背中が己を語る

去年の全県模試の結果がアップする。
今年のトップはこなつの194点、昨年のトップの由梨佳にたった1点なれどしのぎ勝ち。
そうして由梨佳の影響を最も受けたあいは192点・・・これまたたった1点に泣く。
真悠が149点、津高合格組で最も点数が低かった里歩の161点に12点差まで迫る。
そして真耶は津東１年の梨紗の127点に4点差・・・先輩の背中はすぐそこにある。

そして今年度の全県模試は明日５教科実施。
しかし、後輩のいる前でタラタラ遊んでいるドアホの中３が出たために、急遽授業は中止。
連帯責任で中３全員が英作文の暗記。
将来の夢を語ることにかけては一人前、ところが周りの視線を感じていない鈍感さ・・・口先だけの奴を誰が尊敬する！
誰が期待する！
そして、誰が背中を仰ぎ見る！

先輩たちの背中

全県模試の過去問が続く。
昨日は２年前の問題。
真梨子（21期生・津高２年）が190点で塾内トップだったやつだ。
この点数をあいとこなつが抜き去る。

この時期の毎日は俺にとっては塾内箱根駅伝。
過去の先輩たちの成績をにらみながら、今の自分が先輩たちの背中を見れる場所を走っているのかどうか・・・あるいは抜き去っているのかどうか。

そして今日が冬休みの正念場、去年の22期のメンバーたちとのしのぎ合い。
津高志望のあいとこなつにとっての相手は、由梨佳の193点、真奈の181点、亜里の180点、里歩の161点である。
そして津東志望の真耶には、梨紗の127点が立ちはだかる。
１年先輩たちの背中を眺めながら勉強してきた今年の中３。
果たして先輩たちを、そして「約束の地」を射程距離に捕らえているのかどうか・・・。

相可高校の作文

結香の作文がアップした。
相可高校の食物調理だ。
最近メディアの露出が激しく、今年もまた激戦区になるやもしれぬ。
それに対する布石は打ってきたつもりだった。
しかし、土壇場での想定外・・・調理師ではなく、パティシエになりたいとの希望。
つまりは同じ食物調理課でも、調理師コースではなく食文化コース。
地域密着をキーワードに調理師コースでの作文や面接を想定してきた俺にとっては辛い。
お菓子と地域に貢献・・・うまくスライドしない。
結香の調理師勝負なら、絶対に合格するような文面を考えていた。
地元・伊勢新聞社に就職した鼻谷が絶賛した作文だ。
まあ、内容は結香にも教えはしないが・・・。
しかし、そのラインが使えなくなった・・・パティシエが地域でどのように生きるのか？
県職員の甚ちゃんとも話したが、パティシエでの地域への貢献は限界がある。

ともかく、今まで何度も書き直させただけの価値はある結香の作文ではあった。
しかし、予想通りにインパクトがない。
ともかくは結香が主人公・・・彼女が進む道を露払いするしかない。
地元の食材・・・松阪に近々できる給食センター・・・こんなパーツを紡ぎながら勝負するしかない。