『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

春華の二球目

2009年01月26日 19時43分06秒 | 大学受験

松阪から塾に戻ると春華(19期生・浪人)が姿を見せる。
取り出したのは東京学芸大学の資料。
一瞬震える・・・「センター試験こけたんか?」
押し殺した声で尋ねる。
「まあ、得意な生物でありえへんほどこけたけど、試験終わって泣いたわ、ほんとに。でも、ボーダー少し切ってるけど前期は横浜国立大学で勝負するわ」
「じゃあ、これ何や」
「やっぱ、浪人やん。後期はここ受けようと思うんやけど」
「東京学芸大学って全国の教職員の総本山みたいなとこやろ?」
「それもあるけど、教養系ってのがあって、国際理解教育課程の日本研究ってのがあるんさ」
「どんなことするねん」
「日本の歴史や、ある文化や伝統、あるいは宗教なんかが他の地方にどんな影響を与えたかとか、どうやって地方に伝播したりとか研究するんさ」
「それってオマエがやりたがってたこととほぼ同じやん」
「そうなんさ、でも・・・やっぱり横浜国立へ行きたいけどさ」
「で、俺に何をせえって?」
「後期の志望動機書、どんなことを書いたらいいか分からへん。だから、教えてください!」
「オマエはここに入学してどんなことを研究したいんや」
「ええっとね、京都人ってきっついって言うやん」
「ああ、昔下駄を鳴らして歩いてたら、『ええ音してまんな』って言われてさ、それを京都の友人に話したら、『そりゃ褒めてるんじゃない、やかましいって言ってるねん』・・・だってさ」
「そうそう、でもさ、伊勢の人もまたきついんさ」
「そうなん、知らんかったわ」
「それって、昔京都から伊勢にやって来た人がたくさんいてさ、伊勢に居ついたんやって。その名残が今も残ってるねん。つまり、京都人と伊勢人のルーツは同じなんや」
「えらい博学やな」
「この話は早稲田大学の教授が言ってたん、・・・でも、こんな感じのことを研究してみたいな」

本棚をまさぐり、埃を吹いて机に置く。
井沢元彦の『逆説・日本の歴史』(サブ・タイトルは卑弥呼は天照大神だった!)
岩波新書『日本の思想』(丸山真男著)
カッパ・ブックス『伊勢神宮の謎』
『伊勢人』の最終号、特集は春華の高校の大先輩、詩人の竹内浩三
そして、鼻谷が書いた伊勢新聞の記事の抜粋・・・津の大門にある『翁』の二代目の記事。
これが春華の後期の面接の武器になる。
そして、この武器を用いて俺が春華に伝授したこと・・・それは内緒だ。
しかし、・・・この武器を使わなくていいことを切に願う。

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三重高入試まで4日

2009年01月26日 13時35分44秒 | 高校受験
奥さんのお母さんが入院したため、奥さんは急遽大阪へ。
中川駅まで送り、足を伸ばして三重高までおんぼろエスティマを走らせる。
今週の金曜日、三重高を皮切りに私立高校入試が始まる。
試験終了後に生徒たちとどこで待ち合わせるか・・・適当な場所の下調べだ。
2年前の三重高受験、高校の前にあるサークルKの駐車場に車を置いたまではよかったが、大渋滞から抜け出すのに苦労した。
学習しよう・・・今年は少し離れたファミマで待機の予定。

今年、三重高を受験するのは専願の砂保、一般ではあいと星哉の3人だけ。
一番の危険牌の砂保はここに来てやっと点数が伸び始めた。
2年前の試験なら合格している。
しかし、去年なら落ちている。
星哉もまたボーダー上を浮遊する。
そしてあい、やはり特進合格の狭間を漂う。
あと4日・・・依然としてせめぎ合いが続く。

三雲の『プライス・カット』でピエンローの準備。
昨日購入した分は、昨夜のうちに無くなった。
居合わせたこなつとさつき(津高2年)の姉妹にれい(二浪)とあいの姉妹の食欲に驚嘆する。
白菜に鳥皮に豚バラ、そして雑炊用にご飯のパック。
奥さんが大阪から帰るまではピエンロー攻めだ。

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