バージンロード

「彼」と久しぶりに食事をした。
久しぶりに時間をかけてのデートだったので話が弾む。


話のきっかけはなんだったか覚えていないが、
「俺とつきあっていることをどう思う？」と聞かれた。
私は、あなたといると楽しくて
目の前にある出会いを見過ごしいるんじゃないかなと
思うことがあると答えた。

「俺もずっとら族のそばにいてやれるわけではない。
離れてみるか？」といわれる。

でも、離れてみて今までなんども痛い思いをしてきたので
離れる気持ちはないことを伝える。


「いい人がいたら付き合えれば？
あっという間に結婚が決まるかもよ。
で。俺を結婚式によんでくれちゃったりして」

完全におちゃらけモードのふたり。

「いいねえ。どうせなら父親の代わりに
バージンロード一緒に歩く？」

「いいねえ。
恋人から夫へ『よろしくお願いします』と
手渡すなんてドラマだ！」

「そうそう。入場前のドアの向こうで
『身体はあの人のものになっても、
心は一生あなたのものよ』といって
キスをするなんて、素敵じゃない？」

「ドラマだ！！！」


という感じでばか話をした。
とても楽しい夜だった。



しかし。。。。。。


『きになることがあります。
ら族の出会いの機会を奪って申し訳ないと思っています。
いいのかな？少し不満でしょ？
遠慮無用ですからね』とメールが。

そしてまたメールが来なくなった。
落ち込むくらいならそんな話をするな
と叫びたい私。
おーい。どこに隠れているんだ？？