バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ブタ胎仔の皮膚から卵細胞に似た細胞を作り出す

2007年01月31日 | 創薬 生化学 薬理学
ブタ胎仔の皮膚から単離された幹細胞が卵細胞に似た細胞を作り出す能力を持つことが4月号のNature Cell Biologyに報告されている。
 胚の研究では、精子や卵を作り出す生殖細胞がいつ、どこで形成されるのかがずっと以前から問題になっていた。初期胚中の幹細胞は、生殖細胞を含めて胎児の全ての細胞系列を作り出すことができる。哺乳動物では、胚の分化の間に、生殖細胞は非生殖細胞(体細胞と呼ばれる)から分かれて生殖巣に移動し、精子あるいは卵を形成する。今回、J Liたちは、胚期以後の体細胞(胎児発生の後期にあたる段階から得られた)でも、in vitroで卵に似た細胞を形成しうることを明らかにした。Nature Cell Biology 2006-April

気体分子のふるい分けに成功…超微小の「格子」使って

2007年01月31日 | NEWSクリッピング
 格子状になった金属化合物を重ね合わせることで100分の1ナノ・メートル(ナノは10億分の1)単位で格子の穴の部分の大きさを調整し、二酸化炭素と酸素など気体の分子を“ふるい”にかけるようにして分けることに、京都大大学院工学研究科の北川進教授、九州大先導物質化学研究所の松田亮太郎助手らが成功した。大気中の環境汚染物質や温室効果ガスの除去などへの活用が期待できるという。読売新聞2007-01-29

腫瘍壊死因子ミュテイン、その製法及び前記ミュテインをコードするポリヌクレオチド

2007年01月30日 | 生命科学 生物誌
出願番号 : 特許出願平6-35386 出願日 : 1994年2月8日
公開番号 : 特許公開平7-70193 公開日 : 1995年3月14日
出願人 : 株式会社韓一合繊 発明者 : シン ハン-テェオル 外3名

発明の名称 : 腫瘍壊死因子ミュテイン、その製法及び前記ミュテインをコードするポリヌクレオチド

【目的】 優れた抗腫瘍活性を有する腫瘍壊死因子(TNF)ミュテイン、その製法及びそのミュテインをコードするポリヌクレオチドを提供する。
【構成】 野生型ヒトTNFのアミノ酸配列において、N-末端から1~7個のアミノ酸の少なくとも一つが欠失されるか又は欠失されることなく、4~10位、38~41位、52~54位、56位、85~88位、127~129位、156位及び157位の少なくとも一つのアミノ酸が他のアミノ酸で置換されたTNFミュテイン。
【効果】 野生型TNF又は他の公知TNFミュテインに比べて極めて優れた抗腫瘍効果が得られる。

タキサン製造の中間体として有用な化合物のエナンチオマー混合物の酵素分割法

2007年01月30日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平6-162145 出願日 : 1994年7月14日
公開番号 : 特許公開平7-75595 公開日 : 1995年3月20日
出願人 : ブリストル-マイヤーズ スクイブ カンパニー 発明者 : ラメシュ・エヌ・パテル

発明の名称 : タキサン製造の中間体として有用な化合物のエナンチオマー混合物の酵素分割法

【目的】 本発明は、複素環式またはシクロアルキル基を有するC-13側鎖含有タキサンの製造中間体として使用しうる、たとえばβ-ラクタム化合物のエナンチオマー混合物の酵素分割法を提供する。上記C-13側鎖含有タキサンは、医薬分野で有用である。
【構成】 本発明の酵素分割法は、出発物質エナンチオマー混合物を、立体選択的変換(たとえば立体選択的加水分解、立体選択的エステル化、立体選択的トランスエステル化または立体選択的脱ハロゲン化)を触媒しうる酵素もしくは微生物と接触させて、該立体選択的変換を行う工程から成ることを特徴とする。

菌類及び植物に有用な変異を高効率で誘導する方法

2007年01月30日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2005-125981 出願日 : 2005年4月25日
公開番号 : 特許公開2006-296359 公開日 : 2006年11月2日
出願人 : 公立大学法人横浜市立大学 発明者 : 蓮沼 仰嗣

発明の名称 : 菌類及び植物に有用な変異を高効率で誘導する方法

【課題】 菌類及び植物に有用な変異を高効率で誘導する方法を提供すること。
【解決手段】 活性酸素を変異原として用いて、菌類又は植物に変異を誘発する方法。菌類又は植物の変異株ライブラリーの作製方法、菌類又は植物の光伝達系に変異を導入する方法、植物に父性遺伝を誘発する方法、植物の自家不和合性を解除する方法なども提供される。また、活性酸素を変異原として用いて、菌類又は植物に変異を誘発することにより作製された菌類若しくは植物の変異株又はその子孫も提供される。

