退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「漢語の世界に浸ることと好ましいマンガのドラマ化あるいは『物語』は終わるが『現実』は続くこと」について

2019-01-26 03:58:47 | Weblog
晴れ。寒さはそれほどでもなく。

「文選 詩篇(一)」を途中まで読む。

漢語の世界に身を浸すのみ。
こちらのアンテナのせいか今のところ心に残る詩はなく。

もっとも「王を称える詩」にあまり魅力を感じないせいかも。
できればそこに「人生」があった方が好ましい。

ドラマ「フルーツ宅配便」を観る。

ビッグコミック・オリジナルの鈴木良雄原作。
今日も久方ぶりの喫茶店で読んできたばかりなので興味をそそられて。

濱田岳、仲里依紗、前野智哉、徳永エリ、山下リオ、北原里英、
原扶貴子、荒川良々に松尾スズキ。

これまでのゲストに内山理名、成海璃子、うらじぬのなど。

監督は「孤狼の血」(’18)の白石和彌。
オープニング・テーマにEGO WRAPPIN'の「裸足の果実」。

デリヘル「フルーツ宅急便」を舞台に繰り広げられるドラマ。
テレビ東京プロデューサー濱谷晃一の「構想2年半」の結実や如何に。

原作の「ちょいとゆるい独特の絵の雰囲気」を出すのは難しいか。
今日観た第3話は「シングルマザー風俗嬢の悲哀」に頼りすぎていたかも。

これだけのメンバーを揃えたのだから今後の展開に期待したいところ。

深夜ニール・バーガー「ダイバージェント」(’14)をTVで観る。

「無欲」「平和」「高潔」「博学」「勇敢」の5部族に分かれる未来。
それぞれが怖れるのは「どこにも属さないダイバージェント」。

「権力を握りたい者たち」は陰謀を巡らし。
「派閥の忠誠テスト」も行われる中。

最後は「愛の力」か。
「正義」が行われその行方も知れず終わる。

この「カタルシス」は「物語の終わり」としてはいいけれど。
これが現実になるとまたさまざまな派閥が再び顔を出すことになり。

アフガニスタンでは実際にそれが起き今も混迷したまま。
「答え」のない現実にどこまで対処できるのかは微妙。

誰もが安楽に暮らしたいだけのわずかな望みが叶えられないのはなぜか。
こういう問題にこそ「集合知」を。

いたずらな「無知とコミュニケーションのなさ」が「敵」を作ることを忘れずに。
「どうしたらうまくいくのか」についてさまざまなアイデア競争をしたいもの。

「自分以外のもののせい」も「否定」もあまりに安易すぎる。
それゆえに誰もが「陥りやすい罠」であることを知っておこう。
コメント
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