快晴。冬晴れの空。
「鷗外歴史文學集 第十二巻」で鷗外の作った漢詩を読む。
やはり鷗外というキャラクターは思ったより「俗物」かも。
娼妓に惑わされエリスに追われ「欧行メンバー」での若さを自負し。
自らが採り上げた過去の人物たちに比べて
残念ながら彼の漢詩はいかにも「卑俗」な趣き。
こうして「実物」に接するといろんなことがわかる次第。
「イメージ」だけで他者を量るなかれということか。
ヴィンチェンゾ・ナタリ「ハウンター」(’13)を観る。
「キューブ」(’97)が懐かしい監督の作品。
思ったより悪くない印象。
いわゆる「地縛霊」の悪行に立ち向かうのが
彼によって死に至らしめられた「死者」だというのがいくぶん新しいかも。
基本は「家族と犠牲者たちへの愛」でもあり。
主人公で娘のアビゲイル・ブレスリンの「生真面目さ」と魅力が中心。
「リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班」のピーター・アウターブリッジが父親。
「青白い男」スティーヴン・マクハティの迫力がなかなか。
97分という作品の長さも好ましく。
「haunted house=ホーンテッド・ハウス」が「幽霊屋敷」であるのは有名。
「haunter=ハウンター(正式には「ホーンター)」は「幽霊」の意味らしい。
「安直なネット検索」にはなかったので久方ぶりに昔使っていた辞書を引いてみた次第。
これまた調べてみないとわからない「事実」。
なぜ「ハウンター」という「ローマ字読み」タイトルにしたのかは不明。
どうせ「意味不明」なら「ホーンター」でいいのに。
本作は冒頭の「同じ状況を繰り返すこと」が主に紹介されているのだけれど
それはむしろ「的外れ」であることにご注意。
普通に和訳して「幽霊」じゃインパクトがないと宣伝部は思ったのか。
そこで知恵を絞るのが本来の仕事のはずなのに。
さて。
JOC竹田会長が贈収賄でフランス捜査当局の「標的」に。
「同じような疑惑」ならゴーンだって無罪だろうという「圧力」と思えばいいか。
予想通りの展開で面白い。
さらに「外圧」をかけていただきたいと思うのみ。
それにしても。
「中世並みの人権無視」を行っておきながら
堂々と「捜査には必要なこと」という検察あるいは警察の「無能ぶり」よ。
ヨーロッパの「歴史」についての無知も明らかに。
「洋才」を知らずして「和魂」もないもの。
圧倒的な「劣化」は厚生労働省も同じく。
もっとも「お上の崩落」を楽しむ前に「われわれのチェック義務の無さ」も同様に。
要は「まともな仕事ができない」という意味においては官民を問わず。
現代にはびこる「インチキの数々」についてはきちんと考えたいところ。
「鷗外歴史文學集 第十二巻」で鷗外の作った漢詩を読む。
やはり鷗外というキャラクターは思ったより「俗物」かも。
娼妓に惑わされエリスに追われ「欧行メンバー」での若さを自負し。
自らが採り上げた過去の人物たちに比べて
残念ながら彼の漢詩はいかにも「卑俗」な趣き。
こうして「実物」に接するといろんなことがわかる次第。
「イメージ」だけで他者を量るなかれということか。
ヴィンチェンゾ・ナタリ「ハウンター」(’13)を観る。
「キューブ」(’97)が懐かしい監督の作品。
思ったより悪くない印象。
いわゆる「地縛霊」の悪行に立ち向かうのが
彼によって死に至らしめられた「死者」だというのがいくぶん新しいかも。
基本は「家族と犠牲者たちへの愛」でもあり。
主人公で娘のアビゲイル・ブレスリンの「生真面目さ」と魅力が中心。
「リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班」のピーター・アウターブリッジが父親。
「青白い男」スティーヴン・マクハティの迫力がなかなか。
97分という作品の長さも好ましく。
「haunted house=ホーンテッド・ハウス」が「幽霊屋敷」であるのは有名。
「haunter=ハウンター(正式には「ホーンター)」は「幽霊」の意味らしい。
「安直なネット検索」にはなかったので久方ぶりに昔使っていた辞書を引いてみた次第。
これまた調べてみないとわからない「事実」。
なぜ「ハウンター」という「ローマ字読み」タイトルにしたのかは不明。
どうせ「意味不明」なら「ホーンター」でいいのに。
本作は冒頭の「同じ状況を繰り返すこと」が主に紹介されているのだけれど
それはむしろ「的外れ」であることにご注意。
普通に和訳して「幽霊」じゃインパクトがないと宣伝部は思ったのか。
そこで知恵を絞るのが本来の仕事のはずなのに。
さて。
JOC竹田会長が贈収賄でフランス捜査当局の「標的」に。
「同じような疑惑」ならゴーンだって無罪だろうという「圧力」と思えばいいか。
予想通りの展開で面白い。
さらに「外圧」をかけていただきたいと思うのみ。
それにしても。
「中世並みの人権無視」を行っておきながら
堂々と「捜査には必要なこと」という検察あるいは警察の「無能ぶり」よ。
ヨーロッパの「歴史」についての無知も明らかに。
「洋才」を知らずして「和魂」もないもの。
圧倒的な「劣化」は厚生労働省も同じく。
もっとも「お上の崩落」を楽しむ前に「われわれのチェック義務の無さ」も同様に。
要は「まともな仕事ができない」という意味においては官民を問わず。
現代にはびこる「インチキの数々」についてはきちんと考えたいところ。