ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

病院格差

2016-07-18 16:41:42 | 身体のこと
「透析生活」のミケネコさんのブログをみていて、

5時間透析
2.1のダイアライザー、
血流が300
で、KT/Vが3.1


       


オンラインHDFをやっていて常に
2.6くらいから3.1とか。



3台という未知の数字があったのね。。


びっくり。。\(◎o◎)/!




ネットで検索しても
2000年ぐらいに透析医学会が出したKT/Vと死亡率の関係のグラフが
今もスタンダートの気配。

新しいグラフはないので、
KT/Vが2.1以上の場合どうなるかという分析結果がない。



長時間透析が良いといっても
近隣の透析病院は4時間透析がスタンダード。

除水量が多い人ぐらいだけが4.5時間できるとか。

夜間透析でなく、中間帯透析があるため、
最初の透析が始まって5時間で全部の透析を終えて
次の透析の準備をするにはそれしかないのかも。

時間が長く取れない分、ダイアライザーを大きくして
血流量をたくさん取るしかないのかもしれない。


うちの病院は最初の透析が始まって6時間で強制終了。

全員が5時間透析にするには、
最初の一時間以内に全員の穿刺を完了し、
透析を開始しないといけない。

そんなの無理無理。

それに透析液の使用量も増えて、
病院の出費が増え、利益が落ちる。
(ただでさえ赤字と言われているが。。)

ということもあり、
4.5時間は勧めても
5時間透析を絶対勧めない。

私の場合、β2が高くて、
ほかに方法がなくて黙認した感じ。

それでも下がらなくて血流量を上げて
膜も大きくしたのよね。。。



私もKT/Vは1.4以上あれば良いという
古い基準に洗脳されていて、
昔は1.4出すのも至難の業だったので、
1.6あれば十分と思っていた。

1.6あってもカリウム・リンの落ちが悪くなって、
KT/Vよりもどうやってカリウム・リンを落とすが
と考えて透析を長くした。

もし、カリウム・リンの落ちがよかったら
透析時間を長くしたほうが良いなんて考えなかった。


また、古い古いKT/Vと死亡率の関係のグラフが今もスタンダート
ということは、病院の経営に響くから、
「良い透析」を推進できないからそれしか
出せないのかもしない。


だから、1.4-1.6で良いという基準が残っているのか。




ただ、短時間透析でKT/Vが良くても
透析終了後2時間、4時間後のデータは
5時間透析で同じ値のKT/Vの方が良いという。

それだけ末端まで透析ができているから。

KT/Vが良くてもそのような見せかけのデータということがわかる。



といっても、ミケネコさんは5時間透析でオンラインHDFもやっているから
そういうことはない。






それでもうちの病院は自慢できることがある。
透析液の水質管理が良いってこと。

ほかの病院で透析している友達は
どの人も「関節が痛い」いっていて、
痛みで眠れない・可動性が悪いと言っていた。

うちの病院では、そういうことはない。



病院格差。

病院の経営状態によって左右される。

長時間透析をしてくれるといっても
透析液の管理が悪かったら、
予後もよくない。

長時間透析をしてくれないといっても
透析液の管理がよかったら
予後も良くなる。

病院の利益はどこから
生み出されるものなのか。。

微妙。。。。




通院している患者が元気であれば
良い病院という判断ができると
なにかで読んだけれど、
長く通わないと判断できないよね。。


どこでも同じ条件で透析って
永遠の課題だね。





で。。血流量UPのお願いは
「なんで必要なの?」と聞かれても
数字的根拠を示すことができないので
無理だろうな。。。。

ミケネコさんの3.1に迫ることは
絶対無理。。。。。。。。。。。



KT/Vだけのデータが全てじゃないし。
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