『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

津西国際科の入試改革

2009年01月28日 14時25分41秒 | 高校受験

文部科学省から出向してきた人物により、実施されてきた三重県の教育改革。
その中核ともなったのが県下全ての高校による前期後期選抜制度。
その目論見はほぼ達した。
中勢地区では津高以外の高校で前期選抜が行われる。

この制度、進学校からすると痛しかゆし。
教育委員会作成による前期選抜の問題はかなり易しい。
英語など、辞書持ち込み可である。
このあたりのレベル設定、かつての工業・商業を中心とする推薦試験の残滓ともいえる。
このような差がつきにくい試験では、3年後の大学入試の資質を見極めるのは極めて難しい。
昨年、前倒しで実施した津東のSコース。
実力のある生徒が欲しいからSクラスの前期選抜に踏み切ったはずが、合否結果で判断すると試験の点数よりは内申優先としか思えない。
そして今年、津西が前期に参入する。

津西ならば、都立の進学校のように独自入試を導入するのではないか?
実はそんな状況を想定して3年前から意識的に都立の英語と数学を解かせてきた。
ところが昨年の塾対象の説明会で、津西は教育委員会作成の試験を採用するとのこと。
なにしろ教科は英語と数学の2教科。
あの試験だと津東以上に差がつかない、拮抗する。
では合否の趨勢を分けるのは・・・やはり内申となるのか。

津西国際科とのネーミング、かなりの生徒が誤解している。
フライトアテンダンスになるのが夢のこなつなど、津西国際は英語に特化している学科だと信じて疑わなかった。
むしろ逆・・・スーパー・サイエンス・ハイ・スクールに選ばれ、その実践を国際科が担っている。
それに対する取り組みは極めて熱心。
理科の実験好きな生徒には、たまらなく魅力的、かつ刺激的な内容である。
だが、そんな学科の生徒を選抜するのに英語と数学の2教科というのはいかがなものか?
それも思考的な問題ならともかく、お子様ランチのような出題の羅列。
面接もあるにはあるが、面接の訓練をされた画一化した生徒の本質を掴むことができるのだろうか?
そのファジーな部分に内申が線引きすることになるのではないか?
畢竟、自然科学分野に途方もなく才能がある生徒であっても、多少なりとも内申に不安がある場合は切られることになる。
英語は苦手だ・・・そう断じる益川教授は津西国際に落ちることになる?


津西の来年度の入試改革試案。
去年の津東のSクラスに優秀な生徒が流れたことで焦る気持ちは分かるが、前期選抜は普通科のみ。
国際科は後期選抜にまわすべきだ。
そして肝心なことは独自入試の導入を急ぐべきだ。
来年もまた国際を前期選抜にぶつけるなら、因果律を問う問題・・・論理性を問う問題が不可欠だと思われる。
横浜国立大学の総合問題、あの高校入試バージョンが理想なのだが・・・。

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『楊令伝』完結の秋(とき)

2009年01月28日 00時17分06秒 | 塾の風景

北方謙三の大作、『楊令伝』8巻が発売された。
名張の酔っ払いや俺なんぞ、発売日を一日千秋の思いで待っているクチだが、伏兵が現れた・・・越知(4期生・旭洋)だ。
さっそく本屋で買い込み、一挙に読み終えたとブログに綴っている。
まあ、ランニングをパスした理由にもなっているわけだが。
それにしても羨ましい。
奥さんがいなくなった俺にはなす術もない。
なにしろ食費すら娘のめい(18期生・高田短大2年)に出してもらっている惨状。

昨日、俺がプライスカットで豚バラを買い込んだことを知ったれいがチクリ・・・「鳥皮やったらプライスカットでええけど、豚バラはマルヤスのほうが安いんやに」
昨日の夕方につくったピエンローは居合わせた中3や浪人たちによって、瞬く間に消えた。
冷蔵庫の中を見ると白菜が少ない。
夜のピエンロー第二弾を考えて、急遽F1マートまでおんぼろエスティマを走らせる。
白菜半分が87円・・・これなら、めいから小言は食らうまい。
塾に戻ると、ブログを見たのだろう、ご父兄からも白菜の差し入れ・・・ありがたい。
塾がますます難民キャンプ化していく。

『楊令伝』は三ヶ月に一度刊行される。
昨日出たのが8巻、そして完結は15巻だ。
『楊令伝』15巻が出るのは・・・来年の11月。
つまり今の中1が高校受験に臨み、そして高1の面々が大学受験に立ち向かう秋だ。
そして、小4の男の子の灘中受験が佳境に入っている頃でもある。
『楊令伝』の最終巻を読みながら、その頃の俺はどのような思いに浸っているのだろう。

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