
■ホウライカズラ・お初です。■
同じ山へ続けて行っても沢山の目と植物知識をもった博学の先輩がいることで全く違った植物を見る事ができます。今回一番うれしかった植物は「ホウライカズラ」を見られたことです。花友達が「実を見た」とブログに上げていてそれを見たときから「今年はこれをみよう!」と目標を立てていたのです。長い間散策をしていて「もう見るものがなくなったのであまり興味がなくなった」と言いつつ参加されている人がいますが、それはとっても可哀想な方。自ら目標を立てられないとは「なんとまあ!」と思ったことです。
今年見ようと思っていたのを一昨日、何か所でも見られたのですから気分よろしい。只見るだけでは長年見ていると面白くないわけですよね。





ホウライカズラ(マチン科・ホウライカズラ属)
常緑のつる性の木本。 常緑樹林内に生える。 枝は緑色で無毛。
葉は単葉で対生。 葉身は卵状楕円形~長卵状楕円形。 長さ5~10cm。 幅2~5cm。
革質で光沢があり、厚い。 表面は緑色~濃緑色。 裏面は淡緑色。 両面とも無毛。
葉縁は全縁。 葉先は鋭尖頭。
葉腋に白色の花を1~2個付け、下垂する。 花冠は5裂し、裂片は反り返る。
おしべは5本で淡黄色で目立つ。
果実は直径約1cmで液果。 橙色に熟す。
なぜこの実・花を見たいかといいますとガガイモ科のサカキカズラと一見すると似ているからなのです。近縁でもないのに葉の着き方・葉がにているので見ておきたい理由。ガガイモ科大好きなのでその周辺を探っているわけです。
それと名前・・蓬莱。何か良い響きがしますよね。
蓬莱とはは中国の伝説にある不老不死の蓬莱山の蓬莱のことです。(普通に見られない珍しい植物なので、しゃれてつけたのだろう)と牧野図鑑では書かれているそうです。
珍しい植物ではなく高知県内の分布を植物誌でみると沢山ある。けれどだれかれに気が付かれない植物のようですね。次は花咲く時期に楽しむことにしましょう。綺麗な此花を見ようというだけで見て行くと楽しみが減ってきます。目標・目的を掲げていると次々と楽しみが広がってくると思います。わたしは植物を楽しむことを「老後の楽しみ」としたいので「興味が薄れた」とかはいわないでしょう。

ハルリンドウ
1つしか咲いていません。よほど気の早いのがいたのでしょう。

タンキリマメ

ミツバベンケイ

ミヤマウズラ

ヒメハギ(右上のピンクはキツネノマゴの花)

カヤラン
花芽が明瞭にでています。

コカモメヅル(袋果のみにになっていました)

ヤハズマンネングサ
これなどはゆるりと歩いたからこそ見つけられたものです。
他に今回みられたのがホタルカズラ。シロバナハンショウヅル・タカネハンショウヅルです。
歩いて頂上についてのご褒美は展望所からの雪景色です。午後になっていたので雲が上がってきていましたが山並みはまずまず見えました。

石鎚山
そして帰りにみたウメ・サクラ


サクラに囲まれた桑田山集落

ヒマラヤユキノシタ満開~です。
おまけはこれも今年みたいものだったザイフリボク。

昨年の4月の例会に参加できず見逃した。高知ではあまりないこの場所の確認と今の状況。満開時には真っ白になる木が今は裸木のよう。1ヶ月先の楽しみがあります。
嫌な事があまりにも多いので情けなくなります。でも、それだけの事しかできない人を哀れんだり、可哀想だと思っても仕方ないです。
楽しく暮らしましょう。