山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

貧乏が美徳という考え

2020-07-01 23:18:58 | 日記2020

私の知り合いの娘さんは、数年前に結婚したのだが、結婚生活がうまくいかず離婚を考えているそうだ。
性格も合わないらしいが、相手がお金持ちだと思って結婚したところ、借金しかなかったのだという。
但し、話を聞いてみると、借金というのは1億円くらいする家のローンであって、年収は2000万円くらいあるそうなので、それだったらすごい高給取りで、全然問題ないようだ。

しかし、本人としては、周囲がお金持ちばかりで、奥さんたちは優雅に遊んでいる人ばかりなのだそうで、そういう人に比べると、自分がみじめになってしまうらしい。

つまり、玉の輿を狙っていたのだが、失敗してしまったということで、相手に騙されたと思っているらしいのだ。
でも、離婚したからといって、代わりにもっとすごいお金持ちと再婚できるわけでもなかろう。

世の中には、こんな人も結構いて、多くの人はやはり裕福な人と結婚したいと思って相手を選定しているのだろう。

それに比べて、私はどうして、平気で貧乏人と結婚してしまったのだろうか?とふと考えたのだが・・・

そういえば、私の中には「裕福になるべきではない」というような潜在意識があることに気づいたのだった。

それは、子供のころから聞かされているおとぎ話や昔話では、欲に目がくらんだ悪者と、欲のない正直者の話が普通だったからである。

また、貧しい者が富を手にすると、人間が変わってしまい、昔の優しさを忘れて傲慢な人間になる、というストーリーも多い。

だから、欲のない人間がすなわち心の美しい人間で、質素に満足して暮らすのが人間として望ましい姿なのだと、私は思っていたのである。

しかし、

よく考えてみれば、多くの物語では、無欲で働き者で心の美しい人間は、結局富を手にするのであった。(例えばシンデレラが王子様と結婚するとか。)

現実には、そんなことはあり得ないし、ある程度の収入を得ようとか、富を築こうとすれば、それなりの計画と実行が必要なのである。

そして、自分もできたらお金持ちのほうがよかったなあ~とつくづく思う。このまま貧乏人で一生を終える見込みとなって、初めて気づいた。

そうして、なんでお金持ちと結婚しようなどと思わなかったかと思えば、無欲が美徳だという子供の頃の教えに縛られていたからなのだろう。

知り合いのお嬢さんは、金持ちと結婚して裕福になりたいという考えに縛られていると思うのだが、逆に私は貧乏が美徳だという考えに縛られていたのであった。

今気づいても、もう金持ちにはなれない・・・

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