6月28日(金)のつぶやき(読んだ本、『となりの姉妹』 再読)

@rinakko 08:44
【ジュリアとバズーカ/アンナ・カヴァン】を読んだ本に追加


@rinakko 14:19
【となりの姉妹/長野 まゆみ】を読んだ本に追加

 6年ぶりに再読。うとりうとり…こちらも、お気に入りの作品。凝った装丁も大好きだ。
 物語の始めの方で、兄妹が茶舗で雨宿りをする場面がある。そこの軒端の蜘蛛の巣が、雨水の滴で光りながら網をゆらしつづける…という描写があって、ちょっと暗示的だと思った。主人公の佐保が、家族やとなりの姉妹たちと過ごす春夏秋冬。ここから描かれるその一年をかけ、色々な事柄や人と人の思いがけない繋がりや結び目が佐保たちの知るところとなり(なかなか見えそうで見えてこないけれど)、その時だけの網目模様が織り上げられるのを、見ているような作品だから。
 主人公の母親はかんぴょう好きで、うどんの具にしても標準的だと思っている。となりの姉妹の稲荷ずしは穴子入り。近所の玉木さんの稲荷ずしはでんぶがたっぷりのせてある。“みんなそれぞれで面白いね”…ということが、さらりと描かれているのもいい。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6月27日(木)のつぶやき(読んだ本、『メルカトル』 再読)

@rinakko 07:42
おはよございまずー。朝から不穏にしてしまったけれど、元気出すー。

@rinakko 07:51
@choroimo うえ~ん! ありがとう、ちょろいもさん!!(むぎゅっ)
@rinakko 07:55
@n_a_o_r_z @choroimo きゃあああああああああ!! もう元気出た!!


@rinakko 08:52
【メルカトル/長野 まゆみ】を読んだ本に追加

 6年ぶりに再読。やっぱり大好きだ。かつて地図製作工房が栄えた港町ミロナ。救済院で育ち、高校を飛び級して働き始めたばかりのリュスの職場は、古い地図の鎮魂の場でもあるネオ・バロック様式の建物、地図収集館の受付だった。常に慎ましく淡泊にふるまいながら、やわらかな心を隠して過ごす17歳のリュスに、幾度も胸がきゅん…とする。端整な雰囲気から少しく覗く、少年のような健気さが愛おしい。
 話の大筋は覚えていたので、読んでいるうちに記憶がするする解けて絡繰りが見えてくるのを楽しみつつ、忘れていた仕掛けに驚くのも楽しくて! 、そして、リュスの作る玉子料理(甘くないプディング)の美味しそうなことと言ったら!


@rinakko 14:00
【富士日記〈中〉 (中公文庫)/武田 百合子】を読んだ本に追加
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6月26日(水)のつぶやき(読んだ本、『夜の体験』)

@rinakko 07:14
【夜の体験/マルセル ベアリュ】を読んだ本に追加

 “これまでたぶんきみを失敗させてきたことは、逆にきみを救うようになるだろう。だが、きみは眼がよくなるかわりに、それ以外のすべてのものを失うことになる。” 140頁

 面白いが、期待した以上にくらくらくる。話の展開といい設定といいかなりシュールなので、深読みしようとしたらドツボにはまりそう…と思いつつ。イニシエーションすこぶる過酷だった…。


@rinakko 07:19
おはよございまず。ひきこもり決定した(おい)。
@rinakko 07:45
@catscradle80 ベアリュは短篇が好きだったのですが、こちらの長篇はシュールな展開に着いていくのがちょっと大変でした…(汗)。クルジジャノフスキイの方が、変梃りんさは突き抜けていると思います。
@rinakko 08:02
@catscradle80 『水蜘蛛』は面白かったです~。表題作は他よりやや長めですね。短い作品が多いので色々忘れてますが(汗)、「読書熱」とかww そうですね、たぶんこちらからの方がww

@rinakko 16:46
【ゴドーを待ちながら/サミュエル・ベケット】を読んだ本に追加
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6月25日(火)のつぶやき

@rinakko 08:21
【十蘭ラスト傑作選 (河出文庫)/久生 十蘭】を読んだ本に追加

 これも満足。とりわけ好きだったのは、「風流旅情記」、「カイゼルの白書」、「青髯二百八十三人の妻」、「信乃と浜路」。


@rinakko 19:47
修道士カドフェルシリーズの続きを図書館で借りたら、教養文庫だったのでけちょんとなった(光文社文庫の表紙が好き)。買って読みたいのはやまやまじゃが、このシリーズを買い揃えて並べるスペースがないんじゃ。て、まだシリーズ3までしか読んでないので、大きな声では言えないんじゃ…。
@rinakko 21:35
@naoko_1999 一冊ずついろんな柄が楽しめて、集めたくなるシリーズですしね。やっぱり買おうなぁ…(笑)。私もまだまだ、シリーズ3でうろうろしています。先は長いです…ww(七生子さんも来てくださいませ~^^)

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6月24日(月)のつぶやき

@rinakko 07:39
【生ける屍 (ちくま文庫 て 13-1)/ピーター・ディキンスン】を読んだ本に追加
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6月23日(日)のつぶやき

@rinakko 11:50
昼ビール部です。これからパスタランチ(近くのフロイライン)。
@rinakko 14:25
今日のランチのスパゲティ。珍しくクリームソースにしたら、美味しいのは前半だった。リコッタチーズとか、もう無理。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6月22日(土)のつぶやき

