山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

10 スバル(エコプロダクツ2015)

2015-12-18 23:41:49 | 産業・技術


トヨタの隣がスバルでした。

スバルは、毎年、大きな車がドカンと置いてあって、それを男性たちが見ているというイメージでした。

どうしたって、女性が運転する車じゃないですから、女性の見学者も少ないです。

今年は、トヨタのブースのすぐ横に、こんなものが展示してありました。



廃棄したタイヤを細かくして、道路の舗装の材料に混ぜた利用法です。

アスファルトだけだと、道路が凍って、つるつるになってしまうそうですが、タイヤの材料が混じっていると、凍らずに、道路の表面がすべらないため、安全に走れるそうです。

左側は、もっとやわらかくふわふわな感じのものでした。

昨年まで、スバルは、こういう展示はしていなかったと思うので、ちょっとした変化だなと思いました。



車は、「インプレッサ SPORT HIBRID」

重心が低い。
優れた重量配分。・・・スバルが得意とする技術のようです。

ハイブリッドなので、ガソリン走行とEV走行。
回生ブレーキ。・・・減速するときのあまったエネルギーを電気に換えるんだっけ?

スバルを見ていたら、トヨタで燃料電池の実験が始まったので、またトヨタに戻りました。


9-3トヨタ(エコプロダクツ2015)

2015-12-18 00:07:27 | 産業・技術
トヨタの「燃料電池」以外の展示です。



新型プリウス。



変わった色でした。






工場で道具を使うときに、重力などの自然法則で、使いやすい位置に自動的に移動する装置。

(以前、デンソーでもこういうのを展示してありました。)



これは誰?

トヨタのキャラクターなのかな?

トヨタの展示は盛りだくさんで、しかも大人も子供も満足できるものだと思います。

燃料電池の実験を見学して、エコバックをもらってきました。

大人でももらっていいのかな?と思ったのですが、他にもらっている人がいたので、私ももらっちゃいました。

バッグは無地のところに、自分でハンコの絵をスタンプするようになっています。この子のハンコスタンプを押してきました。


9-2 トヨタ(エコプロダクツ2015)

2015-12-18 00:05:48 | 産業・技術
トヨタの続きです。

「燃料電池」の実験を見ました。



最初、こんな車の模型や実験装置が陳列してありました。おじさんたちが興味深げに見ていました。



まず、ペットボトルの中に水(なんかの水溶液?)が入っており、2本の棒(鉛筆の芯らしい)があります。

これを電池につなげて、電流を流すと、ペットボトルの中の棒が電極になり、それぞれに泡がついてきます。



今度は、電池を外し、そこに電子メロディーの機械をつなぐと、音が出ます。

このペットボトルの中が電池になったということです。



鉛筆の芯の表面はボコボコしていて、泡がつきやすいから、電池になるのだそうです。・・・よくわかりません。

(水溶液は、たとえば硝酸カリウム等であり、プラスに酸素、マイナスに水素が着くらしいです。←後日、別のところからの情報)

この原理でできた、燃料電池の装置があります。



太陽光パネルで発電し、水溶液を電気分解して水素と酸素を生成します。水素は水素タンクに、酸素は酸素タンクに貯蔵します。



こちらが、本物の実験器具です。
ソーラー電池で酸素と水素に分解されたものが、再び一緒になるときにエネルギーが発生し、右側のプロペラが回っています。



燃料電池自動車は、あらかじめ作って貯蔵してある水素タンクの中の水素と、空気中の酸素を使って反応させ、そこで発生したエネルギーを電気にして走らせるものです。



排気ガスは出ず、酸素(O2)と水素(H)が合成してできた水(H2O)だけが排出されます。



実際の車の模型で試すと、車輪が回り、車輪の向きも変えられます。



子供たちが試しているところです。
スペースがないので、実際に車を走らせることができずちょっと残念そうでした。

子供数人が参加し、その後ろに大人たちも興味深く見物しました。

しかし、よくわからないのは、結局「水素」を作るときには、電池やソーラーパネル等の別のエネルギーが必要なことです。そうやって作った水素を使っているので、水素を作る段階で使われるエネルギーの元が化石燃料であれば、そこで二酸化炭素を排出しているはずです。

それならば、どこかで作った電気を充電して走る電気自動車とおなじようなもんです。水素の場合は、一度の充填での走行距離が長い点が良いくらいです。

内燃機関(エンジン)の車は、クルマの中で直接化石燃料(ガソリン)を動力にしているということです。
そして、車から二酸化炭素を出しています。

燃料電池車は、究極のエコカーとか言いますが、それほど画期的なものなのか、よくわかりません。
手品のように水と空気がついたり離れたりして簡単に走るわけではないようです。

ただ、不安定な太陽光や風力でも、たくさんあるときにそれを利用して水素を作っておけば、貯蔵した水素をエネルギーとして使うのに都合が良いのでしょうか?

どっちにしても、現状の燃料電池自動車は、コストがすごく高いようです。発電効率や耐用年数などもどうなんでしょうか。安全に水素を取り扱う設備などにも費用がかかりそうです。水素の生産、水素ステーションの設置なども課題が多いです。

国や自治体が補助金などを出したり、公用車として発注したりしているようですが、どうなるんでしょうね。