これから、カメラを止めるな!みりゅ \(^-^)/
8月20日(月)のつぶやき(読んだ本、『シンベリン』 再読)
(@rinakko) 2018年8月20日 - 14:43
【シンベリン―シェイクスピア全集〈22〉 (ちくま文庫)/W. シェイクスピア】
再読。晩年期におけるロマンス劇、二作目。残酷な殺人(割とびっくりする)もありつつ、怒涛の大団円を迎える喜劇。何しろばたばたとてんこもりな話で、観劇したらさぞや楽しかろうと思う。シェイクスピア劇の設定とか小道具とか、もう全部乗せかな…と。生き別れになった親子の再会あり、継母の嫉妬あり、男の嫉妬もあり、引き離された恋人たち(こそっと結婚はしたものの…)、暗殺の奸計、ヒロインの男装、仮死状態になる薬、誓いの指輪、身を潜められるトランク…など。
それにしても、イノジェンはもう少し憤っていいのでは…(何よあの賭け)。
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