退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「漢詩もしくは漢語の魅力と楽しいB級映画」について

2019-01-19 03:33:23 | Weblog
晴れ。やや風が吹く。

「鷗外歴史文學集 第十三巻」を読む。

ようやく本シリーズも読了に至った次第。
最終巻も鷗外の漢詩だけれどやはりあまりピンと来ず。

昔の人々の作品と比べて「軽い」という印象が拭えずに終わる。

こうなったら漱石の漢詩を読んでみるべきか。
あるいは今まで読んだことのない漢詩人の方がいいのか。

まとまって読んだのは李白、杜甫、白居易、陸游、蘇東坡くらい。
こうしてみると唐に偏っているような。

「四書五経」ではなぜか「論語」と「易経」だけという中途半端さ。
このあたりは「老後の愉しみ」にしておくとしよう。

おそらく本来ならそちらを先に読んでおくのがいいのだろうけれど
そこはそれ「生来の怠惰」と「濫読癖」によるもので仕方がない。

とはいえ簡潔に描写できる漢語に魅力を感じずにはいられず。
欧米は何しろ長いのが基本だから。

TVでスティーブン・カンパネッリ「その女諜報員アレックス」(’15)を観る。

オルガ・キュリレンコはウクライナ出身のモデルで6か国語を操る才媛らしい。
かつてはボンド・ガールも務めた今年40歳になる女優。

この監督はアクションをよくわかっている感じ。
もっともカット版なので部分的にわかるのみ。

主人公とそれに敵対する男との関係がなかなか。
どこかSMの匂いがしないでもなく。

悪玉の上院議員にモーガン・フリーマン。
余計に「セクハラ感」が強まるのも今となっては微妙。

楽しいB級作品。
「拾い物」をするのはいつでもうれしい。
コメント
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