昭和記念公園の砂川口から「こもれびの池」などを見つつ「こもれびの里」に進んでいくと、なにやら数人の人が地面に向かってうずくまっていました。
上の写真では2人ですが、最初は4~5人くらいずらりと並んで、こちらからはお尻しか見えないんです。
この人たち、何をやってるのかな~ 何か撮影しているようなんですよ。
見れば、何やら小さな白い花みたいなものが群生しているようですが、そんなにきれいな物とも思えず・・・ただ、とても小さいのできっとこうやってすぐ近くで撮影するときれいに写るのでしょう。
人が群がっていると、何だ何だ?貴重なものなのか?じゃあとりあえず私も撮影しようかな? なんて思いますが、「なんなんだろうね?」と夫と不思議がっていると、通りすがりのおじさんが「セツブンソウですよ」と教えてくれました。
そうと聞けば、すぐに「節分」をイメージし、そうか2月の節分の頃に咲く花なんだな、と一瞬に理解(?)したのでした。
最初に見つけたときには、たくさんの人が取り囲んでいて近づくこともできず、離れたところからとりあえず写真を写しました。あとでトリミングしてみよう。
なんか、ただ白いパラパラです。
絵にならんな~
トリミングしましたよ。
さらに、これでどうだ!?
おお、これがセツブンソウというものですね。
セツブンソウのことを調べると、関東以西の太平洋側、落葉広葉樹林体の木の下などに生えていて、石灰質の土を好むそうです。キンポウゲ科セツブンソウ。山野草。多年草。あまり無いので絶滅危惧種。
だから貴重で皆さんが撮影しているのですね。
1つ知識が増えましたが、そういえば、いつも読ませていただいているブログにも確か「節分草」の写真があったような?と思って探してみるとありました。
このへんでは、神代植物公園・野川公園・薬用植物園などにもあるようです。
花びらの枚数が色々というのが特徴の1つでしたんで数えましたよ。
花びらがいっぱいあるものもあるんですね。自然の群生地は滅多に見られないですね。
そういえば、昭和記念公園でうずくまって、地面に貼りついていた人たちも、撮影だけでなく花びらの枚数を観察していたのかもしれませんね。