出願番号 : 特許出願2004-555768 出願日 : 2003年11月25日
公表番号 : 特許公表2006-507009 公表日 : 2006年3月2日
出願人 : カーギル,インコーポレーテッド
発明者 : ジドウィック,メアリー,ジョー 外5名
発明の名称 : ユビキノンの製造
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ppsR配列の少なくとも一部分およびaerR配列の少なくとも一部分のゲノム破壊を含む膜性細菌であって、前記ゲノム破壊が前記ppsR配列および前記aerR配列を非機能的にするものであり、同様の培養条件下で増殖させた前記ゲノム破壊を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のコエンザイムQ10(CoQ(10))を産生する前記膜性細菌。
【請求項2】
膜性細菌が紅色非硫黄光合成細菌である、請求項1に記載の膜性細菌。
【請求項3】
膜性細菌がロドバクター(Rhodobacter)属の種である、請求項1に記載の膜性細菌。
【請求項4】
ロドバクター属の種がロドバクター・スフェロイデス(Rhodobacter sphaeroides)またはロドバクター・カプシュラタス(Rhodobacter capsulatus)である、請求項3に記載の膜性細菌。
【請求項5】
フマル酸硝酸還元(Fnr)ポリペプチドをコードする外来性核酸を含む膜性細菌であって、同様の培養条件下で増殖させた前記外来性核酸を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ10を産生する前記膜性細菌。
【請求項6】
Fnrポリペプチドがロドバクター・スフェロイデスFnrLポリペプチドである、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項7】
FnrポリペプチドがR.カプシュラタスFnrポリペプチドである、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項8】
膜性細菌が紅色非硫黄光合成細菌である、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項9】
膜性細菌がロドバクター(Rhodobacter)属の種である、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項10】
ロドバクター属の種がロドバクター・スフェロイデスまたはロドバクター・カプシュラタスである、請求項9に記載の膜性細菌。
【請求項11】
crtE配列の少なくとも一部分、ppsR配列の少なくとも一部分、およびccoN配列の少なくとも一部分のゲノム破壊をさらに含み、前記ゲノム破壊が前記crtE配列、前記ppsR配列および前記ccoN配列を非機能的にするものであり、同様の培養条件下で増殖させた前記外来性核酸および前記ゲノム破壊を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ10を産生する、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項12】
膜性細菌からCoQ(10)を抽出することを含む、栄養補助剤の製造方法であって、前記膜性細菌が、Fnrポリペプチドをコードする外来性核酸を含み、かつ前記膜性細菌が、同様の培養条件下で増殖させた前記外来性核酸を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ(10)を産生する前記方法。
【請求項13】
膜性細菌が、crtE配列の少なくとも一部分、ppsR配列の少なくとも一部分、およびccoN配列の少なくとも一部分のゲノム破壊をさらに含み、前記ゲノム破壊が前記crtE配列、前記ppsR配列および前記ccoN配列を非機能的にするものであり、同様の培養条件下で増殖させた前記外来性核酸およびゲノム破壊を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ(10)を産生する膜性細菌である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
膜性細菌からCoQ(10)を抽出することを含む、栄養補助剤の製造方法であって、前記膜性細菌がppsR配列の少なくとも一部分およびaerR配列の少なくとも一部分のゲノム破壊を含み、前記ゲノム破壊が前記ppsR配列および前記aerR配列を非機能的にするものであり、同様の培養条件下で増殖させた前記ゲノム破壊を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ(10)を産生する膜性細菌である前記方法。
公表番号 : 特許公表2006-507009 公表日 : 2006年3月2日
出願人 : カーギル,インコーポレーテッド
発明者 : ジドウィック,メアリー,ジョー 外5名
発明の名称 : ユビキノンの製造
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ppsR配列の少なくとも一部分およびaerR配列の少なくとも一部分のゲノム破壊を含む膜性細菌であって、前記ゲノム破壊が前記ppsR配列および前記aerR配列を非機能的にするものであり、同様の培養条件下で増殖させた前記ゲノム破壊を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のコエンザイムQ10(CoQ(10))を産生する前記膜性細菌。
【請求項2】
膜性細菌が紅色非硫黄光合成細菌である、請求項1に記載の膜性細菌。
【請求項3】
膜性細菌がロドバクター(Rhodobacter)属の種である、請求項1に記載の膜性細菌。
【請求項4】
ロドバクター属の種がロドバクター・スフェロイデス(Rhodobacter sphaeroides)またはロドバクター・カプシュラタス(Rhodobacter capsulatus)である、請求項3に記載の膜性細菌。
【請求項5】
フマル酸硝酸還元(Fnr)ポリペプチドをコードする外来性核酸を含む膜性細菌であって、同様の培養条件下で増殖させた前記外来性核酸を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ10を産生する前記膜性細菌。
【請求項6】
Fnrポリペプチドがロドバクター・スフェロイデスFnrLポリペプチドである、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項7】
FnrポリペプチドがR.カプシュラタスFnrポリペプチドである、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項8】
膜性細菌が紅色非硫黄光合成細菌である、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項9】
膜性細菌がロドバクター(Rhodobacter)属の種である、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項10】
ロドバクター属の種がロドバクター・スフェロイデスまたはロドバクター・カプシュラタスである、請求項9に記載の膜性細菌。
【請求項11】
crtE配列の少なくとも一部分、ppsR配列の少なくとも一部分、およびccoN配列の少なくとも一部分のゲノム破壊をさらに含み、前記ゲノム破壊が前記crtE配列、前記ppsR配列および前記ccoN配列を非機能的にするものであり、同様の培養条件下で増殖させた前記外来性核酸および前記ゲノム破壊を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ10を産生する、請求項5に記載の膜性細菌。
【請求項12】
膜性細菌からCoQ(10)を抽出することを含む、栄養補助剤の製造方法であって、前記膜性細菌が、Fnrポリペプチドをコードする外来性核酸を含み、かつ前記膜性細菌が、同様の培養条件下で増殖させた前記外来性核酸を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ(10)を産生する前記方法。
【請求項13】
膜性細菌が、crtE配列の少なくとも一部分、ppsR配列の少なくとも一部分、およびccoN配列の少なくとも一部分のゲノム破壊をさらに含み、前記ゲノム破壊が前記crtE配列、前記ppsR配列および前記ccoN配列を非機能的にするものであり、同様の培養条件下で増殖させた前記外来性核酸およびゲノム破壊を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ(10)を産生する膜性細菌である、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
膜性細菌からCoQ(10)を抽出することを含む、栄養補助剤の製造方法であって、前記膜性細菌がppsR配列の少なくとも一部分およびaerR配列の少なくとも一部分のゲノム破壊を含み、前記ゲノム破壊が前記ppsR配列および前記aerR配列を非機能的にするものであり、同様の培養条件下で増殖させた前記ゲノム破壊を欠如している対応する膜性細菌に比較して、増大した量のCoQ(10)を産生する膜性細菌である前記方法。