山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

不思議な記憶

2006-02-25 18:15:37 | 未分類過去
私の記憶では、幼稚園の時まで暮していた借家の玄関の外のわきに、木の格子でできた小さいウサギ小屋が置いてあって、そこで一匹の白ウサギを飼っていた。そのウサギには、野菜屑やおからなどを与え、母はウサギは水をやらなくていいんだ、と言っていた。
そのウサギは、引っ越すときに親戚の伯父がトラックの荷台にそのままのせてきたところ、途中で飛び出して、逃げてしまい、見失ったという。
山で草でも食べて生きていればいいが、というような話だった。

ところが、最近、そのウサギの話を母にしたところ、母は引越し前の借家ではウサギは飼ったことがないという。そんなウサギは飼った覚えはないし、引越しで持ってきたという記憶もないそうである。
母は昔、自分の実家ではウサギを飼っていて、それはペットではなく食用だったそうだ。

私が子供のころ、新しい家でウサギを飼おうとしたことはあった。父が子ウサギを山から捕まえてきたのだ。茶色くて小さくて、かわいかった。しかし、そのウサギは最初は部屋の中を飛び回っていたが、物を与えても全然食べようせず、なぜか石油ストーブの足の底面の溝にこぼれてたまっていた石油をなめた。そして、翌日には死んでしまった。
母も私もその記憶は一致していた。
今思えば、ちゃんと乳離れしていなかったのだろう。かわいそうなことをした。

昔飼っていた白ウサギについて、果たして母の記憶が無くなってしまったのか、私が架空の記憶を造っているのか、まったくわからない。
私にはそのころのウサギ小屋の情景まで思い出せるのだが、母から当時の記憶がごっそり消えているとしたら、母の脳がおかしくなっちゃったのだろうか?
でも、私にはウサギの名前についてまったく記憶がないので、それも不自然だ。
本当に飼っていたのだったら名前があったはずである。

引っ越したころのことはミステリーが多い。
今度、姉に聞いてみよう。

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喪失した実際の記憶

2006-02-25 17:48:06 | 未分類過去
子供の頃のことを思い出すと、ある時期の記憶が喪失していることにこのごろ気づいた。

それは、私が幼稚園のときに、新しい家を建て引っ越したころのことなのだが、出来上がりそうになっている新しい家を見に行ったことは覚えているものの、引越しの日のことはまったく記憶にないのである。

そして、本当に最近気づいたことなのだが、私が幼児のころ古い家でかわいがっていたピンクのふさふさした毛の「ピコちゃん」という犬のぬいぐるみが、新しい家に来てからはなかったということである。ぬいぐるみを店に買いに行って、それを選んだときの嬉しさはよく覚えている。そんな記憶さえあるのに、その大事なものがなくなっていることについて何年もまったく意識も記憶もないというのが不思議でならない。
私にはそのほかに、同様にかわいがっていた母が作った象の「ジャンボくん」というぬいぐるみがあったのだが、そのぬいぐるみは引っ越した後もあって、古くなったので飼い始めた仔犬におもちゃとして与えたところ、犬がぼろぼろにしてしまい、ショックを受けたのは覚えている。
だから、何よりも大切にしていた「ピコちゃん」がなくなったり、処分されたりした時のことを覚えていないのは絶対におかしい。
つまり、私は何かが原因で、自分で自分の記憶を排除したのではないかと思う。
もしかしたら、ピコちゃんを失った悲しさを乗り越えるために、そのこと自体の記憶を排除してしまったのではないだろうか。
引越し後もピコちゃんはあったのに、放り投げておいて知らないうちに親が処分して、それにも気がつかなかった、なんていうことは考えにくいと思っている。

ところで、その引っ越したのは2月で、幼稚園の卒園を前にしたころだが、私は通っている幼稚園が遠くなったために何回か慣れないバスで通ったのを覚えている。しかし、そのうち体調を崩して発熱などし、何日も治らず、卒園式にも出ないまま終わったらしい。小学校の入学式には、なんとか回復していたという記憶がある。

思うにそのころの記憶が途切れているといえる。
しかし、家族の口からは、特別な出来事があったと聞くことはなく、ただ、引っ越したあと風邪をこじらせてなかなか治らなかったね、と言われているので、何かを隠されているようでもない。

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白紙のテスト

2006-02-25 17:14:17 | 未分類過去
みんながテストをやっている間に、自分はいったい何をしていたのだろうか。
たしかに、教室でみんなと一緒にテストを受けていたのに、
私は最後の地理のテストをまったく解いていないのだ。
しかし、もう時間は過ぎて、先生が回収してしまった。

まってください! 
私もやっていたはずなんですけど、
私のテストがないんです。
時間が足りない・・・
急いでやらなくちゃ!

どうして?
みんな、いつのまに解いたんですか?

おかしい、
時間は一科目分何十分もあったんだから
何も解いていないなんてことはありえない。
この空白の時間、私は何をしていたのだろうか?

思い出せない。
記憶がない。

もうテストの時間は過ぎているから、
いまさら解くことはできない。
もうとりかえしはつかない・・・

というところで眼がさめた。

このごろ、無い記憶を思い出そうとする夢をよく見る。
演劇で舞台の上に立っているのだが、まったくせりふを覚えていない夢もよく見る。

考えて見れば、夢の中の時間空間で、
それ以前の記憶がないのはあたりまえなんだ。
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