@rinakko 12:12
今日は家にいるのだけれど、気がかりなことがあって本読みにも身が入らないというか…。こういうときは、手を動かす作業とかの方がいいのになぁ…と思いつつ、本を読むことを諦められない。うにゃうにゃ。

@rinakko 12:19
「生ける屍」というタイトルに、“の死”、とついつい続けてしまって、違う違うそっちじゃないよ…と自分に言い聞かす繰り返し。「生ける屍の死」がとても好きだから、ひとつながりでインプットされている。

@rinakko 12:20
てなわけで、なかなか乗れないままに「生ける屍」…。

@rinakko 17:48
創造するラテンアメリカと、東欧の想像力の出る7月。個人的に祭だ。あわわわ。

@rinakko 17:50
ひるま気を失っていたので「生ける屍」は進んでいない…。またしても選択を誤った感。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

フアン・ホセ・サエール、『孤児』

 『孤児』の感想を少しばかり。

 “だが、あの晩、すでに体に染みついていた私の孤独は俄かに耐えがたいものとなり、あたかも、少しずつ掘り下げられていくべき井戸の底が突然抜けて、私を底なしの深淵へ突き落としていくかのようだった。” 39頁

 凄い。さほど長くない作品だが、気が遠くなるほど凄まじい読み応えだった。抉られた痕のように記憶に刻みつく、途方もない驚異の物語。目の前の現実が薄っぺらく厚みを失って、足元が頽れていく心地に捕らわれたまま…ただもう、圧倒された。

 インディアス探検船団の調査が、人々の関心を集めていた大航海時代。世の少年たちは、己の不死身を信じて未知なる世界に憧れた(その殆どは憧れるだけだったらしいが…)。港で生活をする孤児だった語り手は、願いが叶って探検隊の船へと乗り込む。ところが、物語の序盤であっけなく、一人少年は襲ってきたインディオたちに囚われてしまう。そしてその地において、あまりにも理解しがたい習俗を目の当たりにしながら、彼らと共に長い歳月を過ごすことになる。
 親もなく名もない孤児は、その未知の場所で、あらたな自分の誕生に立ち会ったかの如く、与えられた境遇を淡々と受け入れてしまった。

 そも、当時15歳だった語り手が、インディオの集落に軟禁されつつ、ある種の厚遇を受ける存在にさせられたのは何故だったのか…。
 不可解なインディオの言葉は、特異な仕組みでぐねぐねと形を変え掴みどころがなく、歳月を経ても、意思の疎通はなかなか思うようにいかなかった。少年の姿を見かけるたびに、「デフ・ギー」と呼びかけ、執拗に彼の歓心を買おうとしたインディオたちの心の働き、そのあり様について、六十年後の語り手は思惟を巡らす。“覚えているからと言って、それが本当に起こったとは限らない”…という考えを、幾度も噛みしめながら。

 インディオたちの目に、世界はどんな様相を持って捉えられていたのか。不確かで脆弱な世界を、独特な方法で支え続けようとしていた彼ら。その全てがなんと異様であり、異質さの点でなんと鮮烈だったことか…。そして何より、そのことを、突き付けるようにして迫ってくる語りの、最後まで圧倒的だった説得力たるや、凄まじい。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6月20日(木)のつぶやき(読んだ本、『シガレット』)

@rinakko 08:45
【シガレット (エクス・リブリス)/ハリー・マシューズ】を読んだ本に追加

 とてもよかった。殊の外しっかりと重みのある作品だった。主要人物たちの名前の組み合わせが章題になっていて、表紙の男女そのままに各々がパズルのピースのようでもあり。一つ一つの謎と答えの鎖を手繰っていく。全貌が立ち現われてくるまでの紆余曲折がもどかしいながらも、視点が移っていく手法がよく効いている。「ああ、そうだったの…!」と、思わず声を上げる場面が幾つも待ち受けていた。
 終盤は意外な展開で、ラストの余韻を纏いつつ初めの章を読み返すと、じわり…感慨が胸に沁みとおる。


@rinakko 18:13
@catscradle80 @naoko_1999 京極堂! 昔はまりました! 私は何作か出てから、遡って読み出した口です。初期5部作あたりが好きです^^ そうそう、トンデモ…だったりしますが(笑)、当時は本当にはまってしまって、すぐに読み返してました。楽しんでくださいませ~。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6月19日(水)のつぶやき(売布のタイレストラン、「チャッタイ」 その3)

@rinakko 08:24
今日は雨が降るのかなぁ。この辺、本当に雨の量が少なくて吃驚する。神戸の方で降っていても、こっちは降っていないことが多いんじゃないか…。おはよございまず。

@rinakko 08:30
水声社の「フィクションのエル・ドラード」は、順々に読んでいこうと思っているので次は「孤児」だ。期待している。お肉用意して(嘘です)。…いひ。


@rinakko 13:38
カオソイ食びたい! けど、お腹がそんなに空いてないから、生春巻きとビールだけ頼んだ…。
@rinakko 14:02
タイ料理の生春巻きは、また違うよね。ポーピアソッドと象さんビール。


@rinakko 14:03
夫のカオソイ、ちょっと貰ったから満足♪

 ご馳走さまでした♪


@rinakko 14:13
炭水化物の摂取は、ライスペーパーで足りてしまうお年頃ww
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