仕事で労働安全衛生法で定める特別教育に
関わることがある。
今回、ベトナムの外国人技能実習生が
特別教育を受けたいとの申し込みがあっ た。
日本語は片言で通訳は用意する。
また外部でこの方法でほかの特別教育の
修了証を得ているとのことだった。
通訳付き?
で。。最後の確認テストはどうするんだ
と思いつつ。。。
外国人技能実習生の扱いについて
いろいろな報道がある。
実習だからと低賃金、
労働基準法違反の長時間労働。
希望の職種とは違う職種での作業。
帰国後、役に立つような
実習をしているんだろうか、
この仕組み自体、都合の良い労働者の
受け入れのためにあるんじゃないかと
という思いが私の中にある。
この実習生の会社では、
日本でも戦力として使おうとして
教育をつけさせようとしている。
なんという志なんだろうと思った。
見よう見まねの作業より
確認テストは日本語がわからなくて
落ちてしまっても
ちゃんとした知識を身につけることが
できれば。。
だったら受けてもいいんじゃないかと思った。
もちろん、確認テスト不合格は
作業をしてはいけない。
それはわかっているけど、
彼らにとって日本語の壁は厚い。
しかも会話でなくテストだ。
理解とペーパーテストは違う。
それに日本語の読み書きができることには
彼らは帰国してしまう。
だったら、今、受講するべきだと
私は思った。
わが上司は、
通訳なしで読み書きできない限りは
受講は受け付けないと回答した。
通訳ありなら
ペーパーテストは、
通訳が問題を訳しても
答えは日本語で書けるか?
通訳が教える可能性もある
ということだろう。
これに対して、
申し込んできた会社は、
いろいろな経路から
断った上司本人から電話が欲しいと
依頼してきた。
それでも答えは受け入れない。
すると、その会社は本社に
「語学が不自由だからといって
教育をうけさせないというのは
業務の怠慢であり、
外国人技能実習生に対する人権侵害だ」
と苦情を申し入れた。
ベトナム語のテストを用意するべきだったかも
しれない。。。
ホント、この会社の外国人技能実習生に対する
志と責任感はすごいものがある。
これがあるべき姿かもしれない。
この事態になっても
「日本語の読み書きができない
外国人の受け入れは不可」
といっているわが上司。
長い物には巻かれろとは言わないけど、
技能実習期間を考慮して、
特別教育を受けさせてあげるべきだと思うが。。
日本は日本人だけで産業を回していくだけの
人口がない。
本当は技能実習生というグレーな制度でなく、
外国人労働者として
受け入れないといけない時期が来ていると思う。
ということで当分このネタで
荒れそうな雰囲気。。