植物の細胞壁に含まれた抗酸化成分の抽出/収集方法

2007年01月30日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2005-166976 出願日 : 2005年6月7日
公開番号 : 特許公開2006-340623 公開日 : 2006年12月21日
出願人 : 中村 晃一 外1名 発明者 : 中村 晃一 外1名

発明の名称 : 植物の細胞壁に含まれた抗酸化成分の抽出/収集方法

【課題】亜臨界水領域の熱水を用いず、加熱温度での飽和水蒸気のもとで植物原料の加水分解によって植物細胞の高分子構造を切断して、細胞壁に含まれる抗酸化成分を効率よく抽出/収集する方法。
【解決手段】 原料投入処理と、加水分解処理と、冷却処理とを行う。原料投入処理は、細胞壁に抗酸化成分を含む植物原料を処理チャンバー内に投入し、処理チャンバーを密閉する処理であり、加水分解処理は、処理チャンバー内の植物原料を130℃~150℃の範囲で加熱し、植物原料に含まれる水分の水蒸気雰囲気中に植物原料を一定時間曝して植物原料の細胞壁を破壊し、細胞壁に含まれる抗酸化成分を細胞壁から開放するとともに、細胞壁の破壊によって取り出された植物の細胞内成分を含む水蒸気中に取り込ませる処理であり、冷却処理は、加水分解処理後、処理チャンバー内の水蒸気を冷却して水蒸気中に含まれる抗酸化成分を抽出する処理である。

アジュガ・レプタンス細胞株由来の抽出物、その製造及び使用

2007年01月30日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2006-170554 出願日 : 2006年6月20日
公開番号 : 特許公開2007-1977 公開日 : 2007年1月11日
出願人 : イ.エルレ.ビ. イスティトゥレ ディ リチェルケ ビオテチノロジケ ソチエタ レスポンサビリタ リミテ 発明者 : レンツォ ダル モンテ 外4名

発明の名称 : アジュガ・レプタンス細胞株由来の抽出物、その製造及び使用

【課題】フェニルプロパノイドの工業的量を取得することができる、アジュガ・レプタンス細胞からの抽出物を製造する方法;上記方法に従って取得される植物細胞株からの総抽出物又は単一物質;当該総抽出物又は単一物質の、ヒト又は動物及び家畜の医薬、化粧料又は栄養用途を。
【解決手段】本発明は、20%~90%のテウポリオシド力価および80%~10%の発色団を含まない分画を有する、抗酸化能を有するフェニルプロパノイドを含む、選択されかつ安定化されたアジュガ・レプタンス由来の細胞株抽出物に関する。このような抽出物は、ヒト及び家畜治療で使用のため、及び栄養及び化粧目的である。更に、本発明は、イソテウポリオシドと称される新規フェニルプロパノイド分子に関する。

蝶豆からの抽出物を抗酸化剤、活性酸素消去剤、及び、ラジカル消去剤の有効成として含有する製剤

2007年01月30日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2005-201376 出願日 : 2005年7月11日
公開番号 : 特許公開2007-16003 公開日 : 2007年1月25日
出願人 : 東洋インキ製造株式会社 発明者 : 磯部 哲弘

発明の名称 : 抗酸化剤

【課題】抗酸化、活性酸素消去、ラジカル消去作用を有する植物抽出物を含有せしめることによって、それを利用した安全性の高い抗酸化剤、活性酸素消去剤、ラジカル消去剤、皮膚化粧料及び美容用飲食品を提供することを目的とする。すなわち、天然物から活性酸素消去作用及び/又はラジカル消去作用を有するものを見出し、それを有効成分として含有する抗酸化剤、活性酸素消去剤及びラジカル消去作用、並びにそれを配合した皮膚化粧料及び美容用飲食品を提供する。
【解決手段】蝶豆からの抽出物を抗酸化剤、活性酸素消去剤、及び、ラジカル消去剤の有効成として含有する製剤を提供するとともに皮膚化粧料及び美容用食品に配合する。

ヘリクリサム属植物の抽出物の中性画分からな抗酸化剤

2007年01月30日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願2005-196839 出願日 : 2005年7月5日
公開番号 : 特許公開2007-16077 公開日 : 2007年1月25日
出願人 : 株式会社カネボウ化粧品 発明者 : 許山 朋子 外1名

発明の名称 : 抗酸化剤、香料組成物及び化粧料組成物

【課題】活性酸素を消去し皮膚での過酸化脂質の生成を抑制する優れた抗酸化能を有する天然物由来の抗酸化剤または抗酸化性香料、または、それらを含有することを特徴とする香料組成物を提供する。また、前記抗酸化剤または抗酸化性香料、香料組成物を配合した、安全性の高い化粧料を提供する。
【解決手段】ヘリクリサム属植物の抽出物の中性画分からなることを特徴とする抗酸化剤または抗酸化性香料、または、それらを含有することを特徴とする料組成物。また、抗酸化成分として、前記抗酸化剤または抗酸化性香料、香料組成物を配合したことを特徴とする化粧料。