『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

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「約束の地」となる灘中

2009年01月25日 21時52分55秒 | 中学受験

昨夜、体験で塾に通っていた小4の男の子の入塾要請を認めた。
いつもなら、エニィ・ガールズ・ウィル・ドゥ・・・いや、エニィ・ボイズ・ウィル・ドゥとなりはずが、さすがに志望中学が灘ともなると覚悟が必要だった。
三重に戻ってからは、灘中受験なんぞ対岸の火事でしかなかった。
三重県からは過去3年間、誰も受かっていないらしい。
国語担当となる里恵の意見も聞いてはみた。
しかし、最後は俺が決めるしかなかった。
この1週間、灘の問題を見つめながら己の覚悟と対峙する日々だった。

寒い塾の廊下の踊り場で、俺は少年とお母さんに話しかけた。
「ウチの塾に入るか?」
「えっ、いいんですか」とお母さん、そして隣の息子を見やり、「良かったね」
「うん」 俺を見上げる男の子の顔が微笑む。
これで、責任の所在が明らかになった・・・鳥肌が立つのを感じた。
寒さのせいだけでもない。


さて、問題です。
今回は灘中ではなく、大阪星光学院からの出題。

A地点からB地点まで動く歩道があります。太郎君がこの動く歩道の上を歩くと、AからBまで36秒かかります。また、動く歩道の上に立ったままでいると、AからBまで63秒かかります。
① 動く歩道の速さと太郎君の速さの比を最も簡単な整数の比で表しなさい。
② 太郎君がAからBに向かって動く歩道の上を歩いていると、途中のC地点で故障して、動く歩道の速さがもとの4分の1倍になりました。そこで太郎君はすぐに歩く速さを1.5倍にしたところ、AからBまで42秒かかりました。この時、AC間とCB間の距離の比を最も簡単な整数の比で表しなさい。

俺は面積図で解いたが、それ以上のスピードと分かりやすい解き方はあるのだろうか?
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臼井のちょっといい話

2009年01月25日 15時57分20秒 | 卒業生

正月以来、家の布団で寝たのは3日だけ。
それでも朝だけは家で食事をするようにしている。
そんな一家団欒を叩き壊すような電話・・・誰か、塾にいらっしゃいました・・・娘のあいからだ。
塾に行くと3期生の智洋(日産部品)がいる。
2年ぶりだ。

「電話してくれたんが、あいちゃんなんや?」と智洋。
「ああ、人の子供の成長を見てわが身を振り返り、唖然とするだろ?」
「ほんまや。あいちゃんが生まれたのを記念してケーキ投げ大会をやったよね」
「ああ、あのときは古い塾の前でケーキが飛び交い、行き交う車からクラクション鳴らされて大変やった・・・そんな父親の愛を娘たちは一向に感じてないけどな」
「ははは・・・でも、あれから15年か・・・俺も歳を取るよな」

業界柄、臼井自動車の話になる。
「整備業界じゃさ、一代で築いた親父さんから二代目へのバトンタッチが難しいみたいでさ、初代が自分のお客さんを二代目となる息子さんに少しずつでも任せていけばいいんやけど、なかなかスムーズにいってないお店が多いんさ。でも、臼井さんとこは、俺は担当じゃないけど、担当者の話だと、かなりの仕事を息子さんに任せるようになったって言ってたな」
「まあ、親父さんがしっかりしてるからな」

臼井のちょっといい話だ。
臼井が家に戻ることになった時にお母さんが聞いたそうだ。
「給料はいくらがいい?」
聞けばお母さん、なにしろ念願かなって跡を継ぐために帰って来てくれ息子だ、かなりの金額を提示しようとしたらしい。
すると臼井が言ったそうな・・・「いくらでもええよ。でも、俺はウチで働いている人たちに比べたらまだまだ若い。だから、少なくとも皆より安くしてくれたらいい。金額はいくらでもいいや」

俺の話を聞いた智洋、「臼井みたいな奴が跡継ぎやったら、こんなご時世でも潰れることはないやろな」
「臼井が晴れて二代目になったら、オマエが担当すればいい。頼めば機嫌良く買ってくれるで」
「そりゃ悪いわ」
「かまへんかまへん、持ちつ持たれつやで」

智洋と話したノンストップトーキング・・・一挙に3時間経過。
自動車業界から製造業界を取り巻く三重県事情なんぞ、興味深い話が多かった。
詳細はまた改めて。

智洋の漏らした台詞が良かったね。
「こうやって僕と先生が長時間話していても、みんなが静かに勉強している。あれから何年も経ったけど昔と同じ・・・これって本当に不思議やな」
「オマエの勉強する姿勢に感銘を受けた4期生の臼井や邦博(外資系)や越知(旭洋)たちがウチの塾のイズムを構築していった。
「端緒はオマエがいたからさ」
俺は智洋の顔を眺めながら、塾を始めた23年前、お母さんに連れられて塾に入ってきた内気そうな子供の面影を探そうとしている。

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