山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

「凪」

2015-12-11 17:54:39 | お題
私の今年1年を漢字1文字で表すと・・・と考えて、
思い浮かんだ文字が「凪」(なぎ)だった。

「凪」は、風などがおさまって静かになっていることを言う。
別に、以前が風雨や波で荒れていたわけでもないので、いつもと変わらず平凡の「凡」かな?とも思ったのだが、
なぜ「凪」かというと、
「凪」というのは、永遠に続くものではないからだ。
それよりも、つかの間という感じさえする。
一時的に平穏になっているというイメージである。

ここのところ、子供も自立し、実家で1人暮らしをしている母も元気に暮らしてくれていて、私は自分の自由な生活を謳歌している。
お金は充分ではないので、贅沢はできないが、日常の衣食住に困ることはない。
疲れはてるほど働いていないし、ささやかな趣味を楽しむくらいの余裕はある。
だから、こじんまりと幸せにくらしているのである。

でも、この平穏はいつまで続いてくれるんだろうか?という不安がある。
実家の母も、年が明けると84歳になる。うまくいったら90歳くらいまで元気にいられるかもしれないが、なにぶん80歳を超えているとなると、安心はできない。

また、夫も来年は65歳になるが、長年の夜勤のせいで、身体にガタがきているようなのである。
高血圧・糖尿病予備軍・動脈硬化・緑内障・飛蚊症・前立腺肥大等、いろいろある。
しょっちゅう具合が悪いと言っており、休みの日は病院通いで、完全に老人化している。
薬をいっぱい飲んでいて、医療費や薬代がバカにならない。

近所の70代の悠々自適の老人のほうが全然元気はつらつである。
顔にも張りがあり、姿勢もしゃきっとしている。

夫の顔はしわくちゃで、背中が曲がっている。
一年中首に湿布を貼り続けている。首が凝りっぱなしなのである。

かといって、まだ病気ではない。
しかし、いつ病気になるかわからないし、
病気にならずとも、このまま老化していったら、どうなってしまうんだろうと不安になる。

いつまで、この平穏な毎日が続いてくれるかわからないのだ。

夫は、来年の誕生日がくると、厚生年金がもらえるようになるから、退職して夜勤もなくなれば、身体が楽になり、その辺に住んでる老人のように元気になるかもしれない。

私自身もこのごろは、年齢とともに、いろんなことができなくなってきている。
草取りや掃除をすると腰が痛くなるし、新しいことは全然覚えられない。

でも、なんとか、子供たちも順調に歩み、家族みんなが無事に過ごせますように。

今の「凪」が続きますように、と思う。