本が好き!な、りなっこのダイアリーです。週末は旦那と食べ歩き。そちらの報告も。
本読みの日々つらつら
11月28日
@rinakko
園丁は薔薇の沐浴のすむまでを蝶につきまとはれつつ待てり──塚本邦雄
眼は半熟の/燒きごこち/ただ赤々と/火の壺を出て──高柳重信
#詩歌蠱術函
@rinakko
【約束された移動/小川洋子】を読んだ本に追加
11月24日(読んだ本、『だいにっほん、ろりりべしんでけ録』 再読)
@rinakko
【だいにっほん、ろりりべしんでけ録/笙野 頼子】
再読。近代が劣化した末のおんたこの国だいにっほんは、“マルクス主義の夢破れた廃墟”と成り果せた。作者はそこから登場人物たちを救い出す(回収する)べく弁財天名の連蛇(ナノレンジャー、緑桃木・赤沢野・黄八百木)各々に任務を与える…! 習合の上に更に習合(弁天オン観音ww)とか、事態がわちゃわちゃしてくる展開に引きこまれる。分魂(唯一絶対の他者)から愛されているみたこは、おんたことは生きられない。マルクスはおんたこ。実は作者のトラウマになっていたドイデにこそ、おんたこマザーは潜んでいた…。
いきなり冒頭で『沢蟹まけると意志の力』への言及があって、そんなことすっかり忘れていたので「おおっ」と。
11月23日(石橋、「初代平成麺業」)
@rinakko
昼ビール部からの、お昼ごめん。石橋の「初代平成麺業」にてカレーかすうどん。むんまい。
11月21日(読んだ本、『萌神分魂譜』 再読)
@rinakko
春夏は水葬野葬秋冬は風葬鳥葬老婆死に果て──高柳蕗子
さざれさされさいのかはらのされかうべ──倉阪鬼一郎
#詩歌蠱術函
@rinakko
【萌神分魂譜/笙野 頼子】
再読。これまでの、個人が純粋にただ祈る(=プチ信仰)という境地から、この作品では “いる、と信じられる絶対唯一の他者” “原点、定点となる他者”…つまり“もうひとりの私”(=分魂)としての神を見出す話へ、個人の信仰というテーマが更に押し広げられていく。プチ信仰があってそこに分魂もいてくれる、不思議な大らかさ。
…にしても、“姫”を愛してやまない“俺”(客人権現)が、酒に溺れ続ける“姫”を救うために姿を現すところ、笑ってしまって凄く好きだ。床から生えてみた、って。しかも台所。萌神だから“生えてみた”で合ってるんだろうけれど。(めも フォイエルバッハ
11月19日(読んだ本、『だいにっほん、ろんちくおげれつ記』 再読)
@rinakko
再読。2060年おんたこ政権下のロリコン立国だいにっほん(しかし地方は最早かえりみられず“ぐさぐさ”)は、死んだ人間がぞろぞろ帰ってくる…そんな国になっている。笙野頼子の発狂から半世紀(104歳と)。とりわけ放置されているS倉市には、隣接するウラミズモから女達が小商いにきたり、おんたこの反対政党も心許ないながらも出来たとか。
ウラミズモの神話(旧日本原典の作り変え)を火星人少女で死者のいぶきが読んでいたり、おんたこを恨む死者(遊郭の少女たち)が怪奇なやり方で復讐を遂げていたりと、色々繋がっていく展開に今回も呑まれた。
11月18日
@rinakko
垂るるミモザ觸るるにあらね一人の少女おもむろに目鼻をうしなふ──葛原妙子
口笛を吹く女もて滅ぶ春──安井浩司
#詩歌蠱術函
@rinakko
【葛原妙子 (コレクション日本歌人選)/川野 里子】を読んだ本に追加
@rinakko
月曜じゃが夫と外呑み。
11月17日(逆瀬川、「そば処 三佳」)
@rinakko
足もとにすわりてうごかぬ黑猫はねむれる黑き梟となる──葛原妙子
沢瀉の夢に三人来てをりぬ──鴇田智哉
#詩歌蠱術函
@rinakko
昼ビール部です。お蕎麦食びにきた。
@rinakko
カツたま。
@rinakko
お昼ごめん。逆瀬川の「三佳」にて鴨せいろ。むんま〜い (๑˃̵ᴗ˂̵)
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